香港の条例改正「受け入れられない」=主権や人権侵害と批判-台湾総統 2019年06月13日19時57分 【台北時事】台湾の蔡英文総統は13日、総統府で記者会見し、香港で拘束した容疑者の中国移送を可能にする「逃亡犯条例」改正案について、「中華民国(台湾)の主権を侵害しており、われわれは受け入れられない」と批判。「この件をきっかけに『一国二制度』が実行不可能だという事実が台湾人の胸に深く刻まれた」と訴えた。 改正案では、容疑者を中国本土のほか、台湾やマカオにも引き渡すことができると規定している。香港政府が中国の主張する「一つの中国」原則に呼応する形で、この条例に台湾を組み込んだことに、蔡氏は反発。香港側に容疑者の引き渡しを求める場合でも、「人権を侵害するこの法律を前提にすることはできない。われわれはこの悪法の手先になることを拒否する」と述べた。 新型コロナ最新情報 日韓関係 米政権
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