世にこれだけ本がある中で、海外文学を読むなんていうのは見る人から見たら「けったいなこと」にしか思われないかもしれない。 僕も昔は”海外の小説”ってとっつきにくいと思っていたので、本格的に読みだしたのは受験勉強が終わって大学に入学してからだったと思う。 で、今、それなりの本を読んできて思うのは・・・ 「食わず嫌いのままにしないでよかったなー」 ということでした。 具体的に何がいいの?っていわれると正直一言で言うのは難しいです。 「ある小説のある場面が、ふっと思い浮かぶ」とか、時々「あの小説の主人公って何考えてたんだろ?」と突然思ってみたりとか。。。 そんなの日本の小説もそうだよねって、なりますよね。 もちろんそうなんです。 しかしやはり日本の小説にはない魅力があるのも事実。スケール感、ものの考え方やとらえ方、人間として共感できること、できないこと。 日本の小説では得られない体験が自分のものに