図書館司書、進む非正規化 年収は正規の3割 異例のストライキ予告も 2019/1/16 10:48 (2022/12/12 14:22 更新) [有料会員限定記事]
「成功モデル」ともてはやされた佐賀県・武雄市図書館。えげつない側面が指摘されている。 同館は、明るく開放的な読書スペースに、お洒落なカフェや新刊書店とレンタル店を併設した“新感覚の図書館”として話題を呼んだ。レンタルビデオチェーンTSUTAYA(ツタヤ)を展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が運営していることから、通称「ツタヤ図書館」とも呼ばれている。 ツタヤ図書館は、10月に神奈川県海老名市に誕生したのに続き、来春には宮城県多賀城市にもオープンが予定されている。今後、全国各地に広がっていきそうな気配だが、その勢いとは裏腹に、CCCに対する批判が日を追って激しくなっている。いったい何が問題となっているのか、あらためて整理したい。 系列会社から古本を大量購入? 「よそが捨てたゴミ本で埋まっている!」 他館の司書が武雄市図書館の初期蔵書入れ替えリストを見たら、きっとそう思ったに
「図書館戦争」の行方に注目 この流れはちょっとやそっとでは変わらない。「一部の本好き」が団結できる「仮想敵」ができたからだ。いわずもがな、TSUTAYA図書館だ。 周南市で反TSUTAYAを掲げる市民団体の代表、沖田秀仁さん(67)は小説家らしい。彼の言葉からは物書きならではの、本への深い愛が伝わってくる。 図書館はファッションではなく、子供たちの知育の場。計画に賛成でも反対でも住民投票に持ち込み、市政を市民の手に戻そう。 ただ、水を差すわけではないが、今の市立図書館は「子供たちの知育の場」とは到底言い難い場となっている。平成26年度の『周南市立図書館年報』を見れば、館外貸出登録者数の個人内訳で幼児は0%、小学生は4%にすぎず、23歳以上が81%を占めている。周南市において図書館は、「本好きの大人」のものなのだ。 市立図書館からわずか800メートルの場に「にぎわい創出」でTSUTAYA図書
官邸からの圧力があった――「報道ステーション」のコメンテーターだった古賀茂明氏に“番組降板”の真相をバクロされたテレビ朝日は、いまだに混乱が続いている。「報道ステーション」の打ち切り説も流れている。 圧力をかけたと名指しされた菅義偉官房長官は「まったくの事実無根」と否定しているが、すでに昨年末、安倍自民党が「報道ステーション」に“圧力文書”を送りつけていたことが分かった。この文書にテレビ朝日は震え上がったという。本紙はそのペーパーを独自入手した。 文書が送りつけられたのは、2014年11月26日。11月21日に衆院を解散した直後だった。自民党の福井照報道局長の名前で、「報道ステーション」の担当プロデューサーに送られている。 文書は、〈11月24日付「報道ステーション」放送に次のとおり要請いたします〉というタイトルがつけられ、〈アベノミクスの効果が、大企業や富裕層のみに及び、それ以外の国民に
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く