vi のコマンドモードの各コマンドに対して、筆者の独断と偏見に基づいた注釈 を加えながら機能を記述したクイックリファレンスである。 おまけとして nvi のヘルプをもとに Emacs 風のコマンド名もつけてみた。 a (append-after-cursor) カーソルの後ろから挿入を開始する。もし a と A がなかったら、行末に文字を挿入することはできない。 b (move-back-word) 前の単語へ移動。h, l では行の終端を越えられないのに、w, b は越えてしまう。この1点を見てもすでに vi の設計が一貫していないことがわかる。 c (change-to-motion) 変更。もっとも有用なコマンドの1つ。しかし実は挙動に例外の多い問題児。なぜ連続する空白の上で cw すると1文字しか削除されないのか? d (delete-to-motion) 削除。vi は削除に関