度重なるトラブルについて記者会見する惣脇宏理事=東京都目黒区で2012年1月21日午後5時50分、尾籠章裕撮影 トラブルが多発した大学入試センター試験の再試験は21日、問題冊子の配布ミスが多発した「地理歴史」と「公民」に計212人が受験した。東京国際大(埼玉県川越市)では、会場を訪れた同県の男子受験生1人の受験をいったん断った後に一転して受験を認めるトラブルが発生。受験生は40キロ離れた大学入試センター(東京都目黒区)に移動し、予定より約4時間遅れで受けた。センターは再発防止に全力を挙げる方針で臨んだが、再びずさんな対応になった。 センターによると、地歴と公民の再試験対象は3452人。東京国際大の対象者は136人で、同大が20日までに希望者と判断したのは10人だった。男子受験生は希望者に含まれず、21日に再試験のため、同大を訪れた。大学側は同日午前9時すぎに受験の可否をセンターに問い合わせ