特定秘密保護法案の採決前に、傍聴席から靴が投げ込まれ、騒然とする参院本会議場(6日午後10時53分)=関口寛人撮影 3夜連続の「深夜国会」の末、特定秘密保護法が6日、参院本会議で可決、成立した。 騒然とした雰囲気の中、与野党の議員らは最後まで激しい攻防を繰り広げ、各省庁の関係者や市民からは、新法への期待と注文が相次いだ。 ◆ハプニング 参院本会議は午後10時半頃から、法案審議に入った。傍聴席から靴が投げ入れられて審議が中断するハプニングもあり、議場は騒然とした雰囲気に包まれた。投げ入れた男は、その場で参院職員に取り押さえられた。その後、採決が行われ、午後11時20分過ぎに自民党と公明党の賛成多数で可決された。 採決を終えた自民党の渡辺猛之議員は「与党としてもしっかりと監視し、『心配は杞憂(きゆう)だった』と言ってもらえるよう説明を続けたい」と強調。民主党の羽田雄一郎議員は「政権を奪還したら