衆院の小選挙区ごとに1ポイントが割り振られる党員・サポーター票は、九州・山口では長崎3、4区と大分3区、宮崎3区、鹿児島1、4区、沖縄1〜4区の10選挙区で小沢氏がポイントを奪ったが、他の32選挙区は菅氏が勝利した。 沖縄県では、米軍普天間飛行場の移設問題について、「米国と改めて話を行う」とした小沢氏が全選挙区で圧勝した。同県南城市の団体職員でサポーターの大城織恵さん(30)は、「菅さんのままだと(名護市)辺野古への移設が決まってしまうと思い、小沢さんに入れた。敗れたけど、政府の方向性は変わってほしい」と話した。 民主党沖縄県連の新垣安弘幹事長は「小沢さんへの沖縄の『期待票』を菅政権は重く受け止めてほしい」と語った。