福岡県志免町(しめまち)の食肉加工場で昨年4月、パート従業員の女性(63)が精肉ミンチ機に右腕を巻き込まれ、切断する労災事故があり、福岡東労働基準監督署は1日、肉の投入口にカバーを付ける危険防止措置を怠ったとして、同県宇美町の食肉加工会社と男性社長(43)を労働安全衛生法違反容疑で福岡地検に書類送検した。 送検容疑は昨年4月9日午前11時ごろ、女性がミンチ機に肉を投入する際、可動部のスクリュー部に指などが接触しないようカバーを設置するなどの危険防止措置を怠ったとしている。女性は右腕の肘から下を切断する重傷を負った。