今回の総選挙、民主党に対して、国民の厳しい審判がおりた。 民意は憎悪に近い思いで民主党にNOをつきつけた。 しかし、民主党側にこれを受け止める謙虚さが欠けているのは深刻である。 野田首相は閣僚や党関係者には惨敗の責任を陳謝したと伝えられているが、2009年に期待して投票した国民に対する真摯な謝罪は全くみられない。まずは心から国民に謝罪して、政権交代でなぜ期待に応えられなかったのか徹底的に検証しなければ、終わりではないか。 選挙でなぜ多くの人が自民党に投票したか、民主党から去ったのか、投票した有権者に聞いたインタビューが新聞各紙に掲載されているが、「民主党に裏切り続けられた」として行先を失ったという人が多い。「裏切られ続けた」というのは、3年余の間、何度も裏切られ、それでも期待をつなぎ、それでも裏切られたということである。実に心が痛んだ。 脱原発を訴える未来の党等に対しても、2009年の民主
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