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2006年9月29日のブックマーク (19件)

  • マルクスの「労働価値」はなぜ消えたのか - 奴隷こそが慈悲を施さなければならない

    「貨幣は貨幣であることで貨幣である」 岩井克人の「貨幣論」(ASIN:4480084118)では、マルクスの「資論」(ASIN:4003412516)で展開された価値形態論が脱構築されている。マルクスの示した価値形態の図式を循環論Zへと展開することで、貨幣という形態には、マルクスがこだわった「価値に表されている労働」による根拠づけのような外部要因が入り込む必要がないことを示す。「貨幣は貨幣であることで貨幣である」とうことだ。 ではこれによって労働価値説はもはや葬り去られるのだろうか。ある意味で正しく、ある意味で正しくない。岩井はこのような循環論の他の例として「言語」を上げている。これは柄谷が、マルクスの価値形態論をソシュールの言語論で説明することと同じ意味であり、貨幣が構造主義的構造を持つことをしめす。 だから東は岩井の貨幣論をデリダの構造主義批判である「否定神学」と言った。すなわちマル

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  • 「日本中の碇シンジ君たち、殻の中から出てくるのだ!」の巻 - MIYADAI.com Blog

    MIYADAI.com Blog (Archive) > 「日中の碇シンジ君たち、殻の中から出てくるのだ!」の巻 « [videonews.com] マル激トーク・オン・ディマンド更新しました。 | 東京カワイイ戦争に参戦? » 『ガンダム』と『エヴァ』と 市民権を得たオタクさん ミ:ミュウコは思うんですけど、オタクさんって頭の中に理想の女のコ像がバッチリあって、それに恋してるような気がするんですよね。 宮:心理学者のユングが言う「アニマ」に近いな。アニマとは男性の中にある女性性。田透は『萌える男』で「心の中の『乙女』の部分」と呼んでるね。 ミ:アニメキャラとかフィギュアとかにその女のコ像を投影するのが萌えだ、っていうことですよね。宮台センセェはどう思いますか? 宮:ギリシア神話にこんな話があるの。キプロス島の王ピグマリオンが自分で作った象牙の女神像に恋して、「どうかこの像を人間に変え

  • 最近読んだ本 その9:所有と国家のゆくえ - svnseeds’ ghoti!

    激しくいまさらですみません・・・。 所有と国家のゆくえ (NHKブックス) 作者: 稲葉振一郎,立岩真也出版社/メーカー: 日放送出版協会発売日: 2006/08/01メディア: 単行購入: 2人 クリック: 11回この商品を含むブログ (57件) を見る 稲葉さんと立岩さんの対談による。僕は大変面白く読んだのだけど、万人にはおすすめできない、かなあ。先日の機会の平等と結果の平等を実現するコストについて考えてみたエントリをきっかけに購入。 万人におすすめしない理由として、まずは格差とか不平等(まあ同じことだけど)が気にならない人には面白くない点が挙げられる。「所有と国家のゆくえ」というタイトルだけれども、書で話題になっているのはほとんど格差とか不平等の話だ。 それと何らかの結論を得たい人にもおすすめしにくい。基的に書の対談は、稲葉さんの問題意識を縦糸に、立岩さんの考えていること

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  • HEIZOは神か? - 梶ピエールのブログ

    ようやく引越し先にADSLが開通したのでまたボツボツ更新していきます。よろしく。 さて、中国にとって小泉政権と言うととにかく退陣してくれてホッと一息、もう二度と思い出したくもない、というネガティヴな評価ばっかりかというと、実はそうでもないようだ。というのもその外交姿勢はともかく、その「構造改革路線」に関しては一部の「改革派」の間でそれを評価する、もっというと中国も日をお手とすべし、という声が結構みられるからだ。中でもいわゆる「新自由主義者」と言われる人々の間での竹中平蔵前金融・経済財政政策担当大臣の評価はかなり高いようだ。そういった論調のうち、代表的なものを以前このブログでも紹介した。 http://d.hatena.ne.jp/kaikaji/20060206#p1 そして今小泉政権の退陣を迎えて、竹中前大臣の功績を改めて評価する声がまたいくつかあがっている。 まず改革派を代表する雑

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  • 中国『財経』誌の日本経済特集と竹中平蔵インタヴュー - 梶ピエールのブログ

    竹中氏の公式ウェブサイトでもアナウンスされているので、知っている人も多いかも知れないが、これまでにも土地投機をめぐる不正問題を追求したりSARS問題における行政の対応などを批判するなど硬派の報道姿勢で知られる中国の経済誌『財経』が1月23日号で竹中平蔵大臣に対するロングインタビューを中心にした「日の改革を解読する」という日経済の特集記事を組んでいる。竹中大臣以外にも田中直毅、加藤寛、渡辺修の各氏や多数の財界人に対してもインタヴューが実施されており、それらのインタヴューの内容は項目ごとに分けられ、それぞれに記者による詳細な解説が加えられるという、非常にボリュームのある特集となっている。 記事の内容は以下の通り。 日の改革を解読する http://caijing.hexun.com/text.aspx?sl=2319&id=1500452 復活:その自信はどこから来るのか http://

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  • 小泉政権の終わりに

    安倍氏が内閣総理大臣に就任し、組閣名簿が発表された。誰もが私と似たようなことを語っているので今更であるが、やはり節目でもあり、小泉政権の終わること自体感慨深いのでエントリしておこうと思う。 内閣の顔ぶれに関しては、多くの人が述べているように補佐官が重要であろう。大臣は論功行賞とも言え、祭り上げるポストとしては悪くないのかもしれない。何しろいざという時には国務大臣である以上責任が無いとは言えないのだから。ただし外交関連だけは固めてある。これは、当面国内的な基盤作りに傾注するからであるとも解釈可能だろう。麻生氏と久間氏、小池氏に手堅い実務的な外交をやってもらい、国内的な人気を維持しながら安倍カラーを定着させるというところか。 その意味でむしろ党三役がポイントであると言える。小泉首相は党と対立的であった。そして旧勢力はかなりの程度弱体化した。安倍首相はその大きな資産を受け継いだが、それが長期間続

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  • 高木浩光@自宅の日記 - 会社のポリシーは会議室で決めてない、現場でコピペしてるんだ, 追記(24日)

    ■ 会社のポリシーは会議室で決めてない、現場でコピペしてるんだ すごいタレコミがあった。東芝テクノネットワーク(株)の「サイトポリシー」と東芝テクノシステム(株)の「サイトポリシー」にすごいことが書いてある。 リンクについて ※御社の規定によって下記の2つよりお選び下さい。 (事前の連絡不要の場合) このウェブサイトへのリンクは原則として自由です。ただし、途中のページやページ内のコンテンツそのものにリンクを張ることや、当社が不適当と判断するホームページからのリンクはお断りすることがあります。 (事前の連絡必要の場合) 事前に当社からの文書による承諾を得ない限り、このウェブサイトへリンクをはることはできません。このウェブサイトへのリンクを希望する場合は、必ずリンク元のURL、当社ホームページの希望リンク先のURLをこちらへご連絡ください。リンクの際のURLは、(http: //www.tos

  •  三木清&笠信太郎とハイデガー問題 - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ

    現代思想デバイトのくせして、この話題をどうも避けていられない情勢になってきた。ま、これを避けられるとたかをくくっていたしっぺ返しをいま味わっているわけだがw。ちなみにいまマイブーム的に関心をもっている視点としてはこの三者をオスヴァルト・シュペングラーを通してみてはどうか、ということである。シュペングラーこそ社会や制度を変革する技術テクノロジー)の中に、合理的なもの(ロゴス)と非合理的なもの(パトス)の統一と、それを別様に言い換えた民族と社会主義的精神の統一をみていたわけである。笠とか三木に引き寄せれば、大東亜共栄圏と経済人の超克の理念的な統一とでもいうべきものだろう。これにハイデガー問題がどうからんでくるかということなんすよね。 三木清は戦前においてすでに「ドイツ大学の自己主張」などのハイデガーのナチス党へのコミットを取り上げて、それをニーチェとの絡みで批判的に検討してるのよ。で、同時期

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  • はてなブログ | 無料ブログを作成しよう

    春の伊予国漫遊記。松山・今治と愛媛の魅力を満喫してきました。 法事を兼ねて愛媛観光へ 2024年のGWは、毎年恒例の名古屋帰省ではなく自宅でゆっくり過ごしておりました。というのも、4月に法事のため愛媛・松山に親族大集合というイベントがありまして、そちらをGWの旅行代わりにしたという理由です。法事は日曜日の予定ということ…

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  • 弁護士 落合洋司 (東京弁護士会) の 「日々是好日」 - [法曹養成]司法修習生の“落第”過去最多の107人

    http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060928it15.htm 受験した修習生1493人のうち107人が、「不合格」または「合格留保」で、法曹資格の取得が見送られた。落第した人数、割合(7・2%)とも、過去10年で最多で、100人を超えたのは初めて。 今回の試験で、不合格者が多かった科目は、刑事弁護(46人)と民事裁判(29人)だった。 これだけ大量の合格留保、不合格(不合格も10名いた、とのことですが、多いですね)が出たということは、それだけレベルが低い人が多かった、ということになるでしょう。2回試験は、今でも「落とす」試験ではないはずで、救済されている部分もあるはずですから、ぎりぎりのところで合格留保にならなかった(首の皮1枚でつながった)という人もいたと思います。そういった人々は、修習は終了したとはいえ、かなり低いレベルで実務家としてス

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  • スイスの難民規制: 極東ブログ

    予想通りといえばそうなのだが、二四日スイスで難民審査厳格化と移民規制強化の是非を問う国民投票が行われ、多数で可決した。難民審査厳格化賛成は六七・七パーセント、移民規制強化賛成は六八パーセント。いずれも反対に対してダブルスコアとなった。 CNN”難民と移民の受け入れを厳格化へ、スイス”(参照)ではこう伝えている。 永世中立国のスイスで24日、移民の規制強化と難民審査の厳格化を定める法律改正案の国民投票が実施され、賛成多数で可決した。この結果、欧州連合(EU)と欧州自由貿易連合(EFTA)加盟国以外からスイスへ入国して滞在できる労働者は、専門技術をもつ人に限定されるほか、難民申請者については、正当な理由がなく身分証明書を提示しない場合、申請を却下するなど、厳しい内容となっている。 さすがCNNは日国内ニュースと違い「永世中立国のスイス」と切り出してしまったが、これは単なる間違いで、スイスは二

  • ちとまいったかな - finalventの日記

    ⇒404 Blog Not Found:選民思想2.0または少衆主義 逆に最も唾棄すべきは、他の船が気にわないからといって沈めてしまうという行動であろう。これに比べればまだ選民思想というのは罪が軽い。しかし実際のところ、「民主」主義の動きにおいては、船を大きくする代わりに小舟を沈めるということが多々見られる。 その意味において、民主主義というのは時に選民思想以上に危険なのだということは、民主主義の旗をかかげる船に乗っている人は皆自覚しておく必要があるように思える。 こういうと嫌がられるかもしれないけど、「民主主義」というのがわかっているのだろうかとちと疑問に思う。 じゃ、民主主義ってなんなのさと、ウィキペディアを覗くと ⇒民主主義 - Wikipedia 民主主義(みんしゅしゅぎ)とは、個人の人権(自由・平等・参政権など)を重んじながら、多数による意思をもって物事を決める原則をいう。法律

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  • 国家と共同幻想と法と一般意志 - finalventの日記

    ま、たいしたこと書くわけでもないが。メモ。 吉的にいえば、共同幻想というのは発生してしまうもの。宗教と同じ。そしてそれが国家ということで、国家というのは宗教と同じと言ってよいことになる。 他方、いわゆる西洋的な民主主義の考えでは、国家は国民から貸借関係的に疎外されるのだが、それは結果論というか後付的な説明なのか? 国家の機能は一つには、社会から個人=市民を守ること。というか、個人=市民は国家がなければ社会に抹殺されかねない。その個人=市民というのは、むしろ、国家と共時的に発生しているとしかいえない。 超国家において市民は比喩以上には成立しない。つまり、世界市民的な概念は成立していない。その希求があるにせよ、国家から超国家への移行はその統合なり基盤としてはできていない。 逆の方向からいえば、超越的な正義、というものは成立しづらい。 ただ、国家の機能は、その内部の国民=市民からは、正義の希求

    国家と共同幻想と法と一般意志 - finalventの日記
  • My Life Between Silicon Valley and Japan - UCバークレイの授業が無料でGoogle Videoに!!!

    僕はこういうニュースを読むと無性に嬉しくなってしまうんだよなぁ。 「Go to UC for free, on Google Video BERKELEY CAMPUS SHARES 100 INTRODUCTORY COURSES」 http://www.siliconvalley.com/mld/siliconvalley/15629527.htm Google Videoのここ http://video.google.com/ucberkeley.html へ行ってみるといい。UCバークレイの授業やセミナーの動画に無料でアクセスできる。もっともっと増えてくればさらに素晴らしい。今でもたとえば、 http://video.google.com/videoplay?docid=7137075178977335350&q=owner%3Aucberkeley+is141 にいくと、グーグル

    My Life Between Silicon Valley and Japan - UCバークレイの授業が無料でGoogle Videoに!!!
  • キリスト教徒のアルカイダ、子ども洗脳キャンプ - 映画評論家町山智浩アメリカ日記

    ドキュメンタリー映画『ジーザズ・キャンプ』のニュース。 http://www.youtube.com/watch?v=co1_9lR9EpM ノースダコタのキリスト教原理主義者が主催している子どもキャンプの実態を記録した映画。 主催者のフィッシャーという牧師のオバサンはキャンプの目的をこう語る。 「イスラムでは神のために死ねるGod's Soldier(神の戦士)を幼い頃から育てています。 私たちキリスト教徒の子どもたちが神のために命を投げ出すところを見たいの!」 フィッシャーは小学生の子どもたちに向かって叫ぶ。 This means WAR!(これは戦争なのよ)! フィッシャーの敵はイスラムだけではなない。彼女はこうも叫ぶ。 「アメリカをキリスト教徒の手に取り戻すのよ!」 清教徒によって始まったアメリカはいまやユダヤ教徒や仏教徒やイスラム教徒などの異教徒や、ゲイや信心深くない人々に押され

    キリスト教徒のアルカイダ、子ども洗脳キャンプ - 映画評論家町山智浩アメリカ日記
  • ちょっとだけ -ocracyと-ism - finalventの日記

    ⇒404 Blog Not Found:民主主義とかけてWeb2.0ととく 批判とかにとらないでくださいね。そういう話ではないので。 現時点における私の「民主主義」の解釈は、「民主主義そのものを解釈する権利が、全ての民に存在するとする主義」というものである。私にとって「主」というのは、「模型を作り直す権利を持つもの」という意味なのだ。 ご主張部分は、申し訳ない、さておき。 この考え方と、考え方の基礎の言葉の扱いについてだけど。 「民主主義」という「主義」の日語による議論だけど。 この点は、つまり、民主主義の「主義」の訳語から、原語はどうなんだというのはウィキペディアの民主主義の項目でも揺れていたけど。 ⇒民主主義 - Wikipedia 哲学的には、デモクラシー(democracy)の日語訳で、君主に対応する概念(対概念)として「民衆」という概念を設け、人民ないしは国民が、支配の正統性

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