ゼロディ攻撃の撲滅を目指す「Google Project Zero」に参加する研究者、Mateusz Jurczyk氏が米国時間6月23日、「Adobe Reader」と「Windows」のフォント管理システム内に発見した15件の脆弱性に関する詳細を公表した。 Jurczyk氏からの情報提供を受けたMicrosoftとAdobeは、最新のセキュリティ更新で該当する脆弱性を修正済みだ。 Jurczyk氏がテクノロジ系ニュースサイトのThe Registerに語ったところによると、一連の脆弱性の中で最も深刻度が高いのは、32ビットシステムに影響を与える「CVE-2015-3052」と、64ビットシステムに影響を与える「CVE-2015-0093」の2件。Adobe Type Managerフォントドライバ(ATMFD.DLL)内に発見されたこれらの脆弱性は、BLEND演算子によるCharstr