ベルギー ようやく政権発足へ 10月12日 8時52分 ベルギーでは、去年の総選挙のあと、連立政権を作る交渉が難航し、正式な政権が不在という異例の事態がおよそ1年4か月続いていますが、各政党が最大の対立点となってきた国家制度の改革案で合意し、新たな政権がようやく発足する可能性が高まっています。 ベルギーでは、北部のオランダ語圏と南部のフランス語圏で続く歴史的な対立を背景に、去年6月に行われた総選挙のあと、連立政権を作る交渉がまとまらず、正式な政権が不在という状態がおよそ1年4か月続いています。こうしたなか、フランス語圏の有力政党、社会党のディルポ党首は11日、8つの主な政党の代表とともに記者会見し、最大の対立点となってきた国家制度の改革案で合意したと発表しました。それによりますと、経済的に豊かなオランダ語圏が、比較的貧しいフランス語圏を支えるという不公平感を解消するため、税金の徴収から福祉