お決まりのポーズはどこへ…。巨人は15日、広島との九州2連戦のため鹿児島入りした。セ5チームとの対戦がひと回りし、8勝6敗の3位。投手陣、吉川尚の故障離脱など課題も噴出したが、周囲は原辰徳監督(60)の異変に興味津々だ。シーズン突入とともに代名詞である「グータッチ」が“封印”となり、ナインの間でも諸説が飛び交っている。 2試合連続で11失点を喫した巨人は大幅な投手陣のテコ入れに踏み切った。前日に3回6失点と炎上した先発の畠、中継ぎの坂本工と大江を抹消し、この日からドラ1左腕・高橋、田原と高木が合流。さらに野手では立岡と吉川大に代わって重信と山本が遠征に加わった。 チーム再浮上へ、指揮官を最も悩ませるのは「1番・二塁」で打率リーグ2位の吉川尚が腰痛のため離脱した穴をどう埋めるかで「吉村(打撃総合コーチ)とも相談して決めたい」と最善のオーダーを思案中。4番の岡本につなげる1~3番をどうするか。