―「多目的コホート研究(JPHC研究)」からの成果― 私たちは、いろいろな生活習慣と、がん、脳卒中、心筋梗塞などの病気との関係を明らかにし、日本人の生活習慣病予防に役立てるための研究を行っています。 平成2年(1990年)と平成5年(1993年)に、岩手県二戸、秋田県横手、長野県佐久、沖縄県中部、茨城県水戸、新潟県柏崎、高知県中央東、長崎県上五島、沖縄県宮古の9保健所(呼称は2004年現在)管内にお住まいだった40から69歳の男性約4万5千人の方々を平成12年(2000年)まで追跡した調査結果に基づいて、たばこと自殺との関係について調べた結果を、専門誌で論文発表しましたので、紹介します(Annals of Epidemiology 2005年15巻286-292ページ)。 たばこを吸わない人に比べて、たばこを吸う人は30%自殺リスクが高い 登録時に実施したアンケート調査では、対象者のうち2