東日本大震災で多数の電柱が倒れ、緊急車両の通行を阻んだことから、国土交通省は「緊急輸送道路」(緊急道)で電柱新設を禁止する方針を決めた。緊急道に指定される一般道路は全国で約8万7800キロに及び、電力や通信などの事業者は今後、緊急道沿いに電線を設置する場合は地中に埋設することになる。19日からパブリックコメントを募集し、その内容を踏まえて正式に決定し、今年度から規制する方針。【坂口雄亮】 海外では無電柱化が進むが、日本には電柱が約3500万基ある上に、年間約7万基ずつ増えており、これまで規制はなかった。 しかし、2011年3月の東日本大震災では、電柱約5万6000基が倒壊し、緊急車両の通行を阻害。1995年1月の阪神大震災でも電柱約8100基が倒れ、生活物資輸送や緊急車両通行に支障が出た。こうしたことから、無電柱化の促進を求める意見が上がっている。 災害対策基本法に基づき、災害時に復
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