前回から引き続き、「ステージを理解して git をもっと便利に使う」というテーマでコマンドを紹介します。 今回は git diff --cached です。 ●git diff --cached 使用例 git diff --cached 前回覚えた git add でstageする/しないを使い分けると、困ったことがひとつ出てきます。 それは git diff が「index」と「ワーキングコピー」の差分だけを表示すること、つまり一旦git addでstageした内容はgit diffで表示されなくなってしまうことです。 前回の復習として、git add直後の「最新のコミット」と「index」、「ワーキングコピー」の関係を思い出してみましょう。 「最新のコミット」≠「index」=「ワーキングコピー」 git diffは「index」と「ワーキングコピー」の差分だけを表示するので、「最新