仏ベニシュー(Venissieux)の市場で、イスラム教徒の女性が着用するニカブ姿で買い物をする女性(2011年4月22日撮影、資料写真)。(c)AFP/PHILIPPE DESMAZES 【9月23日 AFP】フランス北部モー(Meaux)の裁判所は22日、イスラム教徒の女性の全身を覆う衣服「ニカブ」を公共の場で着用していた30代の女性2人に、罰金刑を言い渡した。公共の場で顔を覆うベールなどの着用を禁じる法律が4月に施行されてから、裁判所で罰金刑が言い渡されたのは初めて。 女性2人の罰金は120ユーロ(約1万2500円)と80ユーロ(約8300円)。一方、検察側が求めていた市民教育の受講義務は適用されなかった。2人はともに控訴する方針。 裁判後、2人は声明で「私たちは欧州法に反する法律で裁かれた。罰金の額ではなく、道義上の問題だ。女性たちが自らの信仰に従ったために有罪となることは認めがた