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ブックマーク / svnseeds.hatenadiary.org (13)

  • クルーグマン「今とその後で」 - svnseeds’ ghoti! - 2010-06-22

    どうもみなさんご無沙汰しております。なんとか生きてます。最近twitterはじめました。 訳せという声が聞こえた気がしたので訳してみました。久しぶりなので時間かかった(笑)。 変なところがあれば教えて下さい。 原文はこちら。 今とその後で By PAUL KRUGMAN Published: June 20, 2010 経済が落ち込んだままの今はお金を使って、回復したらその後で倹約する。これってどのくらい理解するのが難しいことなんだろう? 現在の政治的な議論を見る限り、とっても難しいみたい。世界中で、政治家たちはその反対をすることに決めたみたいだ。彼らは、経済が助けを必要としているときにひどい扱いをしたくてしょうがない一方で、長期的な財政問題の処理には尻込みしているんだ。 でもこの問題の明快な説明を聞けば気が変わるかもしれない。と言うことで長期と短期の財政赤字の話をしよう。僕はアメリカの状

    クルーグマン「今とその後で」 - svnseeds’ ghoti! - 2010-06-22
  • 2007-04-21

    どうもこうばたばたしており、かつ季節の変わり目は毎度のことながらなんとなくやる気も出ず、そもそもズボラでインプットは好きでもアウトプットはキライな性分なんで、一度更新しなくなるとずるずると放置が続いてしまいます。 エイプリルフールが花見をしている間に終わっていたのが残念orz。ネタは用意していたのでそのうちちょっと趣向を変えて出すかもしれません。 ということでまだ続いております(その1、その2、その3の続きです)。だんだん読んでるの分野が岸信介関連から離れて戦後史そのものになってきつつありますがそこはそれ。早いところ今あるストックを読み切って戦前の昭和や明治時代にまで手を伸ばしたいのだけれど遅々として進みません【ストック増えとるsvnseeds】。のんびりやっていこうと思っております。 の紹介の前に、ちょっと今の僕の問題意識というか興味の対象を整理しておくと、まずは論点として次の4つが

    2007-04-21
  • 「経済停滞の原因と制度」のまとめ - svnseeds’ ghoti!

    経済停滞の原因と制度 (経済制度の実証分析と設計) 作者: 林文夫出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 2007/01/30メディア: 単行購入: 1人 クリック: 74回この商品を含むブログ (12件) を見る あちこち(というか極一部w)で盛り上がっているこのですがとりあえず第7章までをざっと読んだのでまとめてみました。既にドクターkoiti_yanoさんによる簡にして要を得てかつ面白いまとめがありますので激しくアレですがまあご参考まで。 とりあえず結論としては、林先生による最初の総論だけを読んでこのを読んだ気になるのは大変危険だということです。例えば、日の大停滞の原因は供給側にあって、しかもそれはTFPの低下によるもので、更にそれは追い貸しによるゾンビ企業の存在のためである、といった結論を書に載っている論文群から導くのはかなり無理があります(が、総論だけ読むとそう取れなくも

    「経済停滞の原因と制度」のまとめ - svnseeds’ ghoti!
  • そんな事よりおまいら、ちょいと聞いてくれよ。 - svnseeds’ ghoti!

    前のエントリとあんま関係ないけどさ。 このあいだ、石町の日銀行ったんです。日銀。 そしたらなんか人がめちゃくちゃいっぱいで入れないんです。 で、よく見たらなんか垂れ幕下がってて、政策決定会合開催中、とか書いてあるんです。 もうね、アホかと。馬鹿かと。 お前らな、政策決定会合如きで普段来てない日銀に来てんじゃねーよ、ボケが。 政策決定会合だよ、政策決定会合。 なんか財界出身者とかもいるし。出身別固定枠で審議委員か。おめでてーな。 いやー年収下がっちゃいましてー、とか言ってるの。もう見てらんない。 お前らな、天下り先用意してやるからその席空けろと。 日銀ってのはな、もっと殺伐としてるべきなんだよ。 円卓の向かいに座った奴といつ喧嘩が始まってもおかしくない、 刺すか刺されるか、そんな雰囲気がいいんじゃねーか。マクロ経済学素人は、すっこんでろ。 で、やっと座れたかと思ったら、隣の奴が、コアコアC

    そんな事よりおまいら、ちょいと聞いてくれよ。 - svnseeds’ ghoti!
  • svnseeds’ ghoti! - 金利とキャリートレードと為替の動き

    韓リフ先生のところで紹介されていたサンフランシスコ連銀のキャリートレードに関する論説「Interest Rates, Carry Trades, and Exchange Rate Movements」を全訳してみました。面倒なので今回は一切許可とってません(笑)。 突貫で訳した(現実逃避w)のと原文が非常に難解*1なのとで変な訳があるかもしれません。例によってお気付きの点がありましたらコメントいただければ幸いです。 FRBSF Economic Letter Number 2006-31, November 17, 2006 金利とキャリートレードと為替の動き 米ドルは最近になって主要な通貨に対し著しい動揺を見せている。例えば、米ドルは2005年に円に対して18%、ユーロに対しては13%増価したが、一方で2006年の3月から5月にかけてはこれらの通貨に対して急激に減価し、その価値のほぼ1

    svnseeds’ ghoti! - 金利とキャリートレードと為替の動き
  • 2007-03-07

    以下はThe Wall Street Journal Asia, March 1, 2007, page A13に掲載された、Anil K Kashyapシカゴ大学教授による"Money Mess"の全文訳です。訳そのものは3/2に完成していたのですが、Kashyap教授及びWSJより正式に許可を得るのに時間がかかったため、日の掲載となりました。原文はこちら(WSJ.com、有料)またはこちら(Kashyap教授のサイト)にて参照できます。 訳文の掲載を快く許可してくれたKashyap教授及びWSJ Asia Editorial Page Office ManagerのShandi Chauさんに感謝します(Professor Kashyap and Ms Shandi Chau, thank you very much for kindly giving me the permissi

    2007-03-07
  • ホワイトカラー・エグゼンプションとイノベーションと格差問題と40年体制2.0、またはこの道はいつか来た道。 - svnseeds’ ghoti!

    また旧聞に属する話題ですが毎度ナニなお話をひとつ。似たようなことはきっともうとっくに誰かが書いてると思うし勘違いも多く含まれてると思うのでその点ご指摘いただければ幸いです。 例のホワイトカラー・エグゼンプション(以下WE)を導入する/しないで世間が盛り上がっているときに僕は一人でコリャいったいなんじゃらホイと思っていたわけですが、池田某釣り疑惑事件(笑)の最中に矢野さんのところで見つけた「経済制度の実証分析と設計」総括班ホームページのディスカッション・ペーパーのページからダウンロードできる、その名もズバリ「構造改革なくして成長なし」(PDFファイル注意)という林文夫先生の2002年の論文を(今更)読んで、ああなるほどなあ思わずハタと膝を打ったのでした。 この論文において、林先生は日の90年代以降の経済停滞が需要不足により起こったとの説をさっくり退け、代わりに以下のような説明を行っています

    ホワイトカラー・エグゼンプションとイノベーションと格差問題と40年体制2.0、またはこの道はいつか来た道。 - svnseeds’ ghoti!
  • 岸信介特集 その3 - svnseeds’ ghoti!

    さてしつこくまだ続いております。だんだん岸信介そのものというよりは日米外交史や吉田茂や昭和史そのものに興味が移りつつあったりして(笑)。その1、その2の続きです。 日米同盟の絆―安保条約と相互性の模索 作者: 坂元一哉出版社/メーカー: 有斐閣発売日: 2000/05/01メディア: 単行購入: 2人 クリック: 21回この商品を含むブログ (8件) を見る 激しくおすすめ。Amazonで見つけて即購入。これは労作。安保条約をめぐる日米外交史に興味のある方は必読だと思われます。 吉田茂によるサンフランシスコ講和と旧安保条約の成立、その後の日の軍備の漸増、重光葵の安保改定の挫折、そして岸による安保改定が、主に米国の外交資料に基づき、丹念に検証されておりとても読み応えがあります。 良く知られていることですが、マッカーサー発案の新憲法が、米ソの対立が深まっていく中、日だけでなく米国をも縛っ

    岸信介特集 その3 - svnseeds’ ghoti!
  • 出生率2.0 - svnseeds’ ghoti!

    諸君 私もデータが好きだ。 というわけで例のフランスの話。僕もヘタレではありますがデータが好きなので(笑)ちょっと調べてみました。データはINSEEのここにあります(肝心の2006年の数字はまだ全部揃ってないのでしばらくしたらまたチェックしたいと思います)。 で、数字をざっと見て面白いなあと思ったのは次の3点。何のインプリケーションもなしに所見だけを並べてみます。 1. 婚外子が約半数を占めること 2005年の婚外子(Live births outside marriage)の割合は47.4%。1980年の11.4%から継続して増加してます。もしかしたら2006年には逆転してる可能性もあります。ちなみに参考:世界各国の婚外子割合。日の婚外子割合はむちゃくちゃ低いなあ・・・。 2. 嫡出子の場合、両親のどちらかがフランス国籍外である子供が増えていること どうやら単純に移民の出生率が高いわけ

    出生率2.0 - svnseeds’ ghoti!
  • 2006-12-27

    今年の初めに今年の目標は『年末に「今年の10冊」というエントリを書くこと』なので気の利いたコメントがなんら浮かばない場合でもがんがん読んだをメモしまくりますよええと書いたわけですが、結局いつものごとく駆け込みとなってしまいました。 とりあえず31日までに「今年の10冊」というエントリを書くために、頭だしを兼ねて今年読んだを簡単なコメントと共にずらっと挙げていきます。中にはこんな簡単な扱いでは申し訳ないが結構あるわけですがどうもすみません。 では早速。なんとなくジャンル分けしてますが読んだ順ではありませんので念のため。あと書き溜めたメモを元にしてたりするので文体バラバラですがいつものことなのでご容赦くださいまし。 【経済系】 新刊ばっかりで教科書を読むのは全然進んでません・・・orz。そうか新刊の教科書読めばいいのか【そういう問題ではsvnseeds】。 実験経済学入門~完璧な金融市

    2006-12-27
  • サラ金の上限金利規制は多重債務者を減少させるか? - svnseeds’ ghoti!

    毎度激しく今更ですが、サラ金の上限金利規制の有効性について、前回とは違う方向でちょっと調べてみました。こんなことはとっくに誰かがやってるでしょうし、時既に遅しの感もありまくりですが、以下ご参考まで。 【20061123注】 吉行誠さんによる同テーマの分析が東洋経済・金融ビジネス7/25に掲載されているとのこと。当然僕の以下のエントリよりも詳しく正確であると思われますのでご興味のある方はどうぞ。 また吉行誠さんには沢山のコメントをいただき、エントリの至らない点をご指摘いただきました(ありがとうございました!)。このテーマにご興味ある方はどうぞコメントの方もご参照頂ければ幸いです(ちょっと長いですが(笑))。 貸金業の上限金利を現状よりも低く規制すべきとの論は、主に多重債務者を減少させることを目的として主張されているようです。しかしその有効性や副作用については疑問の声が多く挙がっています(こ

    サラ金の上限金利規制は多重債務者を減少させるか? - svnseeds’ ghoti!
    microtesto
    microtesto 2006/11/17
    コメント欄が面白い。
  • svnseeds’ ghoti! - サラ金業は「儲かる」か?

    これも激しく今更な話題ですが。 利息制限法改正による上限金利規制の議論についてはまったくついていけてないのですが(笑)、いちごびびえすでのすりらんかさんのまとめによると、上限金利規制の是非を考える際には貸金業界における超過利潤の有無の検討が必須とのこと。つまり、貸金業が「儲け過ぎ」であるのであれば、上限金利規制によって社会厚生が改善する余地があるよ、とのことです(意訳しすぎですかそうですか)。 そこでちょこっと調べてみようとしたのだけど、そもそも超過利潤の有無ってどうやってみれば良いのかわからんという罠。単純にROA(総資産純利益率)や総資産経常利益率を他業界と比べるわけにもいかないし(業界によってまちまちなのです)。 ということでちょっと視点を替えて、貸金業の中でも大きな問題となっている(と思われる)消費者金融事業者の個人向無担保貸付がどの程度「儲かる」のかを調べてみることにしました。こ

    svnseeds’ ghoti! - サラ金業は「儲かる」か?
  • 最近読んだ本 その9:所有と国家のゆくえ - svnseeds’ ghoti!

    激しくいまさらですみません・・・。 所有と国家のゆくえ (NHKブックス) 作者: 稲葉振一郎,立岩真也出版社/メーカー: 日放送出版協会発売日: 2006/08/01メディア: 単行購入: 2人 クリック: 11回この商品を含むブログ (57件) を見る 稲葉さんと立岩さんの対談による。僕は大変面白く読んだのだけど、万人にはおすすめできない、かなあ。先日の機会の平等と結果の平等を実現するコストについて考えてみたエントリをきっかけに購入。 万人におすすめしない理由として、まずは格差とか不平等(まあ同じことだけど)が気にならない人には面白くない点が挙げられる。「所有と国家のゆくえ」というタイトルだけれども、書で話題になっているのはほとんど格差とか不平等の話だ。 それと何らかの結論を得たい人にもおすすめしにくい。基的に書の対談は、稲葉さんの問題意識を縦糸に、立岩さんの考えていること

    最近読んだ本 その9:所有と国家のゆくえ - svnseeds’ ghoti!
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