「平成の鬼平」の異名を取った元日本弁護士連合会会長の中坊公平さんが亡くなった。森永ヒ素ミルク事件や豊田商事事件で被害者救済に奔走、司法改革の旗を振り続けた。住宅金融債権管理機構(住管機構)社長時代の債権回収を巡って詐欺容疑で刑事告発され、表舞台を去ったが、その功績を評価する声は今も大きい。 【整理回収機構社長、豊島産廃問題…中坊公平さんの軌跡を写真特集で】 「司法を国民の手に」と訴え続け、当番弁護士制度の充実、裁判官・検察官への弁護士任官などを進めた。住管機構社長時代は「国民に2次負担はかけない」と公約。無給で住専問題の後始末に走り回る姿に称賛の声が集まり、1998年には野党の「首相候補」として名前が挙がった。 一方、2000年に小渕恵三首相(当時)の要請で内閣特別顧問に就任し「権力へのすり寄り」と批判も浴びた。 刑事告発に伴い東京地検特捜部の事情聴取を受け、弁護士引退を表明。「いま
ヤングガンガン(スクウェア・エニックス)にて「キャタピラー」を連載していた匣咲いすかが急逝した。27歳だった。 匣咲は、2012年3月に初連載となる「キャタピラー」を開始。本人も意欲的に作品作りに取り組んでいた矢先の出来事だったという。なお現段階で「キャタピラー」の連載については中止。5月2日発売のヤングガンガン10号には、「キャタピラー」原作者の村田真哉によるコメントが掲載される予定だ。
親が赤ちゃんを抱っこして歩くと、赤ちゃんが泣きやんでリラックスする仕組みを科学的に検証したと、理化学研究所の黒田公美(くみ)ユニットリーダー(神経科学)の研究チームが発表した。18日付の米科学誌カレントバイオロジー(電子版)に掲載された。 子が親に運ばれるとき、おとなしく丸くなる反応は、ライオンやリスなどヒト以外の哺乳類にも共通しているが、その仕組みは分かっていなかった。 チームは、生後6カ月の赤ちゃんを腕に抱いた母親12人に、約30秒ごとに座ったり歩いたりという動作を繰り返してもらい、赤ちゃんの心拍数や泣く時間を調べた。 その結果、母親が歩き始めた約3秒後に心拍数が低下してリラックスした状態になり、座っているときに比べて泣く時間が約10分の1になった。赤ちゃんのおなかを親の体につけるように抱いた方がより効果的だった。 さらに、マウスが首の後ろをくわえて赤ちゃんを運ぶことに着目。マ
山形大人文学部の坂井正人教授らの研究チームは12日、世界遺産「ナスカの地上絵」で知られるペルー・ナスカ台地で、新たに2人の人物が並んだ地上絵を発見したと発表した。左側の人物が右側の人物の首を切っているように見える。地上絵で複数の人や動物などを組み合わせ、一つの場面を描いたものは初めてという。 【2人の位置や顔など…】イラスト付き写真 発見場所はナスカ台地の中心部。左は頭部が逆三角形で、縦約13メートル、横約7メートル、右は頭部が丸く、縦約14メートル、横約12メートル。輪郭部分は台地にある黒い石を取り除き、目や口は取り除いた石を積み上げるようにして描かれているが、右側の人物は頭部と胴体の間に隙間(すきま)がある。 地質調査から紀元前400〜200年ごろのものと推定され、同研究チームが11年夏に発見し、ペルー文化省に報告。今月4日に米ハワイで開かれた米考古学会で発表した。 地上絵は雨乞
14日にスタートするTBS日曜劇場「空飛ぶ広報室」(日曜後9・00、初回は85分のスペシャル版)の制作発表が3日、横浜市の緑山スタジオで行われ、主演の新垣結衣(24)をはじめ、綾野剛(31)、柴田恭兵(61)、水野美紀(38)、要潤(32)ら出演者が顔をそろえた。 【写真】「空飛ぶ広報室」制作発表に出席した新垣結衣 柴田は航空自衛隊の広報室室長・鷺坂を演じる。今回の鷺坂は、柴田が80年代に舘ひろし(63)とともに主演し、名コンビ“タカとユウジ”で大ヒットした刑事ドラマ「あぶない刑事」(日本テレビ系)で柴田が演じたユウジこと大下勇次をイメージした役どころだとか。「大下勇次が年を取ったらこんな感じかも。何十年ぶりの軽めの役で、一生懸命ブレーキを踏みながら頑張ってやっています」。 共演者が口々に「柴田さんが引っ張っていってくれている」というように、現場のムードメーカー的存在に。「みんなで楽し
コンピュータソフト「習甦」を使って阿部光瑠四段(右)に挑むソフト開発者の竹内章さん=東京都渋谷区の将棋会館で2013年3月23日午前10時1分、木葉健二撮影 将棋のプロ棋士と、コンピューターソフトが互角の条件(平手)で5対5の対抗戦を行う第2回電王戦の第1局が23日、東京・将棋会館で行われ、阿部光瑠(あべ・こうる)四段(18)が「習甦(しゅうそ)」に113手で勝ち、プロが先勝した。 昨年1月の第1回電王戦では、ソフトの「ボンクラーズ」が引退棋士の米長邦雄永世棋聖に勝ち、話題になった。今回は現役棋士5人との対局で、ソフトが勝てば公式の場で初めて現役棋士を負かすことになる。 対局は午前10時開始。持ち時間は各4時間で行われた。 今後は毎週土曜に、佐藤慎一四段対「ponanza」▽船江恒平五段対「ツツカナ」▽塚田泰明九段対「Puella α」(ボンクラーズの後継ソフト)▽三浦弘行八段対「G
オーストラリア・メルボルンの博物館に展示される体長10メートルのイカの標本を眺める女の子(2005年12月15日撮影)。 【AFP=時事】船乗りたちから何世紀にもわたって恐れられてきた巨大イカ「ダイオウイカ」の謎に包まれた正体を解明するべく行われたDNA解析の結果が、20日に英学術専門誌「英国王立協会紀要(Proceedings of the Royal Society B)」で発表された。 体長8メートルの巨大イカ、オーストラリアで発見 新発見の一つは、ダイオウイカは1種しか存在しない可能性が高いというものだ。専門家の中には、複数の種が存在するという説を唱える者もいた。また、ダイオウイカは実は希少種ではなく、深海に多くの数が生息しており、その幼体は暖流に乗って、極地域を除いた世界中の海に広まっている可能性があるという。 DNA解析を行った生物学者らは、「ダイオウイカ属には『Archi
人間はみなバグだらけ。完璧な人間なんていないことが遺伝子解析で証明される ギズモード・ジャパン 12月27日(木)21時20分配信 「完璧な人間なんかいないさ」と人を慰めることありますけど、あれって本当だったのね! 英ケンブリッジ大学が179人のヒトゲノムを解読してみたら、本当に完璧な人間がひとりもいないことがわかりました! DNAには欠陥があって無害なものもあれば病気となって現れる場合もある...というのはみなさんもご存知だと思いますが、「平均的な人間はどれぐらいの欠陥を持ってるものなのか?」という部分はこれまで曖昧なままでした。 ケンブリッジ大学のクリス・タイラー-スミス(Chris Tyler-Smith)博士はNPR放送にこう話してます。 -------------------------- 「これは非常に面白い問題ですね。長年、間接的なアプローチによる推定の試みはなされ
30〜50代の男性のうち、会社役員や部課長ら「管理職」と医師や教員ら「専門・技術職」の死亡率が2000年ごろを境に急激に高まり、事務職など「その他の職種」の平均を上回っていることが分かった。働き盛り世代の身辺にどんな危機が迫っているのか。【大槻英二】 ◇健康格差逆転? 北里大の和田耕治講師(公衆衛生学)らが3月9日付の英医学誌ブリティッシュ・メディカル・ジャーナルに論文を発表した。和田さんらは、人口動態統計や5年ごとの国勢調査を基に、職種を(1)専門・技術職(2)管理職(3)その他の職種(事務、販売、労務職など)に分類し、それぞれの死亡率(10万人当たりの死亡者数)を分析した。 その結果、3グループとも1980年以降、死亡率は低下傾向だったのに対し、00年には管理職の死亡率が95年の1.6倍、専門・技術職は1.4倍に跳ね上がり、その他の職種の平均を上回った。 死因のうち増加が目立っ
今年2月のニュージーランド・クライストチャーチ地震で亡くなった富山外国語専門学校生で元生物教諭の平内好子さん(当時61歳)(富山県魚津市)が発見したダニが新種として認められ、25日発行の日本ダニ学会の学会誌に論文が掲載された。 恩師で横浜国立大名誉教授の青木淳一さん(76)が遺稿を引き継いで完成させ、連名で発表した。青木さんは「平内さんも喜んでくれるでしょう」と話している。 タイトルは「中部日本から得られたジャワイレコダニ属の1新種」。5ページにわたる英語の論文で、スケッチも挿入されている。1999年4月に富山県山田村(現富山市)の山林で採取された土から平内さんが体長約1ミリのダニを発見し、これを考察した。
「ヒートショックに注意を」。この冬、警察や医師が耳慣れない言葉でお年寄りに注意を呼びかけている。「熱の衝撃」を意味する現象が引き金となって命を落とすお年寄りが後を絶たないためだ。はてさて、ヒートショックによる死とは−−謎解きのキーワードは「節電」と「風呂」だ。【近松仁太郎】 寒い冬の夜、身も心も温めてくれるのが風呂。ところが、お年寄りには注意が必要だ。暖房が効いた居間から、冷えた脱衣場で服を脱ぐと、血管が収縮して血圧が上がる。そのまま熱い湯につかると今度は血管が広がり、血圧が下がる。こうした体に強い負担がかかる温度変化が「ヒートショック」。 暖房が効いた居間と冷えた脱衣場の温度差は10度以上ある場合もある。急激な血圧の上下で意識がもうろうとしたり、意識を失って浴槽で溺れてしまうお年寄りがいる。 厚生労働省によると、昨年1年間で浴槽で水死した人は全国で4433人。このうち約9割は65歳
<混迷の時代にスキャットがハマる?> なぜ、今頃になってブームなのか。歌手の由紀さおり(62)が、海外で大人気になっている。 由紀は今年、世界的人気のジャズ・オーケストラ「ピンク・マルティーニ」とのコラボレーションアルバム「1969」を世界20カ国で配信。これは収録曲の大半を日本語で歌っているにもかかわらず、11月2日付のiTunesジャズ・チャートとカナダiTunesチャート・ワールドミュージックで1位を獲得。ギリシャのIFPI総合アルバム・チャートでも4位に食い込んだ。 10月17日には、ロンドンの音楽の殿堂「ロイヤル・アルバート・ホール」でライブも行った。代表曲「夜明けのスキャット」などを披露し、聴衆からスタンディングオベーションを受けたという。12月には米ツアーも予定されている。 この人気アルバム「1969」のタイトルは、由紀が「夜明けのスキャット」でメジャーデビューを果た
東京電力と緊密な関係にあるが資本関係はないため、表向きは東電のグループ企業と認定されていない、いわゆる「ゼロ連結会社」が、関東圏内に少なくとも46社存在することが29日、毎日新聞の調べで分かった。経営陣に東電OBが並ぶこれらの企業は、取引の大半を随意契約で東電から受注。東電グループの関電工と合わせると、東電発注の電気関連工事の9割超を独占してきた。政府の「東京電力に関する経営・財務調査委員会」(下河辺和彦委員長)は、10月にまとめた報告書でグループ会社との取引が東電の高コスト体質に結びついていることを指摘しており、今回判明したゼロ連結会社も「高い電気料金」の一因になっている可能性が高い。 横浜市西区に本社がある「東電同窓電気」はゼロ連結会社の一つだ。社員360人、10年3月期の売上高は約115億円で、経常利益は3億5800万円。電柱や送電線、変圧器の取り付け、保守点検などの電気関連工事を
シームス社が開発した聴覚障害者に火災を知らせる装置。左の火災報知機から信号が送られ、右の装置からワサビのにおいが出る 聴覚障害者らにワサビの臭いで火災を知らせる装置を開発し、まじめなのにどこかおかしい研究をたたえる「イグ・ノーベル賞」を受賞した江東区の「シームス」(青海2)に、全国の消防本部から問い合わせが相次いでいる。 同社は「受賞を機に売れ行きが伸びればコストダウンも可能になる」と期待を寄せている。 同社が火災警報機の信号をもとに、ワサビの強い香りを発生させる装置を発売したのは2009年。アロマオイルや人間の体臭など数十種類の臭いで試し、速効性や安全性などの理由でワサビに行き着いた。 現在の価格は火災報知機込みで1台5万2500円。ホテルや聴覚障害者を雇用する会社の従業員寮などで導入されているものの、価格が通常の火災報知機の10倍以上するため、累計販売は200台以内にとどまる。
棒状の直管蛍光灯形をした発光ダイオード(LED)灯を、蛍光灯用の器具にそのまま取り付けると、過熱して火災を起こす恐れがあるとして、メーカーや業界団体が消費者に注意を呼びかけている。 東日本大震災後に節電への関心が高まり、消費電力の少ないLED照明の需要は急速に伸びているが、専門業者が適切な配線工事をしないと危険があり、十分な節電効果も得られないという。 「蛍光灯と交換したら、パチパチと音がして取り付け部分が焦げた」「『長寿命』と表示してあったのに、半年で点滅し始めた」 国民生活センターでは、LED照明に関するこうした相談が急増している。照明器具に関する相談は、4月から9月末までで484件と、前年同期の2倍近い。同センターは「震災以降、節電効果が高いとしてLED照明が多く出回ったためではないか」とみている。 直管蛍光灯形のLED灯は、形の上からは同じ長さの蛍光灯器具にそのまま取り付け
東日本大震災の巨大地震は、プレート(岩板)境界に沈み込んだ海底の山(海山)の破壊が引き金となって起きた可能性があることが、防災科学技術研究所(茨城県つくば市)の分析で7日、分かった。謎だった巨大地震の仕組みの解明につながる成果で、12日から静岡市で開かれる日本地震学会で発表する。 この海山は現在、宮城県沖約150キロの海底下にあるとみられる。太平洋プレートに乗って西へ移動しており、約100万年前、東北地方が乗っている北米プレートの下へ日本海溝から沈み込み始めたという。 東北地方の日本海溝沿いのプレート境界は摩擦が小さいため固着しにくく、マグニチュード(M)9級の巨大地震は起きないとされてきた。しかし、この海山がプレート境界に引っ掛かることで“留め金”の役割を果たし、巨大エネルギーが蓄積されていたらしい。 今回の分析で、海山が数百年程度の間隔で一部が壊れて留め金がはずれ、プレート境界が
(CNN) パキスタン南東部で集中豪雨による大規模な洪水が発生し、国連によると約200人が死亡、住宅100万棟以上が損壊するなどの被害が出ている。 国連人道問題調整事務所(OCHA)の10日の発表によると、この洪水で約20万人が避難を強いられた。国連とパキスタンの当局者が現地入りして被害状況を調べているが、南部のシンド州では大規模な洪水により壊滅的な被害が出ているという。 国連によれば、集中豪雨はモンスーンの季節に伴い発生し、推定約170万ヘクタールの土地が水に浸かっている。 【関連記事】 「酔っ払った」ヘラジカ、木に登って落ちて熟睡 スウェーデン 東日本大震災から半年、世界各国の「フクシマ」後の原発議論 地球の「100兆倍」の水、120億光年のかなたに発見 バミューダトライアングルから日本の「魔の海」まで 超常現象伝説を探る バンクーバー沿岸にまた人間の「足」が漂着 11
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