
NASAが資金提供した新しい研究によると、「スターリンク」のような通信衛星が寿命を迎えて大気圏に再突入する際に、地球のオゾン層を減少させる可能性がある。同研究はGeophysical Research Lettersに掲載された。 スターリンクなどの人工衛星は寿命を迎えると大気圏に突入して燃え尽きるが、その際にアルミニウム酸化物の小さな粒子を残す。これが紫外線を吸収するオゾン層まで落ちていく。南カリフォルニア大学の研究チームは、2016年から2022年にかけてこうした酸化物が8倍に増えたことを突き止めた。 この増加分がすべてスターリンク由来というわけではない。スターリンクが最初の衛星を打ち上げたのは2019年5月だからだ。しかし、今低軌道上に圧倒的に多く存在しているのはスターリンク衛星だ。 低軌道上にはおよそ8100の人工物体があるが、そのうち6000以上をスターリンクが占めている。さらに
by Natural England 中央ヨーロッパのチェコ南西部に位置するブルディ山脈は長らく開発が行われず、手つかずの自然が残っているため景観保護区域が設けられています。そんなブルディ景観保護区域では、湿地を回復するためのダム建設計画がありましたが、野生のヨーロッパビーバーが勝手にダムを建設してくれたおかげで、地元当局は大幅なコストを節約できたと報じられました。 Beavers build planned dams in protected landscape area, while local officials still seeking permits | Radio Prague International https://english.radio.cz/beavers-build-planned-dams-protected-landscape-area-while-loc
この画像を大きなサイズで見るPhoto by:iStock ラッコにはそんなつもりはなかったんだろうが、はからずも生態系の危機を救う、救世主となっていたようだ。 侵略的外来種のヨーロッパミドリガニが増殖し、アメリカ西海岸の生態系を脅かしている中、カリフォルニア州モントレー湾では、愛らしいカリフォルニアラッコの群れが、年間数万匹ものミドリガニを捕食し、生態系を回復させたのだ。 外来種「ヨーロッパミドリガニ」の脅威 ヨーロッパミドリガニは、ヨーロッパからの商船のバラスト水(船底に積む重り用の水)に混じって米国に侵入したと考えられている。 1980年代にはアメリカ西海岸の海草の破壊、幼体のカニやサケの捕食、さらには沿岸生態系全体を荒廃させるなど、壊滅的な影響を及ぼしてきた。 甲幅6cmほどの小さなカニだが、その被害は数百万ドル規模に及び、漁業や水産業に深刻な影響を与えている。 アラスカ州は早期発
国内ではほとんど自生していない「ムジナモ」と呼ばれる水草について、埼玉県は羽生市での長年の保護活動により自然の状態で繁殖していることが確認されたとして、「野生絶滅」としているレッドデータブックを改め「絶滅危惧種」とする方針であることが県への取材でわかりました。 「ムジナモ」は、プランクトンなどを捕食する食虫植物で、国内ではほとんど自生していません。 埼玉県内では羽生市の宝蔵寺沼に自生していましたが、50年以上前に姿を消し、県のレッドデータブックでは「野生絶滅」に分類されています。 羽生市や地元の保存会などは、沼で15年以上にわたって「ムジナモ」を育て、天敵のウシガエルを駆除するなど環境を整えた結果、現在は110万株を超えるほどに増え、自然の状態で繁殖していることが確認されました。 こうしたことから、来年3月に改訂する埼玉県のレッドデータブックで、ムジナモの分類を現在の「野生絶滅」から、1つ
確保されたミステリークレイフィッシュ。体の側面にマーブル模様がある(環境省沖縄奄美自然環境事務所提供) 環境省沖縄奄美自然環境事務所は29日、那覇市の天久ちゅらまち公園の池で発見されたザリガニが、特定外来生物のミステリークレイフィッシュだったと発表した。成熟サイズの個体が複数確保されており、国内初の定着の可能性がある。 8月20日にミステリークレイフィッシュを発見した市民から同事務所に通報があり、体長60~80ミリのメス7匹が確認された。 ミステリークレイフィッシュは単為生殖を行うため、メス1匹からでもクローン増殖できるのが特徴。環境適応性が高く、亜熱帯から温帯が好環境となる。一度に400個以上の卵を持ち、陸地を歩いて移動する。 体の側面にマーブル模様がある。アメリカザリガニと比べて成長しても体は強い赤色にならず、背中の溝の間隔は広い。はさみも巨大化せず、体長は最大10センチほどになると言
滋賀県と岐阜県にまたがる、標高1377メートルの伊吹山。 日本百名山のひとつで、かつては年間20万人以上が訪れる、観光客や登山者でにぎわう山でした。 しかし、ことし7月。 ふもとの滋賀県米原市の伊吹地区で立て続けに土砂災害が3度発生しました。いずれの災害でもけが人はいませんでしたが、床上まで土砂が流れ込むなどあわせて7軒の家に大きな被害が出ました。 なぜ同じ地区で繰り返し土砂災害が発生したのか。 原因を探っていくとある意外な存在にたどりつきました。 (大津放送局 記者 丸茂寛太) ことし7月1日午前10時前。 1本の連絡が消防団から米原市に入りました。 「土砂崩れがあり、人が通れないくらい道路に流れこんでいる」 土石流が発生したのは伊吹山のふもと、300人あまりが住む伊吹地区。 現場に駆けつけたNHKのカメラマンが撮影した映像には、伊吹山から流れ出たとみられる大量の土砂が道路を寸断している
鉄とコンクリートよりも二酸化炭素排出量が少ないとして木造建築が見直され、大きなビルを木造で建てるプロジェクトも世界中で進行している。しかし、適切な木材の調達や維持管理のためのトータルコストを考えると、それが常に「持続可能」とは限らない。 2023年に落成したシンガポールの木造ビルの例は、私たちに教訓を与えてくれる。 シンガポールの南洋理工大学の新棟「ガイア」が2023年に落成したとき、それはより緑多き未来への布石として歓迎された。約4万1200平方メートルのこの巨大木造建築は、持続可能な方法で伐採された木材のみを梁とパネルに使っている。 だが現在、その思いがけない欠点が注目を浴びている。ありとあらゆる木材にカビが発生してしまったのだ。「カビが生えているのを見ると、ちょっと気持ち悪くなります」と、4年生のグレース・ウンは話す。 この件は、世界中の木造建築が抱える問題を浮き彫りにした形となった
自然ガイドのネタ帳 @kumasuke902 小学生のムスメが「私たちは、ペットの数より少ない。貴重だ。もっと大切にせよ」と言っていて、調べてみたらその通りでした。 なんなら減っていると言われているスズメより少ないです。 たしかに見かける頻度は、どれも同じくらいだなぁと、妙に納得。 そして、どれも数に関係なく大切にします。 pic.x.com/tf4ifr3dst
東京23区で家庭から排出されるゴミは、東京湾の最終処分場に埋め立てられていますが、約50年後には満杯となり23区内での処分先がなくなってしまう恐れがあります。そこで、23区と東京都が検討を行っているのが、家庭ゴミの有料化です。 【画像】東京23区ゴミ処分場(東京都江東区海の森) ゴミ最終処分場のさらなる拡張は困難東京湾中央防波堤の外側にある廃棄物の最終処分場では、東京ドーム170個分にあたる794ヘクタールの広大なエリア全てが最終処分場となっています。 東京23区の家庭などから排出される可燃ゴミや粗大ゴミ、不燃ゴミなど1年間で約249万トンのゴミが焼却や破砕など中間処理がされた後ここに埋め立て処分されています。 船の航路を確保するため、最終処分場のさらなる拡張が難しいなかで、約50年後には23区から排出されるゴミの処分先がなくなってしまう恐れがあります。 23区と東京都が家庭ゴミ有料化を検
米ニューメキシコ州のカールズバッド洞窟群国立公園は壊れやすい生態系を維持している/Edwin Remsberg/VW Pics/Universal Images Group/Getty Images (CNN) 米ニューメキシコ州のカールズバッド洞窟群国立公園で、持ち込みが禁止されているスナック菓子を観光客が持ち込んで洞窟内で落としたために、洞窟の生態系に「多大な影響」が生じたと公園当局が伝えている。 同公園の洞窟内では飲料水以外の飲食が禁止されている。しかし同公園のフェイスブックの6日の投稿によると、「ビッグルーム」と呼ばれる地中の広大な洞窟内の遊歩道から外れた場所で、スナック菓子のチートスが見つかった。 「人間のスケールにしてみれば、スナック菓子の袋を落とすのはささいなことに思えるかもしれない。だが洞窟の生命にとって、それは世界を一変させ得る」。同公園はそう書き込んでいる。 「加工トウ
6月26日夜、大阪市内の公園にあった高さ10メートルほどのケヤキが人知れず切り倒された。「安全のために撤去する」という市側の説明に疑問を感じた市民らが日中座り込みをして守っていた「シンボルツリー」だ…
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