なぜ新卒入社の若手に社長を任せるのか 最近人材の育成や活用(人材マネジメント)に、斬新な工夫をしている企業が多くなってきた。主にITベンチャー系の、急速に成長しつつある企業が多い。偶然ではないだろう。よく言われるように、この業界では優れた人材をグローバルに取り合う競争環境のなかで、人のマネジメントについて本気なのだろう。 まずは、サイバーエージェントという企業。Amebaという名前のブログサービスで有名な企業だが、「21世紀を代表する会社を創る」というビジョンのもと、事業面でも、また人材マネジメントでも、痛快な仕組みをいくつも取り入れている。 例を挙げれば、「新卒社長」。新卒で入社した若手を選抜して子会社の社長や役員にし、それを通じて経営の経験を若いうちからさせ、育成をしようという施策である。すでに数十人の“新卒社長”がいるという。 もうひとつは、人材マネジメントの基本方針として掲げている
![IT業界の「人が育つ仕組み」とは](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/3405918a4e185806c0cbdf02875e301f942dc8aa/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fpresident.ismcdn.jp%2Fcommon%2Ficons%2F1600x900.jpg%3Frd%3D202407231454)