2009年06月10日17:00 カテゴリ書評/画評/品評Culture 世界中が日本の返事を待っている - 書評 - アニメ文化外交 筑摩書房松本様より定期便で献本いただいたのだが、以下を見て書評をまだ上げていなかったことに気がついた。 アニメ文化外交 櫻井孝昌 個人の狂気を見い出すフィルタリングシステム:佐々木俊尚 ジャーナリストの視点 - CNET Japanこういう日本という国で生まれる文化は、軟弱だ。軟弱で、冷笑的で、一歩つねに傍観者敵に引いている。でも軟弱であるがゆえの洗練はすばらしく、その洗練のゆえに日本文化は世界の中で尊敬され、賞賛されてきた。 これまた献本いただいた「ひと月15万字書く私の方法」の書評でなくて失礼。しかし必要なのはこちらの方である。 本書「アニメ文化外交」は、もはや日本のアニメが、「国内の好事家のためのサブカルチャー」として扱うには、世界にとってあまりに大