「学校が始まるのが死ぬほどつらい子は、学校を休んで図書館へいらっしゃい」。反響を呼んだツイートを投稿した鎌倉市中央図書館の館長に話を聞いた。
今月開催された図書館総合展において、新潮社の社長が図書館に対し一年間の貸出猶予を求めるとした報道が出ています。 news.tbs.co.jp 一応この場にいた人間としまして、本発言のニュアンスをできる限り正しくお伝えしますと あくまで「特定のタイトル」の貸し出しに対し「一定の配慮」を求める「お願い」であり、強制力はない。従わない図書館がいても構わない 所蔵副本冊数や具体的な貸出数等についての具体的制限は設けない。あくまで図書館側の自主的な配慮に任せる 本件を強く要望しているのは著者たちであり、出版社としてはそうした声を抑えきれない 出版社としては、図書館での貸出と新刊本の売上に明確な因果関係が現時点であると言い難いことは把握している。 こういうことは本のジャンルによる差が大きく、文芸書以外の分野では図書館が買い支えている側面があることも理解している。図書館との関係を悪化させるつもりはない
未登録の場合は「登録」ボタンをクリックします。 登録したい都道府県を地図から選択します。 確認ボタンをクリックすると登録が完了します。 ※登録した都道府県を変更するには「変更」ボタンをクリックします。 同性愛などの本図書館で盗まれる 27日から29日にかけて、岐阜市にある2つの図書館で同性愛や性同一性障害をテーマとする本60冊がなくなっているのがわかり、警察は何者かが盗んだものと見て捜査しています。 27日、岐阜市にある岐阜市立図書館で、同性愛と性同一性障害をテーマにした24冊の本がなくなっているのを嘱託職員が見つけました。 また、この報告を受けた同じ岐阜市内の岐阜県図書館でも職員が29日同じように本がなくなっていないかどうかを確認したところ、同じ同性愛と性同一性障害をテーマにした36冊の本がなくなっていたということです。 2つの図書館では、警備員などが数時間おきに館内を巡回していま
気がつくともう二週間経ってしまって、いかんなあ、このままだと心にもわんとひっかかったままの状態が続きそうだ、と思い、とりあえず書いてみることにした。先日、筑波大学春日エリアメディアユニオンで行った「ALIS定例会特別企画 クラウドファンディング報告・講演会」(参照)についてである。 講演会を実施されたかた、それと聞きに来てくれたかた、ありがとうございます。 心にひかかった、というより、いろいろな思いがこんがらがっていた、と言うべきかもしれない。そこで思うままにいくつか、もつれた思いを書いてみたい。 なぜ講演に出たのか。これについてはすでに触れたとおり、主旨に賛同したことがある。ただ、これが募金の前であったら、少し悩んだかもしれないとは思った。つまり、自分の講演の出来不出来が募金に影響したら、どうだっただろうか、ということだ。その悩みを仮想にこの間、自分の思いのなかで繰り返していた。暫定的な
来週になりますが、8月9日(土)、筑波大学で開催される講演会に講師として出ます。 一般向けに、finalvent本人が出るのは、初めてことになります。 内容は後に記しますが、「公立図書館に『アンネの日記』など376冊の本を寄贈したい!」(参照)とするクラウド・ファンディング活動に関連して、「アンネの日記破損事件の海外での受け止めかたについて」の話題です。以前、このブログで書いた記事の関連を詳しく説明することになります。 今回、講師を受けたのは、主旨に賛同したことからで、他意はありません。 ブログを初めて、基本、自分の仕事とは関係ないことから、長くfinalventとして匿名で続け、また、公に出るこということも控えていました。匿名という点については黎明期からパソコン通信をしていた延長であって、正体を隠したいという意図ではありませんでした。 10年をきっかけに自著『考える生き方』(参照)を出し
樋渡:あらゆる公共施設の中でも、住民からすると、図書館って、いちばん敷居が低いじゃないですか。市役所や病院って用事のあるときにしか行きませんよね。誰もが気軽に寄る場所じゃない。その点、図書館は、子どもも浪人生も学生もサラリーマンも主婦もお年寄りも、あらゆる人に門戸が開かれた、皆が気軽に使える公共の場です。 だったら、図書館をもっと元気のある場所にできないか。武雄市の図書館もそうだったんですが、図書館そのものは、多くの人にとって決して居心地のいい場じゃなかった。だいたい午後6時には閉まっちゃうし、休館日も多い。なんだかカビくさいし、照明も暗い。一方で、住民の要求に一方的に従って、ベストセラーばかりが何冊も置いてあって、民間書店のビジネスを圧迫したりしている。 現実を動かせば、人も街も変わる 樋渡:どうすれば、図書館を利用者目線でプロデュースし直せるだろう。そう思ったとき、2011年12月の「
杉並区など東京郊外市図書館を中心に『アンネの日記』の関連本が多数破られるという不可解な「事件」があった。これが国際的な話題ともなり、2月21日には官房長官も記者会見で言及した。2月24日には、警視庁捜査一課が器物損壊事件として杉並署に捜査本部を設置した。 実に不可解な事件だったが、3月7日、ジュンク堂書店池袋本店で「アシスタントとゴーストライターは違います」という手書きのビラを貼りつける男を逮捕したところ、この男がアンネ関連の書籍を破ったことを自供した。が、この男は心神喪失ではないかということで、その後の報道はひとまず沈静化していた。 そして今日、この男が不起訴処分になると報道された。精神鑑定が実施され、心神喪失の状態だったと判断されためである。一例として、NHKニュースはこう伝えていた。「アンネの日記 破損で逮捕の男は心神喪失 不起訴へ(6月19日 11時51分)」(参照) この事件は、
東京都内の図書館や大型書店で「アンネの日記」などの本300冊余りが破られた事件で、逮捕された男の精神鑑定を行った結果、事件当時は心神喪失の状態だったと判断されたことが関係者への取材で分かりました。 東京地方検察庁は近く男を不起訴にするものとみられます。 この事件は、東京都内の図書館や大型書店で「アンネの日記」などの本300冊余りが破られているのが見つかったもので、東京・小平市の36歳の無職の男が、杉並区の2つの図書館で合わせて40冊余りを破ったなどとして、器物損壊などの疑いで警視庁に逮捕されました。 これまでの調べに対し男は、一連の事件への関与を認めていましたが、動機について意味の分からないことを話したことなどから、東京地方検察庁はことし4月から2か月間にわたって専門家による精神鑑定を行い刑事責任を問えるかどうか調べていました。 関係者によりますと、鑑定の結果、男は事件当時、心神喪失の状態
東京都内の図書館や大型書店で「アンネの日記」などの本300冊余りが破られた事件で、東京地方検察庁は、逮捕された無職の男について刑事責任が問えるかどうかを詳しく調べるため、専門家による精神鑑定を行う方針を固めました。 この事件は、東京都内の図書館や大型書店で「アンネの日記」などの本300冊以上が破られているのが見つかったもので、このうち杉並区の2つの図書館で合わせて40冊余りを破ったなどとして、東京・小平市の36歳の無職の男が器物損壊などの疑いで警視庁に逮捕されました。 警視庁によりますと、事件には思想的な背景はないとみられ、これまでの調べに対し男は「図書館の防犯カメラから見えないように破った」などと供述し、一連の事件への関与を認めているということです。 その一方、動機について意味の分からないことを話すなど言動に不可解な点があるということです。 東京地方検察庁は男の刑事責任を問えるかどうか詳
東京都内の図書館や大型書店で、「アンネの日記」などの本300冊余りが破られた事件で、逮捕された男が最も早い去年2月の豊島区内での被害についても関与を認める供述をしていることが警視庁への取材で分かりました。 警視庁は長期間にわたって執ように本を破った動機を捜査するとともに、男の供述には不可解な点があることから刑事責任能力についても調べています。 この事件は東京都内の図書館や大型書店で、「アンネの日記」などの本300冊以上が破られているのが見つかったもので、このうち先月5日、杉並区の図書館で20冊余りを破ったとして東京・小平市の36歳の無職の男が、器物損壊などの疑いで警視庁に逮捕されました。 男は容疑を認め、「多くの図書館でもやった」と供述していますが、その後の調べで一連の被害のうち最も早い去年2月や5月にも豊島区の千早図書館などで本を破ったことを認める供述をしていることが警視庁への取材で分か
東京都内の図書館や大型書店で「アンネの日記」などの本が相次いで破られた事件で、逮捕された男が動機について「アンネの日記はアンネ自身が書いたものではないことを批判したかった」という趣旨の供述をしていることが、警視庁への取材で分かりました。 警視庁はさらに調べを進めるとともに、供述などに不可解な点もあることから、男の刑事責任能力についても調べています。 この事件は、東京都内の図書館などで「アンネの日記」などの本、300冊以上が破られているのが見つかったもので、このうち先月5日に東京・杉並区の図書館に侵入しアンネの日記などの本23冊を破ったとして、東京・小平市の36歳の無職の男が器物損壊と建造物侵入の疑いで警視庁に逮捕されました。 男は容疑を認め、「多くの図書館でもやった」と供述しているということで、警視庁は一連の事件に男が関わっているとみています。 警視庁は男の動機を捜査していますが、その後の
東京都内の図書館や書店で、「アンネの日記」などの本300冊以上が破られた事件で、図書館で本を破ったことを認める供述をしている男が、破った本のページを川やゴミ置き場に捨てたことを認め、供述どおり、その一部とみられるものが見つかったことが警視庁への取材で分かりました。 警視庁は男が一連の事件に関わった疑いが強まったとして、近く器物損壊の疑いで再逮捕する方針を固めました。 この事件は、都内の8つの自治体の公立図書館や大型書店で、「アンネの日記」やアンネ・フランクの伝記などの本合わせて300冊余りが破られているのが見つかったものです。 警視庁で、防犯カメラの映像を分析するなど、捜査を進めた結果、小平市の30代の無職の男が先月、被害があった東京・池袋の大型書店にビラを貼る目的で不法に侵入したとして、今月7日に建造物侵入の疑いで逮捕し、事情を聞いていました。 男は図書館で本を破ったことを認める供述をし
東京都内の図書館や書店で、「アンネの日記」などの本300冊以上が破られているのが見つかった事件で、被害があった書店に不法に侵入した疑いで逮捕された都内の30代の男が図書館で本を破ったことを認めるような供述をしていることが、警視庁への取材で分かりました。 警視庁は、供述の裏付けを進めるなど事件への関わりを慎重に捜査しています。 この事件は、都内の8つの自治体の公立図書館で、「アンネの日記」やアンネ・フランクの伝記などの本、合わせて300冊余りのページが破られているのが見つかったほか、東京・池袋の大型書店でも、先月21日とその1か月ほど前にアンネの日記1冊ずつに被害が見つかったものです。 警視庁で器物損壊事件として防犯カメラの映像を分析したりするなどした結果、被害があった池袋の書店で、都内に住む30代の無職の男が先月、売り場を行き来する様子が写っていたほか、2冊目の被害が見つかった翌日の先月2
東京都内の公立図書館で、所蔵する「アンネの日記」や関連する本のページが破られる被害が相次いでいることが分かりました。 被害は、7つの区と市の36の図書館で少なくとも280冊余りに上り、届けを受けた警視庁が器物損壊の疑いで捜査しています。 「アンネの日記」などの本のページが破られていたのは、東京・杉並区や豊島区、西東京市などの公立図書館で、先月上旬以降、「アンネの日記」をはじめ、アンネ・フランクの伝記、それにホロコーストに関する本などのページが破られているのが相次いで見つかったということです。 NHKが都内の自治体に取材したところ、被害は合わせて7つの区と市の36の公立図書館で、少なくとも282冊に上っています。 最も多かったのは杉並区の11の図書館で119冊、次いで、中野区の5つの図書館で54冊、練馬区の9つの図書館で41冊、新宿区の3つの図書館で39冊、豊島区の3つの図書館で12冊
8月半ば、漫画家・中沢啓治氏(故人)の代表作『はだしのゲン』が、昨年末から松江市立小中学校の図書館で「閉架」(オープンな書棚に並べず、自由に閲覧できない)の状態にあることが一斉に報じられた。市の教育委員会が閲覧制限を求めたのに応えた措置とのことだ。 学校附設のものながら、公共の図書館が外圧によって蔵書の扱いを変えた。こうした「事件」が起こるたびに、「図書館」というものの機能と役割について考えさせられる。 図書館はあらゆる外圧からの独立を守られるべきである。これが、記者の立場だ。今回の事件を、日本社会の右傾化を象徴する出来事として捉える向きが多い。だが、今回の圧力が、たまたま、どちらかと言えば政治的に「右」に位置する立場からのものだっただけだ。公共図書館は、政治的な立場の左右にかかわらず、常にこうした外圧にさらされて来た。 例えば、2001年、政治的にはまるで「逆」の事件が起こっている。千葉
中沢啓治さんの漫画「はだしのゲン」を、松江市教育委員会が一部に過激な描写があるとして市内の小・中学校の図書室で子どもが自由に読むことができなくするよう学校側に求めていた問題で、鳥取市の市立図書館も、おととしから本を事務室に移し、自由に読むことができない状態にしていたことが分かりました。 漫画「はだしのゲン」は、去年12月亡くなった被ばく者で漫画家の中沢啓治さんが、原爆の被害を受けた広島で力強く生きていく少年の姿を描いた作品です。 この「はだしのゲン」について、松江市教育委員会は去年12月、一部に過激な描写があるとして、子どもが図書室などで自由に読むことができなくなる「閉架」の措置を小・中学校に口頭で要請していました。 この問題で鳥取市の市立中央図書館もおととし、本を児童書のコーナーから事務室に移し、自由に読むことができない状態にしていたことが分かりました。 理由について図書館では「女性を乱
「大阪の中之島図書館、廃止へ」というニュースが一部で流れ、「またも大阪の文化を無くす気か!」「建物はどうなるんだ?」といった抗議や問い合わせが大阪府に多数寄せられた。歴史的な建造物を取り壊す、と受け止められたらしい。 2012年6月19日に開催された府市統合本部会合で、大阪市の橋下徹市長と大阪府の松井一郎知事が、別の施設として活用する方針を表明したのだという。 「あんなところに図書館を置く必要はない」? 中之島図書館は1904年に第15代住友吉左衛門の寄付で作られたもので、外観はギリシア神殿の佇まいで、中央ホールはドーム状の教会を思わせる造りになっている。年間の利用者は30万人以上で、蔵書は50万冊。本館と左右両翼の2棟は国の重要文化財に指定されていて、建立100年を越えた現在は府民にとって大阪の文化を象徴する存在になっている。 大阪府と大阪市は11年12月に「大阪府市統合本部」を設置し、
米国サンフランシスコ市の中央図書館は、ホームレスの来館者による問題に対応するため、市の厚生当局の協力のもと、精神医学ソーシャルワーカー(psychiatric social worker)を常駐させているとのことです。これまでの1年間に、150人以上のホームレスの来館者に対してソーシャルサービスの支援を行ったとのことです。また、問題行動への対応方法の職員研修や、元ホームレスの人々を図書館支援スタッフとして雇用する取組みの指導も行っているとのことです。 Library adds social worker to assist homeless(2010/1/11付けSFGateの記事) http://www.sfgate.com/cgi-bin/article.cgi?f=/c/a/2010/01/10/BAIT1BF6E3.DTL San Francisco Public Library
ほほう、前回エントリの追記で資料もリンクしたけど、まだ「思考の失敗」タグとかつくかー。 何人かのブクマコメに直接応答しておくかにゃ。 id:utushi 「「公立図書館は行政機関なんだからホームレスの人権保護もやれ」とか。なんのための分業社会だよ。」 id:Yagokoro 「行政機関みんな一緒くたって率直に言って馬鹿じゃね?問題は必要な権限と人員と予算だろ?それが無い所には責任はないね。現場は建前じゃまわんねえよ。」 id:satromi 「雨宿りも許容されてるだけで湿気という意味では排除されるべき/そもそも行政機関だと捉えるのが筋違いだと現場は悲鳴を上げてるのに…」 へ? ホームレス対策の分業って機能してたっけ? 行政が有効な対策をとってにゃーから図書館の現場がそのツケをかぶっているんでにゃーの? 1)公立図書館っていうのは「客」から見たら行政側であることは事実 2)公立図書館はその理
⇒2008-08-30 ⇒2008-09-01 ⇒図書館はあなたの家ではありません - The best is yet to be. ⇒http://d.hatena.ne.jp/pbh/20080902/1220357385 議論をちゃんと追いきれていないのだけれど、Romanceさんの問題提起とrajendraさんの主張は、相容れないものではないと思った次第。 私が思うに、問題とされているのは一義に排除それ自体ではなく、排除の正当化とそのために用いられる論理だろう。臭いのために図書館がホームレスを「排除」せざるをえないときもあることと、臭いを理由にホームレスの排除を正当と公式に主張することは、まったく違う。後者について問われているのが現在の議論だろう。そして後者はライブラリアン一般に対して問われるべき問題ではまったくない。 つまり、今更ではあるけれどホームレス問題として問われる排除の問
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