プロ野球の通算本塁打で日本歴代2位の記録を持つ野村克也氏が31日、ヤクルトのバレンティンがシーズン日本記録の55本塁打に迫っていることに関し、「面白くない。破るなら日本選手に破ってほしい」などと語った。 野村氏は、元南海の名選手としてソフトバンク―楽天19回戦(ヤフオクドーム)の始球式セレモニーに参加。往年のユニホームに袖を通しスタンドを喜ばせたが、その後「現役時代は米大リーグ崩れに負けてたまるかと思ってやっていた。今の選手にプライドはないのか」とも。 日本記録を1964年に樹立したソフトバンクの王会長は「彼(バレンティン)にできることは自分も、と追い掛けてくれたら」と述べ、日本選手の奮起に期待した。