19日、北海道七飯町のJR函館線で貨物列車が脱線した事故でJR北海道はおよそ1年前の定期検査で現場付近のレールの幅が社内の基準を超えて広がっていたにもかかわらず、脱線事故が起きるまで補修せず放置し続けていたことを明らかにしました。 JR北海道は事故の原因となった可能性が否定できないとして詳しい経緯を調べています。 今回の脱線事故を受けてJR北海道は21日会見し、去年10月に行われた定期検査で脱線現場付近のレールの幅が通常のレール幅より20ミリ広がっていたほか、ことし6月の検査でも25ミリとさらに広がり、いずれも社内の基準を上回る値だったことを明らかにしました。 社内の規程では基準を超えた場合15日以内に補修することになっていますが、担当する保線所は補修を行わず、およそ1年間にわたって放置し続けていたということです。 この保線所では脱線事故の前日の巡回でも「異常なし」と報告していたということ