「週刊現代」で「新聞の通信簿」という持ち回りの連載を担当しているため、拙宅には、毎日、6紙の新聞(読売、朝日、日経、毎日、産経、東京)が届く。集合住宅に住んでいるので、郵便受けが一杯にならないように、こまめに新聞を取りに行かねばならない。 郵便受けが並ぶ一角には、大きめのゴミ箱が置いてある。ホンの少し申し訳ないと思いつつ(新聞の代理店に)、しかし、何ら惜しいとは思わずに、各紙に挟まれた新聞広告を捨てて、本紙だけを持って、私は、家に戻る。この作業をする際に、別の住人が、同様に広告を捨てて、手に新聞だけを持って、出勤していくことも多い(注:4月から、私は、人並みの時間に起床している)。何が言いたいかというと、新聞の折り込み広告は読まれていないということだ。 「新聞」という媒体の将来については、興味を持っているので、毎日新聞社の常務取締役だった河内孝氏が書いた「新聞社 破綻したビジネスモデル」(