ヤバい経済学 ─悪ガキ教授が世の裏側を探検する 作者: スティーヴン・レヴィット,スティーヴン・ダブナー,望月衛出版社/メーカー: 東洋経済新報社発売日: 2006/04/28メディア: 単行本購入: 15人 クリック: 383回この商品を含むブログ (330件) を見る 経済学というより社会心理統計応用学のような内容.切り込む視点が面白く,一級の読み物に仕上がっている.基本はヒトはどのようなインセンティブにはどのように反応するのか,そしてそれを実証するにはどのようなデータがあればいいのかということを,面白い具体例中心に説明している.著者はシカゴ大学の異色の俊英経済学者で,ジャーナリストとの共著.しかしなかなか独創的な人らしく,この本は本音のおもしろさが詰まっている.(ただこの題名では統計学とか心理学に興味がある人はなかなか手に取る機会がないのではないだろうか,そこは少し残念な気がする)