大阪市交通局の職員でつくる大阪交通労働組合(大交)が昨秋の市長選に絡み、平松邦夫前市長を支援する「知人・友人紹介カード」を配布した問題で、回収状況をチェックする目的で作られたとみられる職員の一覧リストが、交通局内部からの情報漏(ろう)洩(えい)をもとに作成された疑いが強いことが6日、同局などへの取材で分かった。橋下徹市長は同日、ツイッター上で徹底調査を行う方針を表明。一方、労組側はリストの作成を全面否定している。 リストは大阪維新の会の市議が職員からの提供で入手。約1800人の氏名や会社の社員番号にあたる氏名コードなどが記され、配布、回収状況のチェック欄があったほか、協力しない職員は「今後不利益になる」と人事上の報復を示唆するような記載もあった。 交通局などによると、記載の氏名コードは最新のもので、非組合員の幹部職員のコードなど本来労組が把握できない情報も含まれていた。コードは同局でも一部