在日米軍の兵士や軍属らが引き起こした事件・事故が、1952年度から2010年度までに21万件近くにもおよび、日本人の死者は1088人にのぼっていることが7日までに明らかになりました。昨年も死亡事故を含め573件発生しています。現行の日米安保条約の原型である旧安保条約の調印(1951年)から8日で60年を迎えますが、現在でも米軍による犯罪・事故が後をたちません。 旧安保条約調印60年 日本共産党の赤嶺政賢衆院議員の要求に、防衛省が資料を提出したもの。旧安保条約が発効した52年度からの事件・事故の総数は20万8029件となっています。うち米軍関係者が公務中に起こしたのは4万8504、公務外が15万9525です。これによる日本人の死者は、公務中の場合が520人、公務外が568人です。米軍の施政権下に置かれていた本土復帰前の沖縄は含まれておらず、実際はこれを大きく上回ります。 72年の返還後も沖縄