今日の甲州は晴れましたが、なんだか夏が戻ってきたような感じでした。 さて、昨日の本の結論部分が面白かったので、その紹介のつづきを。 サイバー紛争というものなんですが、メディアで喧伝されているほど国と国との戦いのような構造は少ない、ということがハーレーのサイバー本で簡単に指摘されていたわけです。 ではそもそもなぜ「国家がかかわること」が難しいのかというと、それはサイバースペース特有の問題である「属性」(Attribution)ということに関わってきます。 「アトリビューション」と言われてもあまり一般的な単語ではないので意味不明かもしれませんが、ようするに「誰がやったのか」という所属の特定に関することです。サイバースペースではこの「誰がやったのか」ということを特定するのが非常に難しいからです。 そもそもサイバー攻撃というのは、それを行う側としては「俺がやった」ということがバレてしまうとかなり都