中日新聞朝刊('24/04/04)の「運勢」欄に、 「止める事知る者は困難に近づく事なしと知れ」(松風庵主) と記されていた。 はて?「止める」は、「とめる」か「やめる」か、どちらだろうと迷った。 手許の辞書を見ると、常用漢字表の音訓では、「とめる」に軍配が上がる。「やめる」は、表外の読みとなる。 この頃、世を騒がしている件に引き付けて解釈すると、「賭け事をしていて、負けが込んでくる。ここが潮時と、とめるか、やめるか出来れば、大損しないで済む。出来ないと、のめり込んで行き、賭博中毒者の道へ、ということになるぞ」と。 意味としては、「とめる」と「やめる」とで大差ない。 しかし、読みで迷う。 読み方に迷う表記は避けるべしルビか仮名書きお勧めします (よみかたに まようひょうきは さけるべし るびかかながき おすすめいます) 「止(と)める事」又は「とめる事」、「止(や)める事」又は「やめる事」