突如として「2115年まで高速道路は有料」という見解が示された。これは事実上の「無料化撤回」と言っていい(Paylessimages@AdobeStock) 日本の高速道路は「建設費分を回収したら無料」という建前で建設されてきた。されど新しい路線を作るたび、建設費用が上乗せになり、直近で無料化は2065年になると国交省は言っていた。 ところが! 突如「50年延長して2115年まで高速道路は有料!」と言い出したのでございます。通常国会に提出して正式決定する流れ。 ちなみに高速道路の延長についていえば“ほぼ”ない。すでに需要のある区間は完成済みだからだ。 なぜ料金収受を続けるかとなれば、人口減と道路の老朽化対応だという。もはや呆れるばかり。だとしたら2115年以後だって同じ。永久に料金を取られるということ。 なぜこんな愚かなことになるのか。これは簡単。我が国に道路の総合的な計画(グランドプラン