2018年1月26日、オランダのアムステルダム国立美術館“Rijksmuseum”が、スマートフォンアプリを改訂したと発表しています。 館内に300のビーコンを設置しての9言語・14のツアーによる高度な展示案内機能のほか、電子チケットの購入や同館の所蔵作品の高精細画像が閲覧できる“Rijksstudio”の利用などが可能です。 The Rijksmuseum in your pocket(Rijksmuseum,2018/1/26) https://www.rijksmuseum.nl/en/press/press-releases/the-rijksmuseum-in-your-pocket 参考: 所蔵作品125,000点の高精細画像が無料でダウンロード・再利用可能、アムステルダム国立美術館がウェブサイト“Rijksstudio”を公開 Posted 2012年11月2日 http:/
2018年1月24日、米国著作権局が、仮想カード目録(Virtual Card Catalog:VCC)のコンセプト実証(proof of concept)を開始しました。 VOCの実現可能性や潜在利用について検証するために行われるもので、著作権のカード目録のうち、1955年から1970年分と1971年から1977年分が対象です。 仮想の「引き出し」をあけると、カードの画像を閲覧できるようになっており、カードをクリックすると続く50枚のカードをともなって大きな画像が表示されます。また閲覧中に限り、25枚のカードを保存できるようになっています。画像にはメタデータも付記されています。 同局では、VOCへの意見を求めています。 Copyright Office Launches Virtual Card Catalog Proof of Concept(Copyright Office,2018
[著者からひとこと] 根本彰「情報リテラシーを獲得して自由な学びを」 根本彰『情報リテラシーのための図書館――日本の教育制度と図書館の改革』[1日刊] 2017.11.27 情報リテラシーを獲得して自由な学びを ――2020年大学入試改革の真の意味 根本彰 最近、「知的××のすすめ」のようなタイトルをもつ本がたくさん出ている。一説には、新教養主義の時代だとも言われる。書き手はよく知られた作家だったり評論家だったりして、みなたいへんな教養人・読書人である。いずれも、若いうちに本を読む習慣を身につけておくことがその後の社会生活や人生においていかに重要な価値や判断の基準を形成するものかを説くものである。 一方、政府は2001年に子ども読書活動推進法を制定し、それ以降、教育機関や各地の教育委員会を通じて読書振興に取り組んでいる。また、2005年に文字・活字文化振興法を施行し、2008年を国民読書年
2018年2月7日、京都市のメルパルク京都において、国立歴史民俗博物館総合資料学の創成事業人文情報ユニット主催の研究会「博物館におけるオープンデータを考える」が開催されます。 博物館資料を「モノ」として扱う際のデータの再利用可能性について考えるために、オープンサイエンスの観点から様々な資料へのアクセスの可能性についての報告が行われ、大学等の資料のデジタル化とオープン化・再利用可能性、博物館のデータについて検討が加えられます。 入場無料で事前の参加申し込みも不要です。 内容は以下の通りです。 ・趣旨説明 ・「クラウドサイエンスの広がり:KYOTOオープンサイエンスミートアップの活動にもとづく考察」 一方井祐子氏(滋賀大学)、小野英理氏(京都大学) 「研究成果の発信とオープンアクセス:文献、データ、その他いろいろ」 天野絵里子氏(京都大学) ・「博物館コレクション情報の公開に際しての課題」 田
「デジタルアーカイブ」の新たな評価法:Impact Playbook概説 2017年10月,Europeanaより評価方法の新規開発プロジェクトの成果物として“Impact Playbook: For Museums, Libraries, Archives and Galleries”(以下プレイブック)の第一部が公開された。プレイブックは「インパクト評価」を実施するための手順・方法をまとめた一種のガイドラインであり,Europeanaだけでなく,その参加機関である欧州各域の図書館・博物館・公文書館・ギャラリー等が各々のデジタルアーカイブ関連事業の持つ多様な価値を各々の見方で評価し,かつその評価結果を他者と共有できるようにするための「共通言語」としての役割を果たすという。 インパクト評価はもともと環境分野で発達した評価方法であると言われており,その後公衆衛生や社会福祉事業などの諸領域にも
IIIF Japanシンポジウム<報告> 2017年10月17日,東京都千代田区の一橋大学一橋講堂において,「IIIF Japanシンポジウム ~ デジタルアーカイブにおける画像公開の新潮流 ~」が開催された。このシンポジウムは,国立情報学研究所(NII)の高野明彦氏,人文学オープンデータ共同利用センター(CODH)の北本朝展氏,一般財団法人人文情報学研究所の永崎研宣氏によるIIIF Japan企画実行委員会が企画したものである。海外のIIIFの中核メンバー6人によってIIIFの基礎的な説明や今後目指すところが語られた後,バチカン図書館と日本国内でのIIIFの活用事例について報告があり,また最後にIIIFへの期待や課題について図書館・美術館・博物館からそれぞれ報告があった。 はじめに,米・スタンフォード大学等のIIIFコミュニティに所属する中核メンバーの説明に沿ってIIIFについて概説する
COAR Asia Meeting 2017<報告> 2017年12月4日から6日にかけて,ネパールの首都カトマンズにおいて,オープンアクセスリポジトリ連合(COAR)の主催するAsia OA Meeting 2017“Moving to higher ground – from open access to open science in Asia”が開催された。COARによる,アジア地域を主眼とした国際会議は,2016年3月の日本,同11月のマレーシア(E1898参照)に続き,第3回目となる。今回の会議は,オープンアクセス(OA)・オープンサイエンス(OS)の国際動向およびアジア各国の活動に係る情報共有を図ると同時に,開催国であるネパールの活動を発展させる一助となることを目的としていた。日本からは,国立情報学研究所(NII)および鳥取大学から計4人が参加した。 会議の報告と発表資料はC
兵庫県が、2017年12月21日から2018年1月31日まで、県立図書館を含む保有施設等を対象としたネーミングライツ・パートナーを募集しています。 ネーミング・ライツの期間は2018年4月1日からの3年間を最低期間とし、1年単位で期間を加えることができるようになっています。 県立図書館のサービスの充実・信頼性が浸透していることから、「兵庫県立図書館」の前または後に企業名・ブランド名等を付けることが命名条件です。 兵庫県立施設へのネーミングライツの導入について(兵庫県,2018/1/21) https://web.pref.hyogo.lg.jp/kk23/namingrights.html ネーミングライツ付与対象施設個票(46施設)[PDF:2,605KB](兵庫県) https://web.pref.hyogo.lg.jp/kk23/documents/04kohyou.pdf ※7ペ
※個人情報保護の為、若干のフェイクを加えた創作と捉えてください。やや長文です。お時間のある時にお読みいただけたらと思います。 5年ほど前 別れた彼女からクリスマスイブに1年ぶりに電話で連絡が来た。 突然、どうしたのかと思ったけど 決して元彼女に悪印象があったわけでもなかったので電話で話をしたところ とても体調を崩していて、不安定な状態になっているという事、らしい。 もちろん、それにすぐに対応できるわけじゃないけど 話を聞くだけなら・・・と相談に乗っていた。 その日は、それで終わったのですが、その半月ほど後、正月直後に どうしても辛いというので会いにいった。 元彼女は、体調不良だと言っていたが 私の目からは、明らかに 「精神疾患薬の神経系副作用」 が起こっているように見えた。 手の震え、激しい動悸と不安、手足がムズムズする 後日に調べたら大変危険な副作用「アカシジア」という症状だった。 ht
小学生『10歳までに読みたい名作シリーズの本が読みたくて図書室に行ったら先生に断られた』→その理由『あなたは11歳だからダメ』 https://togetter.com/li/1191269 ざっくりと説明 学校司書:学校で司書をしている人。基本司書資格を持っている人が採用になりますが必須ではないので持っていなくても場合によっては採用になります。配属先は選べないので公共図書館で勤務したかったのに小学校に配属になってこんなはずじゃなかったという思いをしている人もいるかも 司書教諭:教員かつ司書教諭の資格を持っている人。学校司書のサポート役だったり、他の先生と学校司書の橋渡し役等をしてくれる先生、のはずですが担任を持っていたりすると忙しくて図書館の業務に全然関われないという場合も…… その他、地域によっては司書資格も何もないボランティアの方が司書の代わりをしているという話を聞きます ツイート元
先日の記事で、新年の抱負を書きました。 その中で、新聞スペシャリストを目指し始めると宣言しましたが、今日はその話をもう少し。 (当ブログの記事は2分で読める文字量としていますが、今日は少しだけ長めです) ★どうして突然? 新聞スペシャリストを目指すと聞いて、「空手家は、何でこんなことを言い出したんやろ・・・?」と思った方も多いでしょう。 私がこう決意したのは、自分の武器、言わば自分の得意分野を持とうと考えたからです。数年来このことを考えており、そのターゲットを関心を持っていた新聞に絞っただけなのです。 (どうして新聞なのか、新聞スペシャリストとは具体的に何を目指しているのかは追って記事にしますので、今回はひとまず置いておきます) そして、自分の武器を持つべきは私だけでなく、全ての図書館員だと考えます。 ★図書館員が自分の武器を持つべき3つの理由 どうして、図書館員が自分の武器を持つべきなの
フィンランドの国立電子図書館FinELibコンソーシアムとエルゼビア社はこのたび、雑誌購読に関する3年間の契約を締結した。本契約は13大学、11研究機関、および11応用科学大学に対する、ScienceDirect収録誌1,850誌の購読を供与する。 また韓国についても、長期にわたる交渉の結果、2020年までの契約を締結した。Science誌が伝えるところによると、エルゼビア社は4.5%の値上げを要求していたが、3.5%から3.9%(2017年比)で落ち着いたようである。 [ニュースソース] FinELib and Elsevier reach agreement for subscription access and open access publishing - エルゼビア 2018/1/17 South Korean universities reach agreement with
東京大学人文社会系研究科人文情報学拠点が、中国の国際デジタル図書館ネットワークであるCADAL(China Academic Digital Associative Library)に、2018年1月16日に加盟したと発表しています。 CADALは、中国に関係する書籍を中心に270万冊以上ものデジタル化資料を収録し、中国・欧米・インド等の70以上の機関が参加する大規模なデジタル図書館ネットワークで、今回の加盟により、東京大学でもこれらのデジタル化資料を制限なく利用することが可能になります。 加盟にはデジタル資料の提供が必須ですが、日本にはデジタル資料を提供できる図書館が存在しないため、代わって大学研究機関(東京大学人文社会系研究科人文情報学拠点)が対応することで、CADAL加盟を実現しました。 研究成果「人文情報学拠点が中国デジタル図書館国際協力計画(CADAL)に日本初の加盟」(下田正弘
2018年1月18日、独・De Gruyter社は、同社が刊行するオープンアクセス(OA)図書が1,000タイトルに到達したと発表しました。 OA図書の多くは英語で書かれたものですが、ドイツ語や他のヨーロッパ言語で書かれたものも含まれるとのことです。 De Gruyter reaches 1000th open access book milestone(De Gruyter、2018/1/18付け) https://www.degruyter.com/dg/newsitem/263/de-gruyter-reaches-1000th-open-access-book-milestone 参考: 独・De Gruyter社、“De Gruyter Open Access Book Library”を開設 Posted 2017年3月24日 http://current.ndl.go.jp/
2018年1月17日、SAGE社が統計データリポジトリData-Planetを買収したことを発表しました。 Data-PlanetはConquest Systems社が提供してきた、70以上の公的・私的機関から提供された49億以上のデータセットを収録する統計データリポジトリです(利用には契約が必要)。SAGE社は元々データサービスSAGE Statsを提供していますが、当面、両サービスを統合する予定はないとされています。 SAGE Publishing expands data offering with the purchase of Data-Planet(SAGE、2018/1/17付け) https://uk.sagepub.com/en-gb/asi/press/sage-publishing-expands-data-offering-with-the-purchase-of-
2018年1月22日、動画共有サイトYouTubeが国際標準名称識別子(ISNI)の登録機関となったことが発表されました。 YouTubeのプラットフォーム上に作品がある音楽家、作曲家、演奏家などにISNIが付与されます。YouTubeは音楽界で初めてのISNI登録機関とのことです。 現在、ISNIメンバーは39機関であり、そのうち16機関は登録機関となっています。これまで組織約65万件、個人940万件以上の、合わせて1,000万件以上のISNIが付与されています。 YouTube Adopts ISNI ID for Artists & Songwriters(ISNI, 2018/1/22) http://www.isni.org/content/youtube-adopts-isni-id-artists-songwriters 参考: フランス国立図書館、創作者等の名称に関する国際
2018年3月16日、東京文化財研究所において、研究会「美術雑誌の情報共有に向けて」が開催されます。 明治から昭和戦前期の美術雑誌を具体的に取り上げ、あらためて美術史研究資料としての意義を検証するとともに、その情報の整理、公開、共有のあり方について検討する機会として開催されるものです。 受講料は無料ですが、事前の申し込みが必要で、定員は80人(先着順)です。 内容は以下の通りです。 ・東京文化財研究所の美術雑誌 ーその収集と公開の歩み 塩谷純氏(東京文化財研究所 文化財情報資料部 近・現代視覚芸術研究室長) ・『日刊美術通信』から見えてくる、もうひとつの昭和10年代アートシーン 大谷省吾氏(東京国立近代美術館 美術課長) ・「美術」雑誌とは何か ―その難しさと価値をめぐって 森仁史氏(金沢美術工芸大学柳宗理記念デザイン研究所シニアディレクター) ・ディスカッション、質疑応答 塩谷純氏、大谷
車両6台の衝突事故が発生、北向け車線が通行止めとなった沖縄自動車道=2017年12月1日午前10時半ごろ、沖縄市知花 昨年12月1日に沖縄自動車道を走行中の米海兵隊曹長の男性が、意識不明の重体となった人身事故で、産経新聞が「曹長は日本人運転手を救出した後に事故に遭った」という内容の記事を掲載し、救出を報じない沖縄メディアを「報道機関を名乗る資格はない」などと批判した。しかし、米海兵隊は29日までに「(曹長は)救助行為はしていない」と本紙取材に回答し、県警も「救助の事実は確認されていない」としている。産経記事の内容は米軍から否定された格好だ。県警交通機動隊によると、産経新聞は事故後一度も同隊に取材していないという。産経新聞は事実確認が不十分なまま、誤った情報に基づいて沖縄メディアを批判した可能性が高い。産経新聞の高木桂一那覇支局長は「当時のしかるべき取材で得た情報に基づいて書いた」と答えた。
本書は,東京大学総長など多くの要職を歴任した吉川弘之氏と,さまざまな領域の最前線で活躍する8人の研究者・教育者との対談を通じ,科学コミュニケーションの「これまで」を総括し,「これから」を予見する内容となっている。吉川氏の広範かつ深遠な知識と明確な方向づけにより,多様な対談相手の専門性を巧みに引き出しつつ,科学コミュニケーションに関する話題に自然と対談が着地している。 さまざまな事柄を多面的に議論しているため,本紹介文ですべてに言及はできないが,私の経験と照らし合わせ,特に印象深い内容について簡単に触れたい。 昨今,サイエンスカフェなど多くのイベントが全国各地で開催されている。しかし,これらの営みの多くは,科学を自ら受容しようとする人たちには届くが,そもそも科学に関心をもたない層には届きづらく,もどかしい思いを抱えていた。そのため,高橋政代氏(医学者)の「科学を伝えるためのものを,日本科学未
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<今回の内容> 1.はじめに 2.「日本よ、この期に及んで「古文・漢文」が必要だというのか」(はてな匿名ダイアリー)に関して 2-1.古典分野を解答するか、受験科目に選ぶかは受験生次第 2-2.古典分野が必要な理由~現代日本の法律文には古典の文語体の名残あり~ 2-3.匿名ダイアリー筆者が言う「古文・漢文は受験科目にするな」について 3.さいごに 1.はじめに 新年が明けて、最初の週末。もう一週間ほど経てば、今年もセンター試験がやって来ます。ここで、少しセンター試験を含む大学入試に関する思い出をお話し致します。 高校時代の私は、壊滅的に理数科目がダメでした。おまけに、英語や国語の現代文の長文読解の得点率が、文章の内容によって差が激しいタイプなため、センター試験は早々に諦め、私立の文系三教科の一般入試で受験予定でした。 結局、秋ごろに小論文(志望専攻の分野レポート2000字)+自己推薦入試で
後継者への権限委譲を検討するのと並行して、3月には京都学園大学を運営する学校法人の理事長に就任する。日本電産の働き方改革だけでなく、これからは大学経営を通じて若者の人材育成にも積極的に力を注いでいく。 今の日本の大学はマーケットが欲する人材を輩出できていない。多くの企業は、英語力や会計力などを即戦力として求める。だが、英語も十分にできないのに第二外国語を学ばせたりする。経済学部を出たのに簿記も分かっていない。こうした教育体制そのものに問題があるのではないか。 出身大学の名前なんて、採用する企業には関係ないことだ。実際、日本電産の役員は必ずしも高学歴というわけではない。企業経営に偏差値が関係ないということは、当社のデータが如実に示している。 東京大学や京都大学は、ノーベル賞を受賞するようなトップ研究者を養成するだろう。だが企業にとって、そういう人材がどれだけ必要だろうか。私は東大や京大に対抗
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