沖縄県の尖閣諸島・魚釣島に不法上陸した香港の活動家らは17日、刑事訴追されることなく強制送還された。島を管轄する石垣市の中山義隆市長(45)は、産経新聞の取材に対し「前例を積み重ねることで、再発を招かないか心配だ」と政府の方針を批判した。 --中国人活動家らに不法上陸を許した今回の対応をどう思うか 「もともと尖閣諸島への上陸を目的に来ている活動家の上陸を許したのは問題だ。抗議船が領海侵犯した時点で止めるべきだった。活動家らの抵抗によって、公務執行妨害罪などを適用する事態になることを懸念したとの臆測もあるが、政府の真意がどこにあるのか分からない」 --全員、強制送還されることになった 「1日や2日でどれだけ捜査を尽くしたのか甚だ疑問だ。犯罪事実をもっと徹底的に調べるべきだ。相手は巡視船にれんがなどを投げつけており、公務執行妨害罪や器物損壊罪が適用できた可能性もある」 --入管難民法違反だけの