マクロミルは8日、新たな代表執行役グローバルCEO(最高経営責任者)として、スコット・アーンスト氏が就任したと発表した。前任のハン・デ・グルート氏は取締役に退く。 アーンスト氏は、2014年8月まで、WPP傘下の調査会社ミルウォード・ブラウン・デジタルや、その前身のコンピート社の社長を計12年間務めた人物。同社は、ネット上の消費者行動分析や、マーケティング効果測定を強みとする。アーンスト氏はほかにも、ハブスポット傘下のマーケティング・オートメーション企業や、日用品Eコマース、画像認識テクノロジーの新興企業などの取締役、アドバイザーを歴任してきた。 同氏のCEO就任は、今夏から水面下で検討が続いていた。昨年10月末のメトリックス・ラボ(蘭ロッテルダム市)の買収以降、本格的に海外展開に乗り出したが、その勢いをさらに加速するためだ。「少しずつグローバルの顧客を獲得できた一方で、各市場でニーズや必