私が論文誌担当理事を拝命して間もなく1年半になります。論文誌担当のミッションは、論文誌に投稿され採択される論文のレベルを向上させ、数も増やすことが第一です。そしてそれと表裏一体のこととして、本会の論文誌をできるだけ多くの方に読んでいただけるものにし、そこに掲載されることの価値を高めることです。本会では、そのための具体的なアクションとして、「べからず集」を公開して査読基準の明確化につとめ、またJIPをオープンアクセスにし、インパクトファクターの取得を目指して期間限定で投稿料も免除しています。しかし、論文誌の価値の向上は言うまでもなく学会側の努力だけでどうにかできることではなく、論文を投稿される方、査読を担当される査読委員の方、そして読者の方が、本会の論文誌をいいものにしようという共通意識でコラボして初めて可能になるものと思っています。本会の関係者がそういう意識を持って下さっていることには全く