新党・日本維新の会代表の橋下徹大阪市長が、次期衆院選で350人規模の候補者を擁立して過半数獲得を目指す単独路線から、みんなの党など中小政党と連携して民主、自民の2大政党に対抗する「第3極連合」の結集にかじを切った。結党早々、噴出した党内の不協和音や、政策が近い安倍自民党の誕生で支持が伸び悩み、早くも戦略練り直しを迫られた。 「バブルはじけた」 「自民、民主と(異なる)第3の選択肢を示すのが国政に足をかける者の責任だ。価値観を共有するなら、できる限り一つの塊になる方がいい」。橋下氏は5日、市役所で記者団に対し、第3極連合の必要性を訴えた。 読売新聞が1、2日に実施した世論調査では、維新の会の政党支持率は2%。衆院比例選の投票先は自民(36%)、民主(18%)に次ぐ13%にとどまった。 橋下氏と国会議員団との主導権争いが表面化したのに加え、維新の会が参加を働きかけてきた安倍元首相が自民党総裁に