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  • 地政学リスクの全体像の整理

    地政学リスクの全体像の整理 2024年5月28日 調査部 主任研究員 細尾 忠生 研究員 井口 るり子 調査レポート ※ 本稿は執筆時点の地政学リスクを網羅的に整理したものです 1 Mitsubishi UFJ Research and Consulting 1.地政学リスクの俯瞰 2.米国の政治動向 3.中国の政治動向 4.米中対立の論点 5.台湾有事の可能性 6.アセアンの政治リスク 7.中東情勢とエネルギー問題 8.ロシアのウクライナ戦争とその影響 9.まとめ 本レポートの内容 2 Mitsubishi UFJ Research and Consulting 1-(1)地政学リスクの俯瞰  日本企業にとり重要なのは、中国、米中対立、台湾有事、ASEAN、中東など 豪 州  日米英印との関係強化による中国への対抗 インド  中国等との 国境衝突 中 東  イスラエル・ハマス紛争

    • ガザ戦争でアメリカは信用を失い、EUは弱体化、漁夫の利を得るのは「意外なあの国々」

      ハマスによる越境攻撃への報復として、イスラエル南部の境界付近からガザ地区を砲撃するイスラエル兵(11月6日) AP/AFLO <失われたアメリカの情報・判断力への信頼、民主主義国連合の亀裂。居直った中国とロシアがグローバルサウスを取り込み、世界の多極化を狙う> 今回のガザ戦争、その余波はどこまで広がるのだろう? 私見だが、悪しき地政学的展開が起きても、たいていは逆の好ましい力が働いて均衡を取り戻し、世界地図で見れば点のような場所で起きた出来事の余波が遠くまで広がることはない。危機や戦争が起きても、たいていは頭を冷やしたほうが勝つから、その影響は限定される。 だが例外はあり、今回のガザ戦争はそうした不幸な例外の1つかもしれない。 もちろん、第3次大戦の瀬戸際だと言うつもりはない。これが中東全域を巻き込む紛争に拡大するとも思っていない。 その可能性は排除できないものの、今のところ、レバノンのイ

        ガザ戦争でアメリカは信用を失い、EUは弱体化、漁夫の利を得るのは「意外なあの国々」
      • イスラエル軍、投石機でレバノンに火球打ち込む 中世以来ほとんど使われない兵器投入

        (CNN) イスラエル軍が中世式の投石機を使用し、火のついた球体を国境越しにレバノンへ向けて打ち込んでいる。現地ではイスラエルと、イランを後ろ盾とするイスラム教シーア派組織ヒズボラの間での戦闘が激しさを増している。 長いアームを回転させて飛翔体を打ち上げるトレビュシェット(平衡錘投石機)は、16世紀以降ほとんど使われていない。 イスラエル国防軍(IDF)によれば投石機はあくまでも「局地的な構想」であり、「広範な使用」には至っていない。イスラエルの公共放送とCNNの提携局が13日に報じた。 提携局はトレビュシェットについて、おそらく低木を燃やすために使われていると述べた。それによりイスラエル軍は、国境に近づこうとする敵の戦闘員を見つけやすくなる。CNNはIDFにコメントを求めている。 投石機が稼働する動画は13日にソーシャルメディアに投稿された。CNNは動画の撮影日時を確認できていないが、場

          イスラエル軍、投石機でレバノンに火球打ち込む 中世以来ほとんど使われない兵器投入
        • 米軍が報復で空爆 イランの軍事関連施設など 34人死亡か | NHK

          アメリカ中央軍は現地時間の2日夜、日本時間の3日朝、イラクとシリアの領内で活動するイラン革命防衛隊の「コッズ部隊」やそれに関係する武装組織に対し、空爆を行ったと発表しました。 ホワイトハウスのカービー戦略広報調整官は記者団に対し、先月28日、中東のヨルダンでアメリカ軍の拠点が攻撃され、兵士3人が死亡したことへの報復措置だと説明したうえで、「攻撃はイラクとシリアの合わせて7か所に向けて行われ、標的は武装組織の指揮所やミサイル、それに無人機の関連施設など85に上る」と述べました。 カービー調整官は「報復措置は今夜、終わるわけではない」と述べ、攻撃は一定期間続くとの考えを示しましたが、「アメリカはイランとの衝突も、中東での衝突の拡大も望んでいない」と強調しました。 これに対し、イラン外務省の報道官は3日、声明を出し、「イラクやシリアの主権侵害であり、アメリカ政府はまた、戦略的な過ちを犯した」と非

            米軍が報復で空爆 イランの軍事関連施設など 34人死亡か | NHK
          • 戦うって何?:やられたら何十倍返し イスラエルの徹底的な報復戦略 | 毎日新聞

            パレスチナ自治区ガザ地区を支配するイスラム組織ハマスとイスラエルの戦闘が続いています。イスラエルは以前から、敵対勢力から攻撃されると多くの民間人も巻き添えに徹底報復をしてきました。国際的な非難をものともせず、ここまでやる彼らの理屈はなんなのか? ハマスを支援するイランはどう動くのか? ロシアとイスラエルの微妙な関係は? イスラエルの政治と安全保障が専門の池田明史・東洋英和女学院大前学長に聞きました。【聞き手・鈴木英生】 ハマスへの報復は「草刈り」 やられたら何十倍にしてやり返す。イスラエル軍は、自国への攻撃に対して速戦即決で大規模に反撃する大量報復戦略をとってきた。彼らは、この戦略に抑止効果があると信じている。実際、レバノンの親イラン系イスラム教シーア派組織ヒズボラとは2006年の大規模衝突以来、本格的に戦わず済んでいる。一方、ガザ地区のハマスとは数年おきに大きな戦闘をしてきた。だが、もし

              戦うって何?:やられたら何十倍返し イスラエルの徹底的な報復戦略 | 毎日新聞
            • イスラエル、レバノン地上侵攻を計画か 米政権内で懸念高まる

              レバノン南部のビントジュベイル村の上空に煙が立ち上る様子をイスラエル側から撮影=28日/Jalaa Marey/AFP/Getty Images (CNN) 米政権や情報機関の当局者の間で、イスラエルがレバノン地上侵攻を計画しているとの懸念が広がっていることが分かった。イスラム教シーア派組織「ヒズボラ」をイスラエル北部国境から押し戻す外交努力が失敗に終わった場合、数カ月以内に侵攻が始まる可能性があるという。 政権高官や諜報(ちょうほう)に詳しい当局者が明らかにした。 イスラエルの最終決定はまだだが、バイデン政権内の危機感は強く、政権高官向けの諜報報告で侵攻の可能性が語られるようになっている。報告を受けた関係者1人が明らかにした。この関係者は作戦開始は初夏になる可能性があると伝えられたという。 バイデン政権高官の一人は「今後数カ月以内にイスラエルの軍事作戦があるという想定で対応している」と説

                イスラエル、レバノン地上侵攻を計画か 米政権内で懸念高まる
              • WSJスクープ | イラン、ハマスのイスラエル攻撃計画に関与

                【ドバイ】パレスチナ自治区ガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスが7日にイスラエルに対して行った大規模な奇襲攻撃は、イランの治安当局者が立案に関わっていたことが分かった。レバノンの首都ベイルートで2日に開かれた会合でイラン当局者が攻撃を承認した。ハマスとレバノンのシーア派組織ヒズボラの幹部が明らかにした。

                  WSJスクープ | イラン、ハマスのイスラエル攻撃計画に関与
                • イランの連続爆発、ISISが犯行声明 84人死亡

                  (CNN) 過激派組織イラク・シリア・イスラム国(ISIS)は4日、イラン南東部の都市ケルマンで前日に発生した連続爆発の犯行声明を出した。 爆発はイラン革命防衛隊の精鋭「コッズ部隊」のソレイマニ司令官が埋葬されている墓地周辺で2回発生した。国営イラン通信IRNAによると、少なくとも84人が死亡、284人が負傷。1979年のイラン革命以来、最も犠牲者の多い事件となった。当日は4年前に米軍に殺害されたソレイマニ氏の命日で、多くの人が追悼で墓地を訪れていた。 ISISは爆発から24時間以上たってから出した声明で、実行者2人が爆薬を詰め込んだベストを起爆させて自爆したと主張した。 実行者2人の氏名も挙げ、ソレイマニ氏の墓の近くにいた「多神教者」の集会を標的にしたとも述べた。ISISはイランで多数派を占めるイスラム教シーア派を異教とみなし、以前からその寺院や聖地を標的にしている。 ISISはこれ以上

                  • 「鎌倉武士は頭おかしい」みたいなのよく言うけど本当にそうか?→同時代の他の戦闘集団から見えてくるある事実

                    織部ゆたか @iiduna_yutaka 「鎌倉武士はマジでやばい。あれは頭おかしい」 「ではここで近い時代の世界の戦闘集団を見てみましょう」 ・異教徒絶対許さない十字軍 ・逆らうものは殲滅確定モンゴル軍 ・どこでも刺客送るよ暗殺者教団 結論 あの時代の人類どこも大体おかしい 2024-03-07 18:16:09 リンク Wikipedia 十字軍 十字軍(じゅうじぐん、ラテン語: cruciata、フランス語: croisade、英語: crusade)とは、中世に西欧カトリック諸国が聖地エルサレムをイスラム教諸国から奪還することを目的に派遣した遠征軍のことである。 一般には、上記のキリスト教勢力による対イスラム遠征軍を指すが、キリスト教異端に対する遠征軍(アルビジョア十字軍)や北欧や東欧の非キリスト教圏に対する征服戦争(北方十字軍)などにも「十字軍」の名称は使われている。 実態は必ず

                      「鎌倉武士は頭おかしい」みたいなのよく言うけど本当にそうか?→同時代の他の戦闘集団から見えてくるある事実
                    • 最新パレスチナ情勢 なぜイスラエルと衝突?ハマスって?解説 | NHK

                      終わりの見えないイスラエル軍のガザ地区への攻撃。悪化する人道状況。 そもそも、イスラム組織「ハマス」ってどんな組織? 狙いは何? 今回の攻撃をパレスチナの人たちは支持しているの? そんな「そもそも」を、パレスチナ情勢に詳しい東京大学の鈴木啓之 特任准教授に解説してもらいました。 (国際部記者 松本弦) 話を聞いたのは東京大学の鈴木啓之 特任准教授 鈴木氏は、東京大学中東地域研究センターの特任准教授です。 専門は中東の近現代史、特にパレスチナ問題です。自身も2018年から2019年までエルサレムに留学経験があり、多くのパレスチナ問題に関する論文のほか、著書を発表しています。 東京大学 中東地域研究センター 鈴木啓之 特任准教授 (以下、鈴木特任准教授の話) ハマスとは? どう生まれた? ハマスが設立されたのは1987年12月です。それまでガザ地区を中心として、社会福祉活動を行っていた団体が、

                        最新パレスチナ情勢 なぜイスラエルと衝突?ハマスって?解説 | NHK
                      • レバノンでハマス幹部など殺害 ヒズボラ イスラエルへ報復警告 | NHK

                        イスラエル軍が攻勢を強めるパレスチナのガザ地区では2日、多くの避難民が身を寄せるパレスチナ赤新月社の拠点が攻撃を受けて死傷者が出るなど、状況は厳しさを増しています。 一方、レバノンの首都でイスラム組織ハマスの政治部門の幹部などが殺害されたことを受けて、パレスチナ暫定自治区の各地では多くの人たちが行進して抗議の意志を示しました。レバノンでハマスと呼応するシーア派組織ヒズボラは「攻撃を見過ごすことはできない」として報復を警告していて、地域の緊張がさらに高まらないか懸念されます。 パレスチナのガザ地区では2日もイスラエル軍による激しい空爆などが各地で続き、中東の衛星テレビ局アルジャジーラは、南部のハンユニスで犠牲者が相次いだと報じています。 また、パレスチナ赤新月社は、ハンユニスにある1万4000人もの避難者が身を寄せる拠点が攻撃を受け、複数の死傷者が出たとしていて、状況は厳しさを増しています。

                          レバノンでハマス幹部など殺害 ヒズボラ イスラエルへ報復警告 | NHK
                        • 『『ガザ情勢 とりあえずのまとめ』 2023年10月15日(日)版』

                          イスラエルのガザへの陸上侵攻を前に、とりあえず、インタビュー風に解説してみました。 ■2023年10月7日にハマスがイスラエルに対して、陸、海、空からの複合攻撃をかけかけました。3500発から5000発のロケット弾攻撃、壁を打ち破っての、イスラエル支配地域への侵入と破壊、人質の確保など、量質ともに、かつてない規模の奇襲攻撃を行いました。このハマスの攻撃の理由と目的は? 一番の理由は、ハマスが自分で言っているように、エルサレムの聖地、アルアクサ・モスクがイスラエル人に汚されてきたことへの怒り、それから、ヨルダン川西岸地区におけるパレスチナ人に対する人権を無視したイスラエル側の行動、そして、ガザの封鎖が続いているという状況、こうした状況に対する怒りが爆発したと見ています。 この点が、日本で十分に報道されてこなかったので、唐突感を覚えておられる方が多いようです。ガザは、いつか爆発すると予想してい

                            『『ガザ情勢 とりあえずのまとめ』 2023年10月15日(日)版』
                          • 焦点:「戦争」に消極的なヒズボラ、レバノンの経済破綻が重荷

                            10月27日、イスラエルと敵対するイスラム教シーア派組織ヒズボラを抱えるレバノンは、4年前の金融危機以来、経済が破綻し、国家が崩壊状態に陥っている。写真は26日、レバノンとの国境付近で演習に参加するイスラエル部隊の戦車(2023年 ロイター/Lisi Niesner) [ベイルート 27日 ロイター] - イスラエルと敵対するイスラム教シーア派組織ヒズボラを抱えるレバノンは、4年前の金融危機以来、経済が破綻し、国家が崩壊状態に陥っている。このためヒズボラとイスラエルが戦争状態に陥れば、持ちこたえることは不可能だ。 関係筋によると、イランの影響下にあるヒズボラはこうしたレバノンの危機的状況を承知しており、この点を念頭に置きつつ、対イスラエル戦における次の一手を練っている。 ヒズボラの盟友ハマスとイスラエルとの戦争の波紋が中東全域に広がる中、ヒズボラとイスラエルが戦争に陥るリスクは2006年の

                              焦点:「戦争」に消極的なヒズボラ、レバノンの経済破綻が重荷
                            • ノア・スミス「《アメリカによる平和》のあとにやってくるのはうれしくない時代かも」(2023年10月9日)|経済学101

                              ジャングルへようこそ「私は正しいかもしれないし,間違っているかもしれない / ただ,私がいなくなったらきっとあなたはさみしがるね」――タジ・マハール みんなが聞き及んでいるとおり,昨日,ハマスがイスラエルに大規模な奇襲を仕掛けた.ハマスはガザ国境を越え.大規模なロケット爆撃につづけて近隣の街々を占拠または襲撃して,何百人も殺した.ハマスの兵士たちがイスラエル人捕虜をガザに連れて行ってる光景は,インターネットのあちらこちらで拡散されてる.これに対して,イスラエルは交戦状態を宣言した.両者による戦闘は,このところの記憶にないほど凄惨で獰猛なものになるにちがいない. すでに多くの人たちが指摘しているように,アメリカが助力していたイスラエルとサウジアラビアの和平合意が実現する可能性をつぶすのが,今回の攻撃のねらいと目される.こういう和平合意は,トランプのもとで開始された「アブラハム協定」プロセスを

                                ノア・スミス「《アメリカによる平和》のあとにやってくるのはうれしくない時代かも」(2023年10月9日)|経済学101
                              • 「悪魔崇拝者」250人超逮捕 イラン

                                イランの首都テヘランで行われたイスラム革命記念日の行事(2024年2月11日撮影、資料写真)。(c)AFP 【5月18日 AFP】イラン警察は17日、首都テヘラン西郊シャフリヤール(Shahryar)で「悪魔崇拝」を奨励した容疑で外国人3人を含む250人以上を逮捕したと発表した。国営イラン通信(IRNA)が伝えた。 警察は16日夜に「悪魔崇拝者のネットワーク」を摘発し、男146人、女115人を逮捕したと発表。逮捕者の中には欧州人も3人含まれていたという。 「逮捕者らは衣服や顔、髪に悪魔崇拝の紋章やシンボルを着け、望ましくないわいせつな状態」だったとされる。 警察は「悪魔崇拝のシンボル、アルコール飲料、向精神薬、車両73台」を押収したという。 超保守的なイランで、「悪魔崇拝者」の集会の摘発は珍しくない。同国で飲酒は原則的に禁止されているため、飲酒を伴うパーティーやコンサートがしばしば標的にさ

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                                • 米議会下院 イスラエル支援に約263億ドルの緊急予算案 可決 | NHK

                                  イランとイスラエルの緊張が高まる中、アメリカ議会下院は、イスラエルへの支援として総額およそ263億ドル、日本円にして4兆円余りの緊急予算案を超党派の賛成多数で可決しました。オースティン国防長官はイスラエルのイランなどからの防衛を支援することになるとコメントしています。 アメリカ議会下院は20日、ウクライナへの追加の軍事支援のための緊急予算案を可決したのに続き、イスラエルを支援する緊急予算案の採決を行い、賛成366票、反対58票の超党派による賛成多数で可決しました。 予算案は総額およそ263億ドル、日本円にして4兆円余りで、イスラエルの防空システムの補充や弾薬の製造能力の強化といった軍事支援、それに人道支援などに充てるとしています。 今後、上院でも可決されれば、バイデン大統領の署名を経て成立することになります。 オースティン国防長官は「イスラエルの、イランやその関連勢力からの防衛を支援するこ

                                    米議会下院 イスラエル支援に約263億ドルの緊急予算案 可決 | NHK
                                  • 「天皇はイラン人だった」という怪情報も拡散…イラン国民が「米中露は大嫌いだけど、日本は大好き」と語るワケ 出稼ぎ労働者は「日本人の礼儀正しさ」に感動した

                                    欧米にも中露にも中東にも不信感を抱くイラン 反米国家としてのイメージが強いイランだが、実際にはイラン人の多くが、われわれ日本人と同様に、米国、そしてヨーロッパの文化に対して、親しみと強い憧れを抱いている。とはいえ、19世紀以降は英国とロシア(ソ連)、20世紀に入ってからはこれに米国を加えた三大国の利害に翻弄され、なかばそれらの属国ないし半植民地的な地位に甘んじてきた歴史がある。 欧米諸国は、いったい誰の味方なのか――。イラン人の欧米観の根底に、こうした不信感が横たわっていることを見落としてはならない。 では、イラン人はどの国を信用の置けるパートナーと見なしているのか。 ご承知のように、イランの友好国はロシアと中国であるというのが、一応、国際政治の常識となっている。しかし、実際にこれらの国に対して一般のイラン人が抱くイメージは、欧米先進国よりもさらにひどい。何しろ中露両国は、今やイラン国民最

                                      「天皇はイラン人だった」という怪情報も拡散…イラン国民が「米中露は大嫌いだけど、日本は大好き」と語るワケ 出稼ぎ労働者は「日本人の礼儀正しさ」に感動した
                                    • 【12日詳細】WHO“シファ病院関係者と連絡取れず” 乳児危険 | NHK

                                      イスラム組織ハマスとイスラエル軍との一連の衝突で、10月7日から11月11日までに少なくとも40人のジャーナリストが死亡したと、報道の自由を守る活動をしている国際的なNPO「CPJ=ジャーナリスト保護委員会」が発表しました。 CPJは40人のうち、35人がパレスチナ人、4人がイスラエル人、1人がレバノン人だとしています。 この中には、家族とともに亡くなったガザ地区のジャーナリストも含まれているということです。 また、8人が負傷したほか、3人が行方不明、13人が逮捕されたと報告しています。 CPJは「この悲痛な紛争を取材するため、ガザ地区にいるジャーナリストたちは、前例のない犠牲を強いられ続けている。ジャーナリストはこの危機の中で重要な仕事をしている民間人であり、紛争の当事者に狙われてはならない」と強いことばで訴えています。 イスラエル軍は12日、シファ病院の担当者と前日11日の夜に電話で交

                                        【12日詳細】WHO“シファ病院関係者と連絡取れず” 乳児危険 | NHK
                                      • ヒズボラ、イスラエルを攻撃 大量の砲弾・誘導ミサイルで

                                        レバノン・イスラエル国境で起きた衝突の現場近くで立ち上る煙(2020年7月27日撮影、資料写真)。(c)Mahmoud ZAYYAT / AFP 【10月8日 AFP】イランの支援を受けるレバノンのイスラム教シーア派(Shiite)組織「ヒズボラ(Hezbollah)」は8日、係争地のイスラエル拠点に向けて「大量の砲弾と誘導ミサイル」を発射したと発表した。 ヒズボラは「イスラエルが占拠しているレバノン領シェバーファームズ(Shebaa Farms)にあるイスラエルの3拠点を大量の砲弾と誘導ミサイルで攻撃した」と述べた、パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)を実効支配するイスラム原理主義組織ハマス(Hamas)が7日、イスラエルに対し、空、海、陸から大規模攻撃を行ったことに「連帯」したものだと説明している。 ヒズボラは、ハマスとその軍事部門「イザディン・アルカッサム(Ezzedin

                                          ヒズボラ、イスラエルを攻撃 大量の砲弾・誘導ミサイルで
                                        • ヒズボラが緊張煽るならレバノンの「ガザ化」警告、イスラエル

                                          (CNN) イスラエル首相府は30日までに、同国北部で越境のロケット弾攻撃などを繰り返すレバノンのイスラム教シーア派組織「ヒズボラ」に対し緊張を高め続けるのなら、パレスチナ自治区ガザ地区の現状を「複写してレバノンへ貼り付ける」と改めて警告した。 首相府のハイマン報道担当者は、ヒズボラにはこれまで、緊張の度合いを増やすのならイスラエルも同等の対応を取り、レバノンを「ガザ化」の状態にするとの意図を明確にしてきたと指摘。 対レバノン国境では警戒すべき活動が増大しており、イスラエルは砲火を浴びた場合、その出所に砲火を返していると説明。ヒズボラなどの親イラン派勢力は多数の戦線でイスラエルへの攻撃を模索しているとし、「イスラエルは今こそ選ぶべき適切な時期と判断したのなら、これら勢力を一つずつつぶしていくだろう」と主張した。 レバノンの国営メディアによると、イスラエル軍は27日、レバノン南部を攻撃し、少

                                            ヒズボラが緊張煽るならレバノンの「ガザ化」警告、イスラエル
                                          • ノア・スミス「《アメリカによる平和》のあとにやってくるのはうれしくない時代かも」(2023年10月9日)

                                            ジャングルへようこそ 「私は正しいかもしれないし,間違っているかもしれない / ただ,私がいなくなったらきっとあなたはさみしがるね」――タジ・マハール みんなが聞き及んでいるとおり,昨日,ハマスがイスラエルに大規模な奇襲を仕掛けた.ハマスはガザ国境を越え.大規模なロケット爆撃につづけて近隣の街々を占拠または襲撃して,何百人も殺した.ハマスの兵士たちがイスラエル人捕虜をガザに連れて行ってる光景は,インターネットのあちらこちらで拡散されてる.これに対して,イスラエルは交戦状態を宣言した.両者による戦闘は,このところの記憶にないほど凄惨で獰猛なものになるにちがいない. すでに多くの人たちが指摘しているように,アメリカが助力していたイスラエルとサウジアラビアの和平合意が実現する可能性をつぶすのが,今回の攻撃のねらいと目される.こういう和平合意は,トランプのもとで開始された「アブラハム協定」プロセス

                                              ノア・スミス「《アメリカによる平和》のあとにやってくるのはうれしくない時代かも」(2023年10月9日)
                                            • 「イスラーム国」はアメリカの敵を撃つ(髙岡豊) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                              2024年3月22日、ロシアのモスクワ近郊でコンサート会場が襲撃され、多数が殺傷された。この事件について、みんなが待ってた(?)「イスラーム国」の「犯行声明」が出回ったことになっている。ただし、本稿執筆時点で出回っているのは「イスラーム国」の自称通信社の「アアマーク」によるニュース速報であり、「犯行声明」ではない。それによると、数百人を殺傷し襲撃場所を大きく破壊したそうなので、今後「アアマーク」によって襲撃犯の画像などを含む詳報が発信されたり、「イスラーム国」が本当に「犯行声明」を発表したりすることも十分考えられる。襲撃犯が「イスラーム国」の自称カリフに忠誠を表明する場面の動画を発信するのも、この種の事件の際の「イスラーム国」のお決まりの行動様式だ。ただし、「アアマーク」の速報によると襲撃犯は複数で、彼らは拠点に引き上げたそうなので、ロシア当局が彼らを逮捕したり、拠点を摘発したりすれば新た

                                                「イスラーム国」はアメリカの敵を撃つ(髙岡豊) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                              • イスラエル軍とヒズボラが交戦(AFP=時事) - Yahoo!ニュース

                                                イスラエル軍の攻撃を受けるレバノン南部の丘陵地帯(2023年11月3日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News 【AFP=時事】イスラエル軍とレバノンのイスラム教シーア派(Shiite)組織ヒズボラ(Hezbollah)が4日、国境を挟んで交戦した。双方が敵拠点を攻撃したと主張している。 【動画】アフガン首都に「岩のドーム」レプリカ パレスチナに連帯の声 イスラエル軍は声明で、レバノン側が攻撃を試みたのを受け、「テロリストの2集団」とヒズボラの観測所を攻撃したと説明。イスラエル北部への迫撃砲攻撃にも反撃したとしている。負傷者は出ていないという。 同軍は別の声明で、ジェット戦闘機や戦車、大砲でロケット弾貯蔵庫などの施設を攻撃したと述べた。 一方、ヒズボラは、国境沿いのイスラエルの5拠点を同時攻撃したと発表。アルアバド(Al-Abbad)のイスラエル軍拠点にも攻撃を加えたとしている。【翻訳編

                                                  イスラエル軍とヒズボラが交戦(AFP=時事) - Yahoo!ニュース
                                                • レバノンを「石器時代」に戻せる イスラエル国防相、戦争は望まず

                                                  イスラエル側からの攻撃を受けて立ち上る煙。イスラエルとの国境近くにあるレバノン南部の村で(2024年6月26日撮影)。(c)Rabih DAHER / AFP 【6月27日 AFP】イスラエルのヨアブ・ガラント(Yoav Gallant)国防相は26日、訪問先の米ワシントンで、レバノンでの戦争は望んでいないとしながら、外交で問題が解決できない場合、イスラエルにはレバノンを「石器時代」に逆戻りさせるだけの能力があると述べた。 ここ数週間、イスラエル軍とレバノンのイスラム教シーア派(Shiite)組織ヒズボラ(Hezbollah)が本格的な軍事衝突に突入するのではないかとの懸念が高まっている。 ガラント氏は記者団に「戦争は望んでいない。イスラエルにとって良いことではないからだ。レバノンを石器時代に逆戻りさせることは可能だが、それは望んでいない」とし、「いざ戦争となれば、われわれが多大な損害をレ

                                                    レバノンを「石器時代」に戻せる イスラエル国防相、戦争は望まず
                                                  • 絶滅の危機 古代「シリア語」守るイラクのキリスト教徒

                                                    この写真にはショッキングな表現、または18歳以上の年齢制限の対象となる内容が含まれます。 ご覧になる場合にはご了承の上、クリックしてください。 【7月23日 AFP】アラム語の一種シリア語は、伝統的にイラクやシリアのキリスト教徒の間で、主に家庭や一部の学校、教会で使われてきた。 だが、長年の紛争に直面してきた両国ではより安全な国に移住する人も多く、シリア語話者コミュニティーは年々縮小している。イラクのキリスト教人口は過去20年で3分の1以下に減ったとされる。 シリア語テレビ局「アルシリアニア(Al-Syriania)」のニュースキャスター、マリアム・アルバート(Mariam Albert)さん(35)は「家では確かにシリア語を話す。だが、徐々にではあるが、確実に消滅しつつあると感じる。残念ではあるが」と話した。 同局は、シリア語の保存・継承を目指すイラク政府により4月に開設された。スタッフ

                                                      絶滅の危機 古代「シリア語」守るイラクのキリスト教徒
                                                    • イラン、ハマスのイスラエル攻撃関与を否定

                                                      【10月9日 AFP】イラン外務省は9日、パレスチナのイスラム組織ハマス(Hamas)による大規模なイスラエル攻撃にイランが関与したという見方は事実無根だとして、これを否定した。 イラン外務省のナセル・カナニ(Nasser Kanani)報道官は記者団に対し、「イランの役割を指摘する見方は政治的理由に基づいている」と断じ、「パレスチナを含め、他国の意思決定には介入しない」と述べた。 パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)を実効支配するハマスは7日未明、イスラエルに対し、前例のない大規模な攻撃を実施。大量のロケット弾を発射し、イスラエル領内に侵入した。これまでの死者はイスラエル側が700人以上、パレスチナ側が430人と発表している。 イランは1979年のイスラム革命以来、パレスチナの大義を支持する姿勢を外交政策の中心に据え、イスラエルを国家として承認していない。今回も真っ先にハマス

                                                        イラン、ハマスのイスラエル攻撃関与を否定
                                                      • アメリカも警戒する「抵抗の枢軸」とは?中東揺るがす存在? | NHK

                                                        「われわれへの攻撃をやめなければ、やり返す」 アメリカのバイデン大統領がこう警告するのは、中東各地でアメリカ軍の施設などに攻撃を繰り返す「抵抗の枢軸」と呼ばれる武装組織のネットワークです。 イスラエル軍とイスラム組織ハマスが衝突するなか、「抵抗の枢軸」の1つイエメンのフーシ派によって日本企業が運航していた貨物船が乗っ取られる事態まで起きています。 活動を活発化させる「抵抗の枢軸」とはいったい何なのでしょうか。 (テヘラン支局 土屋悠志 / ワシントン支局 渡辺公介 / ドバイ支局 スレイマン・アーデル) イスラエルを囲む “抵抗の枢軸”とは “抵抗の枢軸”とは、中東各地でイランが支援する武装組織のネットワークを指した言葉です。イラン自身も「抵抗の枢軸」という言葉を使っています。共通するのは、イスラエルやアメリカに「抵抗」するとして、対決する姿勢を示していることです。 実際、どんな組織で、ど

                                                          アメリカも警戒する「抵抗の枢軸」とは?中東揺るがす存在? | NHK
                                                        • イスラム諸国首脳らが緊急会議 ガザ地区の即時停戦と人道支援を訴え | NHK

                                                          ガザ地区の人道危機が深まる中、イスラム諸国の首脳らによる緊急会議がサウジアラビアで行われ、各国はイスラエルによる攻撃を非難し、即時の停戦と継続した人道支援の実現などを訴えました。 サウジアラビアの首都リヤドで11日、イスラム圏の57の国や地域でつくるOIC=イスラム協力機構の首脳らがガザ地区の情勢などについて話し合う緊急の首脳会議が行われました。 冒頭、サウジアラビアのムハンマド皇太子が「パレスチナの人々に対するイスラエルによる攻撃を非難する。ガザ地区の悲惨な状況を変えるための行動が全員に求められている」などと訴えました。 また、カタールのタミム首長は民間人への攻撃を即時停止するようイスラエルに求めた一方で、「カタールは引き続き人質の解放に向けて仲介役としての努力を続ける」と述べました。 一方、イスラエルやアメリカと対立するイランのライシ大統領は「アメリカがイスラエルに多くの武器を提供して

                                                            イスラム諸国首脳らが緊急会議 ガザ地区の即時停戦と人道支援を訴え | NHK
                                                          • 「レバノンに破壊できない村はない」 イスラエル軍トップ

                                                            レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラの最高指導者ハッサン・ナスララ師を標的とすることを示すワッペンを背中に付け、イスラエル北部からレバノン南部を砲撃するイスラエル兵(2024年1月4日撮影)。(c)jalaa marey / AFP 【1月11日 AFP】イスラエル軍トップのヘルツィ・ハレビ(Herzi Halevi)参謀総長は10日、隣国レバノンのイスラム教シーア派(Shiite)組織ヒズボラ(Hezbollah)に対する強硬姿勢を強め、イスラエル軍はレバノン国内のどの村でも破壊できると述べた。 イスラエル軍は昨年10月7日にイスラム組織ハマス(Hamas)の軍事衝突が始まって以来、ハマスと同盟関係にあるヒズボラともほぼ毎日交戦している。 ハレビ氏はイスラエル軍が包囲するパレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)で兵士らを集めて演説し、ガザでの戦いぶりから、必要があればレバノン

                                                              「レバノンに破壊できない村はない」 イスラエル軍トップ
                                                            • イーロン下のX、お金払えばテロ組織の指導者にも公式マークあげちゃう

                                                              イーロン下のX、お金払えばテロ組織の指導者にも公式マークあげちゃう2024.02.18 21:0012,228 Maxwell Zeff - Gizmodo US [原文] ( 岩田リョウコ ) イーロンのX、もはや無法地帯のようなもの...? イーロン・マスクの「言論の自由」アプリことXは、ほとんど誰でも使えるアプリです。テロ組織の指導者だって使っています。 アメリカ政府にテロ組織と指定されているシーア派のテロ組織ヒズボラの複数の指導者が、Xプレミアムに課金して、青い認証バッジを受け、投稿のブースト、長文投稿などしっかりと有料ユーザーのサービスを受けていることがIT業界監視団体Tech Transparency Project(TTP)の調査でわかりました。 テロ指定のグループも青・金バッジ調査によるとXは、ヒズボラの指導者、イラン支援の武装勢力、反政府勢力フーシ派などのアカウントにプレ

                                                                イーロン下のX、お金払えばテロ組織の指導者にも公式マークあげちゃう
                                                              • イラン外相、イスラエルと「新たな戦端開く可能性」に言及

                                                                (CNN) イランのアブドラヒアン外相は14日までに、イスラエルによるバレスチナ自治区ガザ地区への「戦争犯罪と人道対策の封鎖」が続くのなら、新たな戦端が開かれる可能性があるとの見方を示した。 イラン政府系のタスニム通信によると、訪問先のレバノン・ベイルートで表明した。同外相は、複数の西側当局者からイスラエルに対する新たな戦線が設けられるのかどうかの質問を受けたと指摘。 ガザやパレスチナへの戦争犯罪と人道対策を損ねる包囲網が続くのなら、抵抗運動を担う他の勢力が決定を下すことはあり得ると述べた。この他の勢力はハマスに加え、レバノンのイスラム教シーア派武装組織「ヒズボラ」、シリアやイラク、イエメンの武装勢力とした。 新たな戦線に関する質問を発した西側当局者の詳細には触れなかった。 アブドラヒアン外相はレバノンでヒズボラ幹部のハッサン・ナスララ氏とも会談。タスニム通信によると、イスラエルとハマスの

                                                                  イラン外相、イスラエルと「新たな戦端開く可能性」に言及
                                                                • 米国がイスラエルに確約、ヒズボラと全面戦争なら支援

                                                                  イスラエル軍による攻撃後、レバノン南部で立ち上る煙=6月21日撮影/Ramiz Dallah/Anadolu/Getty Images (CNN) 複数の米高官が首都ワシントンを今週訪問したイスラエルの高官代表団に対し、北部国境でレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラとの全面戦争が発生した場合、バイデン政権はイスラエルを支援する用意があると伝えたことが分かった。米政権高官が明らかにした。 イスラエルとイランを後ろ盾とするヒズボラの間では最近、越境攻撃が増加しており、中東で新たな全面紛争が勃発する可能性に懸念が高まっている。 イスラエルのネタニヤフ首相は米国が兵器と弾薬の供与を控えていることを公然と批判し、両国当局者の間で緊迫したやり取りが起きている。 ワシントンで今週行われた一連の会談には、デルメル戦略問題相やハネグビ国家安全保障顧問を含むイスラエルの高官が参加した。バイデン政権からはサ

                                                                    米国がイスラエルに確約、ヒズボラと全面戦争なら支援
                                                                  • イラン、周辺国を相次ぎ攻撃 「報復と処罰」 中東不安定化に拍車

                                                                    イラン革命防衛隊によるミサイル攻撃を受け、抗議デモ中にプラカードを掲げる人々=イラク・アルビル16日(ロイター) 【カイロ=佐藤貴生】イランが周辺国を相次ぎ攻撃して緊張が高まっている。イラクとシリアへの攻撃に続き、16日にはパキスタン南西部バルチスタン州をミサイルと無人機で攻撃したと発表した。パキスタン外務省は17日、5人が死傷したとして「強く非難する」との声明を出した。 イランはイスラム原理主義組織ハマスへの攻撃を続けるイスラエルや後ろ盾の米国と対立し、中東の親イラン民兵組織は紅海などで攻撃を強化している。イラン自らも行動をとることで地域の不安定化に拍車がかかっている。 国営イラン通信などによると、イランはバルチスタン州にあるスンニ派民兵組織の基地2カ所を攻撃した。この組織はシーア派大国イランでも反体制活動を行っており、昨年12月にはイラン南東部で警察署を襲撃、18人が死傷した。イラン政

                                                                      イラン、周辺国を相次ぎ攻撃 「報復と処罰」 中東不安定化に拍車
                                                                    • 揺れるロシアの勢力圏 もう1つの「戦争」でロシア離れが加速? | NHK

                                                                      「ロシアに裏切られ、私は故郷を失いました」 涙ながらにこう打ち明けたのは、ロシアの南に位置するアルメニアにいる女性です。 アルメニアは去年、隣国アゼルバイジャンとの武力紛争に敗れ、12万人を超える避難民が発生する事態となりました。 ロシアのプーチン大統領がみずからの“勢力圏”とみなしてきた旧ソビエト諸国。 ウクライナへの侵攻を始めてからまもなく2年となりますが、その“勢力圏”で、ロシア離れの動きが顕在化しています。 (モスクワ支局記者 禰津博人) アルメニアとは? ロシアの南側に位置し、トルコやイランと接しているアルメニア。 4世紀、世界で最も古くキリスト教を国教とした国としても知られています。 旧ソビエトを構成していた共和国の1つで、人口はおよそ280万。 公用語のアルメニア語とともに多くの国民はロシア語も話し、エネルギーや経済でもロシアに依存しています。 アルメニアの首都エレバン ただ

                                                                        揺れるロシアの勢力圏 もう1つの「戦争」でロシア離れが加速? | NHK
                                                                      • イスラエル軍 ガザ地区に加え隣国レバノンへも攻撃強める | NHK

                                                                        イスラエル軍は8日もガザ地区への地上作戦と空爆を続け、ガザ地区の保健当局は過去24時間で249人が死亡したとしています。 一方で、イスラエル軍は隣国レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラの幹部を殺害するなどレバノンへの攻撃も強めていて、地域の緊張がさらに高まることが懸念されています。 イスラエル軍は8日、南部ハンユニスでイスラム組織ハマスの武器庫など30の標的を攻撃したほか、多数の戦闘員を殺害したと発表しました。 また、パレスチナの地元メディアは、ハンユニスのほか、中部にあるマガジ難民キャンプでも激しい攻撃が行われたと伝えていて、ガザ地区の保健当局は8日、過去24時間にイスラエル軍の攻撃で249人が死亡し、これまでの死者は2万3084人に上るとしています。 一方、イスラエル軍は隣国レバノンへの攻撃も繰り返していて、南部に拠点を置くイスラム教シーア派組織ヒズボラは8日、イスラエル軍の攻撃で

                                                                          イスラエル軍 ガザ地区に加え隣国レバノンへも攻撃強める | NHK
                                                                        • イスラエル首相 ガザ地区での戦闘収束させヒズボラとの戦闘へ | NHK

                                                                          イスラエルのネタニヤフ首相は、ガザ地区でのイスラム組織ハマスに対する激しい戦闘を近く収束させ、軍の部隊を隣国レバノンとの国境方面に振り向けて、イスラム教シーア派組織ヒズボラとの戦闘に充てる可能性を示唆し、紛争が拡大することが懸念されます。 ネタニヤフ首相は23日、イスラエルのテレビ局のインタビューの中でガザ地区での戦闘について「戦争が終わる訳ではない」として、ハマスの壊滅と人質の解放に向けた作戦は継続するとしながらも「激しい戦闘の段階は終わりつつある」と述べ、激しい戦闘を近く収束させる可能性に言及しました。 そのうえで「激しい戦闘の段階が終われば、部隊をイスラエル北部に動かす可能性がある」と述べ、隣国レバノンとの国境方面に軍の部隊を振り向け、レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラとの戦闘に充てる可能性を示唆しました。 イスラエルとレバノンの国境付近では、連日イスラエル軍とハマスとの連帯を

                                                                            イスラエル首相 ガザ地区での戦闘収束させヒズボラとの戦闘へ | NHK
                                                                          • 2023年パレスチナ・イスラエル戦争 - Wikipedia

                                                                            2023年パレスチナ・イスラエル戦争(2023ねんパレスチナ・イスラエルせんそう)は、2023年10月7日より続いている、パレスチナのガザ地区を支配するハマース(ハマス)とイスラエルとの間の戦争(「紛争」とも呼称される)である。 戦闘はハマースの攻撃で開始され、ハマースはイスラエル領内に数千発のロケット弾を撃ち込むとともに、ガザ地区近隣のイスラエル南部各地に戦闘員を侵入させて民間人多数を殺傷・拉致した(レイム音楽祭虐殺事件など)。これに対してイスラエルは軍を動員して反撃を開始し[9]、領域内のハマースを押し返した後ガザ地区を閉鎖、さらに大規模な空爆及び地上侵攻を行った。現在も戦闘は継続中であり、ガザ地区の一般市民などを中心に多数の死傷者が出ている。 なお、パレスチナ自治政府は対イスラエル奇襲には関与をしておらず、パレスチナの大統領マフムード・アッバースは「ハマースはパレスチナ人の代表ではな

                                                                              2023年パレスチナ・イスラエル戦争 - Wikipedia
                                                                            • 【解説】イスラエルとハマスの軍事バランス

                                                                              パレスチナ自治区ガザ地区に対して行われるイスラエルの空爆(2023年10月14日撮影)。(c)Aris MESSINIS / AFP 【10月19日 AFP】イスラエルは世界有数の軍事力を誇り、米国からも大きな支援を受けている。一方のイスラム組織ハマス(Hamas)は、パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)を実効支配する高度に訓練された武装集団で、中東地域に強力な同盟国や組織が存在する。 ハマスによる7日の大規模奇襲攻撃を皮切りに武力衝突に発展した双方は、ガザ地区での地上戦をにらみ準備を進めている。イスラエル軍とハマスの軍事力の概要をまとめた。 ■イスラエル 英シンクタンク、国際戦略研究所(IISS)によれば、イスラエル国防軍(IDF)の兵力は16万9500人で、そのうちの12万6000人が陸軍。40万人の予備役がおり、今回の衝突では既に36万人が動員された。 イスラエルには、防

                                                                                【解説】イスラエルとハマスの軍事バランス
                                                                              • 拿捕された日本郵船運航の輸送船 イエメンの武装勢力が観光施設に

                                                                                イエメン沖の紅海で拿捕(だほ)された日本郵船運航の自動車輸送船「ギャラクシー・リーダー」を、船を乗っ取ったイエメンの反政府武装勢力フーシが観光用に使っている様子を紹介する動画を、ロイターが配信した。フーシは11月、輸送船を拿捕したことを発表している。ロイターによると、動画は、今月5日にイエメンのAL-SALIF沖で撮影された。輸送船は海水浴場の沖に停泊しており、観光客は小さい漁船で運ばれていく。人々は船側のはしごや船内の階段を通じて甲板に出ることができ、記念撮影している人もいる。船の上部には、イエメンとパレスチナの旗が掲げられている。イスラム教シーア派の武装勢力フーシはイエメン北部を拠点とする。イスラム教シーア派のイランの支援を受けて、パレスチナ自治区ガザでの戦闘に乗じて、イスラエルへミサイルを撃ち込んでいる。フーシの広報担当者は「私たちはイスラエルの船に乗っている。船は、イスラエルに船を

                                                                                  拿捕された日本郵船運航の輸送船 イエメンの武装勢力が観光施設に
                                                                                • 「ガザ危機はネタニヤフ氏に責任」テルアビブ大 エラン・ヤシブ教授

                                                                                  パレスチナ情勢やイスラエル政治について欧米などのメディアで積極的に発言しているイスラエルのテルアビブ大教授、エラン・ヤシブ氏がオンラインで産経新聞のインタビューに応じた。同氏はイスラム原理主義組織ハマスによるイスラエル攻撃を非難しつつ、今回のガザ危機の根本原因はイスラエルのネタニヤフ首相の誤ったパレスチナ政策にあると指摘し、主要国はネタニヤフ氏に引導を渡すべきだと訴えた。(ロンドン 黒瀬悦成) --ハマスによる大規模攻撃をどうみる 「ハマスは過激で攻撃的な組織だ。イスラエルはハマスが二度と攻撃を仕掛ける気を起こさないよう反撃する権利があるし、反撃すべきだ。さもないとハマスに加え、レバノンのイスラム教シーア派民兵組織ヒズボラなどもイスラエルを攻撃してくるだろう」 「その上で強調したいのは、今回の事態はパレスチナ自治政府が統治するヨルダン川西岸とハマスに支配されたガザの『分割統治』を図るという

                                                                                    「ガザ危機はネタニヤフ氏に責任」テルアビブ大 エラン・ヤシブ教授