日本航空は14日、新たに国際線の格安航空会社(LCC)を設立すると発表した。2020年をめどにアジアや欧米など中長距離路線を運航する。LCCの中距離路線をめぐっては、ライバルのANAホールディングス(HD)も傘下のピーチ・アビエーションとバニラ・エアを19年度末をめどに統合して進出する方針で、両陣営の競争が激しくなりそうだ。 日航の赤坂祐二社長は14日の記者会見で「国内と国際線の短距離路線を運航しているジェットスター・ジャパンに加え、中長距離の国際線LCCを展開することで、新たな需要を創出したい」と述べた。新たに設立するLCC子会社の名称や路線は今後検討する。