大阪の南部を走るJR阪和線で、駅の信号が赤のまま変わらないトラブルが相次いだ問題で、JR西日本のグループ会社の男性社員がブレーカーを故意に落としていた疑いが強まり、警察は偽計業務妨害の疑いでこの男性社員を逮捕しました。 逮捕されたのは、JR西日本のグループ会社で、電気系統の工事を担当している「西日本電気システム」の社員、福本明容疑者(30)です。 警察の調べによりますと、福本容疑者は去年12月、大阪・貝塚市のJR阪和線の東貝塚駅で、駅構内の信号を制御するブレーカーを故意に落としダイヤを乱したとして偽計業務妨害の疑いが持たれています。 阪和線では東貝塚駅のほか、去年8月に、大阪・岸和田市の東岸和田駅、去年9月には、泉佐野市の日根野駅でブレーカーが落ちて信号が赤のまま変わらず、ダイヤが乱れるトラブルがありました。 ブレーカーのスイッチが収められた「機器室」と呼ばれる部屋は、通常、鍵がかけられ外