■「なめているんだ、公明党を」 「落としどころなんてない、なめているんだ、公明党を」 静かな声で、しかし、険しい表情で話すのは、ある公明党の幹部。 今年7月の参議院選挙に向け、自民党と公明党の協力がうまくいっていないと言う。自公連立政権のパートナーとして20年以上も協力関係を築いてきた両党。その関係に、今、すきま風が吹いている。 ■ウィンウィンの選挙戦術「相互推薦」 これまでの参院選で、自民党と公明党はウィンウィンの関係を築くことで勝利を重ねてきた。その肝は「相互推薦」と呼ばれる戦術だ。 【1】まず、改選数が1議席の「1人区」では公明党は候補者を立てず自民党の候補者を推薦。1議席をめぐり自公VS野党という構図を作る。 【2】一方、改選数が3議席以上の埼玉、神奈川、愛知、兵庫、福岡の5つの選挙区では、自民党が公明党の候補者を推薦し、自民党だけでなく公明党の候補者も当選に導くという戦術だ。 と
海底火山の噴火が起きた南太平洋トンガの衛星写真が国連機関により公開され、津波や火山灰による被害の状況が明らかになっています。 公開された写真では、先月8日時点で285ヘクタールあった火山島の大部分が見えなくなっているのがわかります。首都ヌクアロファのある島や、その周辺では火山灰が積もっていることや道路の浸水などが確認されたということで、津波の影響とみられます。17日、哨戒機を現地に送ったニュージーランドは、ヌクアロファ空港の滑走路には火山灰が積もり、着陸できる状況にないと明らかにしています。 グローバーさんの兄 「悲しいことに今日、妹の遺体が見つかったことを知らされました」 一方、トンガ在住で行方不明となっていたイギリス人女性が遺体で発見されたと親族が明らかにしました。当局は公表していませんが、確認されれば現地で最初の犠牲者となります。 また、トンガに近いバヌアツでは、今回の噴火の影響で数
千葉県や茨城県には東日本大震災と同じように再び大きな津波がくる可能性があります。どのような被害が予想されるのか、内閣府はきょう、その中身を明らかにしました。 夏には海水浴場としてにぎわい、年間を通じて県外からも多くのサーファーが訪れる千葉県旭市。東日本大震災では、7メートルを超える津波が防波堤を越え襲いかかり、13人が死亡、2人が今もなお行方不明になっています。原因について市の担当者は・・・ 旭市総務課地域安全班 石田喜宏 副主幹 「旭市の沿岸部は、なだらかな低い土地が約11kmにおよぶエリアでして、 高い建物につきましては、ほとんどないような地区です」 東日本大震災は、震源がどんなに離れた場所でも、津波が来るという教訓を住民に残しました。内閣府が公表した想定では旭市には関東で最も高い6.6メートルの津波が襲来し、千葉県では最大で200人が死亡するとされています。 津波が到達するのは地震発
地中海を渡り、ヨーロッパを目指す移民たちにとって出発地となってきた北アフリカのリビア。東西を分断する内戦が停戦し、24日、大統領選の投票日を迎えます。移民をめぐる現状について、国際NGOで活動する日本人に聞きました。 地中海上をさまよう粗末な木造船に乗る大勢の人々。北アフリカからヨーロッパを目指す移民たち、今年に入ってからこれまでにおよそ1700人が死亡するか、行方不明になっています。 そんな移民たちを救助しようと、国際NGO「国境なき医師団」は活動にあたっています。 国境なき医師団 助産師 小島毬奈さん 「私は助産師として乗船してたんですけれども、私の役割としては・・・」 「国境なき医師団」の救助船唯一の日本人スタッフ・小島さん。海上で助けた人たちに医療支援を提供してきました。 国境なき医師団 助産師 小島毬奈さん 「女の人はリビアで性暴力に遭っている人たちが多いので、その治療や診察など
日本大学の元理事らが逮捕・起訴された背任事件。取材を通じて見えてきたのは、日大トップの田中英寿理事長が支配する組織の「異様さ」と、「独裁」とも言える体制の弊害だった。取材の裏側を含めて、その実態を報告する。 ■“用心棒”が理事長の撮影阻止 突如、VIPルームに入院 約7万人の学生数を誇る国内最大級の私立大、日本大学。16学部87学科の大学と19研究科の大学院に加え、学校法人として計17の附属小中高、4つの系列病院などを持ち、年間の予算規模は約2600億円に上る巨大組織だ。 そのトップに13年間君臨する“日大のドン”、田中英寿理事長(74)の東京都内の自宅に、東京地検特捜部が家宅捜索に入ったのは9月8日だった。理事長から公の説明は一切なく、翌日から連日、自宅に多くの報道陣が詰めかけた。 しかし、理事長が自宅を出入りする際には、“用心棒”の男たちが報道陣の前に立ちふさがった。ワイシャツやスーツ
■4姉妹の家族 「私は流木と一緒」長女の思い 私たちは“死のジャングル”、南米コロンビアの「ダリエン・ギャップ」を横断し、米国を目指すハイチ難民の家族を取材した。放送では紹介できなかったが、もう一家族取材していた。4姉妹と父母の6人家族だ。 父ニクソン・チャーレスさん(43)はハイチの大地震の後ブラジルに渡り、大工の助手で生計を立ててきた。コロナ禍で収入が激減、ハイチに残る家族や親戚への送金もできなくなったという。 「娘たちは勉強して大学も出てほしい。私たちが味わった苦労を娘たちにはしてほしくないのです」。ハイチへの思いは強いが、娘たちの将来を見据え米国を目指すことにした。5歳の双子の娘はインタビュー中も甘えるように父の腕を掴む。ただコロンビアで不衛生な水により2人は体調を壊し、一時的に寝たきりの状態になっていたという。 13歳の長女は大人びた印象だ。海を見ながら、こう話してくれた。 「父
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