2000年、2007年に続く、第三次アーミテージ‐ナイ報告がCSIS(米戦略国際問題研究所)から発表され、日本は、第一級の国家となることを志すべきであり、ともに第一級の国家である米国と日本がフル・パートナーとして協力することは、世界に対する貢献となる、と論じています。その内容の概略は、次の通りです。 すなわち、現在政策担当者たちは、日米同盟の難局を乗り切りつつあるが、中国の軍拡の動向など日米両国はなお数多くの挑戦に直面している。 もし日本国民と政府が、二級の国で良いというのならば、この報告は無用である。しかし、日本は人口の老齢化や、6年間に6人の首相を持った政治的状況にもかかわらず、その潜在的能力は強力な国家であり、第一級の国になる能力を持っている。日本が強力な米国を必要とすると同時に米国は強力な日本を必要とする。 東アジアにおける安全保障環境が変化している戦略的に重要な時期において、日本
![「日本は第一級国家を志すべき」 アーミテージ=ナイ報告のメッセージ](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/ce253fef2f70b9fbb38d49337e6fa13eabadfecd/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwedge.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2Ff%2F3%2F1024%2Fimg_f33e9c2f1a2ac0d301bcbc3384063ef687542.jpg)