第14回で、「サービス業には人が集まらない」というレガシーが本当かについて、エステティック業界を例に検証し、「サービス業だから人が集まらない」わけではないのではないかと論じたところである。 今回は、タクシー業界に注目してみたい。タクシー業界は、2002年の規制緩和以降、新規参入が相次ぎ、著しく競争が激化した。 タクシー業界では、乗務員の賃金は歩合制が多く、経営側としては、1台当たりの収入が減っても、台数を増やせばある程度の収入を得られるというビジネスモデルであった。 規制緩和で車両台数の増加が容易になり、各社車両台数を増やす傾向が顕著になったことも相まって、各社で人材不足が深刻化していった。 このような業界において、人材募集の広告を出していないにもかかわらず、入社を希望してくる者が後を絶たないタクシー会社がある。「ハロー・トーキョー」である。 「ハロー・トーキョー」は、大手タクシー会社の乗
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