子どもたちは夏休み真っ盛り!海水浴へ遊びに出かける方も多いのではないでしょうか。 海水浴は子どもたちにとって楽しいイベントである反面、2018年に全国で発生した水難事故の発生件数は1356件、水難者数は1529人。そのうち、およそ半数の692人が亡くなるか、行方不明となっています(警察庁調べ)。他人事とは思えない数字ですよね。 みなさんは、海で泳いでいて、知らぬ間に沖に流されてしまった経験はありませんか。これは「離岸流」と呼ばれる、目では見えにくい潮の流れが原因なんです。 離岸流とは、海岸に打ち寄せた波が沖に戻ろうとする時に発生する強い流れのこと。 波は沖から海岸へ打ち寄せますが、海水はどんどん岸に貯まるので、どこかから沖に戻ろうとします。この時、岸から沖の方へ向かって一方的に流れる速い流れのことを離岸流(リップカレント)と呼びます。 ・速さ 最大で1秒間に2mほど。人の早歩きと同じ位の速