きっづ光科学館ふぉとん「夏休みイベント」特別講演 日本原子力研究開発機構関西光研究所 多目的棟 大ホール 2008年8月9日(土) 目にも不思議な錯視の世界 北岡 明佳(立命館大学 文学部 心理学専攻) email 2008/7/31より 知覚の心理学においては、「光」は自明の実在ではなく、知覚された明るさの強さと単純に対応しているわけでもない。「光」は高次の心理的構成体である(ゲシュタルトという)。光の知覚は、いわば「光の錯視*」である。 *錯視(さくし)とは、目の錯覚(さっかく)のことである。 グラデーション(色や明るさがなめらかに変わる塗り方)は光の錯視の宝庫である。 (グラデーションは静止画が動いて見える錯視の宝庫でもある) グラデーションによる光の表現の例 「白」と知覚されたところより輝度が高ければ、光と知覚される。 「明暗」と「白黒」は異なる。(面色 vs. 表面色) 「おばけ