インターネット専業のソニー銀行の1月末預金残高が、新規参入銀行で初めて1兆円を突破した。 開業から7年弱で、地方銀行中位行並みの預金量に到達したことになる。 1兆円という預金残高の確保に加えて、私がソニー銀行の好調さを感じているのは、口座数がそれほど多くない58万口座に過ぎないのに、利益が出ているとすると、経営基盤がかなり堅固になってきていると思うからだ。 ソニー銀行で集めた資金をソニーに貸し出す可能性について、懸念する人もいるかも知れないが、金融庁は以前から「機関銀行」を嫌う姿勢を見せており、ソニー銀行の経営についても厳しくチェックしているだろうから、おそくら問題がないのだと思う。 つまり、ソニー銀行は、きちんと外部に貸し出すことで運用益を出すという経営基盤を確立していると言える。 他のネット専業銀行の動向を見てみると、どこもソニー銀行ほど上手くいっているところはないというのが、現状だ。
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