中国・香港で開かれた学会に出席した賀建奎氏(2018年11月29日撮影)。(c)Anthony WALLACE / AFP 【12月4日 AFP】昨年中国の研究者がゲノム編集の技術を使ってエイズウイルス(HIV)に耐性がある遺伝子を持つ双子を誕生させた問題で、同研究者が手掛けた研究論文の一部が3日、米業界誌「MITテクノロジーレビュー(MIT Technology Review)」で初めて公開された。論文の内容を調べた専門家らは、実施されたゲノム編集が本来の目的を達成しておらず、意図したものではない遺伝子変異を作り出した可能性があると指摘している。 MITテクノロジーレビューは賀建奎(He Jiankui)氏の研究が倫理的・科学的な規範を無視していたことを示すのを目的に、論文の抜粋を公開。賀氏は2018年末、遺伝子改変を施した双子のルル(Lulu)とナナ(Nana)を誕生させたと発表し、科