かの地で活躍した松井秀喜氏や、馳浩元文部科学大臣、更には原晋青山学院大陸上部長距離監督まで、その危うさに警鐘を鳴らす声が高まっている。炎暑の甲子園球場で高校野球を催すのはもはや虐待ではないか。スポーツライターの小林信也氏が主催者たちに迫る。 【写真を見る】「プロ野球を代表するショートになれる」と言われる有望選手とは? *** 熱中症警戒アラートの中で高校野球地方大会は強行された。神奈川の決勝では8回裏に球審が交代。兵庫の3回戦ではリードしていた明石南の選手6人の足がつり、逆転負けを喫した。 夏の高校野球を猛暑下で開催していいのか? 私は日本高等学校野球連盟(日本高野連)と朝日新聞、毎日新聞、NHKに質問状を送った(6月14日郵送)。 〈災害的とも認識されるここ数年の猛暑の中、8月に夏の甲子園(全国高校野球選手権)を実施する危険性を回避する必要は感じられませんか?〉 7月8日、日本高野連から