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スーダンの検索結果1 - 40 件 / 47件

スーダンに関するエントリは47件あります。 軍事国際news などが関連タグです。 人気エントリには 『WEB特集 女性器切除の痛み | NHKニュース』などがあります。
  • WEB特集 女性器切除の痛み | NHKニュース

    スーダン。アフリカ大陸でエジプトの南に位置するこの国は、FGMの実施率が世界でも高い国の1つです。ユニセフ=国連児童基金のまとめでは、15歳から49歳までの女性のうち、実に87%がFGMを経験しています。 南部のホワイトナイル州で暮らすファティマ・ハッサンさん(28)がFGMを受けたのは7歳の時のこと。姉と一緒でした。 先に施術を受けた姉は、大声で泣き叫びました。何をされるのか知らなかったファティマさんはそれを見て逃げ出しましたが、連れ戻された後、意識を失ったと言います。 この時の恐怖はトラウマとなって、ファティマさんの心に深く刻まれました。そして性器を切除されたことは、その後の人生にも暗い影を落としています。 ファティマさん 「当時はショックで、食べ物がのどをとおりませんでした。今も、結婚後のことを考えると恐ろしく感じます。結婚して初めての夜に死ぬかもしれない。出産する時に死ぬかもしれな

      WEB特集 女性器切除の痛み | NHKニュース
    • 女性器切除を犯罪化 スーダン統治機構が承認

      スーダンの首都ハルツームの女性たち(2020年5月5日撮影)。(c)ASHRAF SHAZLY / AFP 【7月11日 AFP】スーダンの統治機構である「最高評議会(Sovereign Council)」は10日、同国に広がる慣習の女性器切除(FGM)を犯罪とする法律を裁可した。同国法務省が発表した。 同省の発表によると、軍人と文民で構成される最高評議会は、「女性の尊厳を傷つける」長年の慣行である女性器切除の犯罪化を含んだ一連の法案を承認した。 同国では、長年強権支配を続けてきたオマル・ハッサン・アハメド・バシル(Omar Hassan Ahmed al-Bashir)前大統領が、数か月にわたって続いた改革を求める大衆デモを受けて失脚。女性たちが重要な役割を果たしたデモから1年後、今回の改革が実現した。 内閣は4月、女性器切除を施した人物を処罰する刑法の改正を承認。同国法務省は、「女性器

        女性器切除を犯罪化 スーダン統治機構が承認
      • スーダン「バイオハザードのリスク」 研究所占拠で=WHO

        [ジュネーブ 25日 ロイター] - 世界保健機関(WHO)は25日、戦闘が続くアフリカ北東部スーダンの首都ハルツームにあるはしか、コレラ菌などの危険な病原菌を保管する国立公衆衛生研究所が占拠され、病原菌が外部に流出する「高いバイオハザード(生物災害)のリスク」があると警告した。戦闘を繰り広げているスーダンの正規軍と準軍事組織「即応支援部隊(RSF)」のいずれかに占拠されたと明らかにした。 WHOのニマ・サイード・アビッド氏はスーダンからビデオでジュネーブの記者団に対して「主な懸念事項は、研究所の専門家が入って利用されかねない生体物質や薬物を安全に確保できないことだ」と指摘した。いずれの側が研究所を占拠したかについては特定を避けた。

          スーダン「バイオハザードのリスク」 研究所占拠で=WHO
        • スーダン危機「世界の悪夢」になる可能性、前首相が懸念 - BBCニュース

          2019~2022年に2回首相を経験したアブダラ・ハムドク氏は、紛争がシリアやリビアでのものより悪くなる可能性があると指摘。戦闘が続けば「世界にとっての悪夢」になると語った。

            スーダン危機「世界の悪夢」になる可能性、前首相が懸念 - BBCニュース
          • 自衛隊は「トヨタ車」を持参 スーダン邦人救出に成功 なぜ「邦人救出専用車」は使われなかったか | 乗りものニュース

            内乱続くスーダンから自衛隊機が邦人救出に成功しました。現地にどんな装備を持ち込んだのかも、徐々に判明しつつあります。ただ車両については邦人救出用として導入したものが使われなかったとか。その理由を推察します。 スーダンに派遣された「高機動車」って? 国軍と準軍事組織が政権を巡る争いを繰り広げているアフリカのスーダン共和国。すでに数百人の犠牲者と数千人の負傷者が出ているなか、日本政府は退避を希望する在スーダン邦人を救助すべく自衛隊を近隣国のジブチに派遣し、同国北部にあるポートスーダンから自衛隊の輸送機でジブチまで避難させることに成功しました。 一部メディアによると、このとき航空自衛隊の輸送機に搭載されていたのは陸上自衛隊の高機動車であったと報じられています。一方で、在外邦人救出の専用車である輸送防護車は使われなかった模様。一体なぜでしょうか。 拡大画像 国際活動教育隊における邦人輸送時の突発事

              自衛隊は「トヨタ車」を持参 スーダン邦人救出に成功 なぜ「邦人救出専用車」は使われなかったか | 乗りものニュース
            • 在留邦人ら45人 ジブチに退避 新たに8人出国 希望の全邦人退避 | NHK

              情勢が悪化しているアフリカのスーダンから在留邦人を退避させるために派遣された自衛隊の輸送機は、スーダン国内の空港で在留邦人など45人を乗せ、周辺国ジブチに退避させました。 また政府は、新たに8人がフランスの協力を受けて出国し、希望していたすべての在留邦人が退避したと明らかにしました。 ジブチに派遣された航空自衛隊のC2輸送機は、日本時間の24日夕方、ジブチの空港を離陸し、スーダン東部の都市、ポートスーダンの空港で在留邦人41人とその家族の外国人4人の合わせて45人を乗せました。 そして、日本時間の25日午前1時すぎ、ジブチの空港に到着し、45人を退避させました。 関係者によりますと、退避した人たちはスーダンの首都ハルツームから、複数のグループに分かれて陸路で空港に移動したということです。 海外に滞在している日本人の自衛隊機による輸送は、今回で6回目です。 ジブチに入った武井外務副大臣により

                在留邦人ら45人 ジブチに退避 新たに8人出国 希望の全邦人退避 | NHK
              • 首都で戦闘 アフリカ スーダン なぜ軍内部で衝突?いったい何が? | NHK

                軍とその傘下にある準軍事組織が激しく衝突しているアフリカのスーダン。 これまでに400人以上が死亡、各国の政府が自国民を国外に退避させる動きが進んでいます。 スーダンでいったい何が起きているのか。 なぜ軍内部で衝突しているのか。 詳しく解説します。 (カイロ支局記者 スレイマン・アーデル/国際部 小島明) スーダンってどこにある? アフリカの北東部に位置するスーダンは人口4500万あまり。 世界最長のナイル川が流れ、国土は日本のおよそ5倍。アフリカの中では3番目に大きな国で天然資源も豊富です。 そもそもスーダンってどんな国? スーダンでは長年、独裁的な政権が続いてきました。しかし、2019年4月、パンや燃料の値上げに抗議する市民のデモをきっかけに、軍がクーデターを起こして独裁的なバシール大統領は失脚しました。 バシール元大統領(2015年) クーデターの後、暫定統治を続けていた軍は民主化勢

                  首都で戦闘 アフリカ スーダン なぜ軍内部で衝突?いったい何が? | NHK
                • 【詳細】スーダン 退避の日本人“銃撃かなり激しかった” | NHK

                  政府はアフリカ・スーダンから退避した日本人ら45人に続き、日本時間の25日未明にかけて新たに8人が出国し、首都・ハルツームで希望していた全ての在留邦人が退避したと明らかにしました。 一方、情勢が比較的安定しているとみられるスーダン南部には、退避を希望する在留邦人1人が残っているとして、支援を続けることにしています。 日本人の退避をめぐる動きと、現地の最新状況を随時更新でお伝えします。 現地では電力や水の供給滞り 治安の悪化も深刻 アフリカのスーダンで戦闘を続けている軍と準軍事組織のRSF=即応支援部隊は、新たに25日から72時間の停戦に合意しました。しかし、停戦が発効した後も現地では銃声や爆発音が聞こえ、双方が互いを停戦に違反していると非難していて戦闘が収まるかは予断を許さない状況です。 スーダンでは今月15日以降、軍と準軍事組織のRSF=即応支援部隊との間で武力衝突が起き、WHO=世界保

                    【詳細】スーダン 退避の日本人“銃撃かなり激しかった” | NHK
                  • ワグネルがスーダンの準軍事組織に兵器供与、証拠浮上 CNN EXCLUSIVE

                    ロンドン(CNN) ロシアの民間軍事会社ワグネルがスーダンの準軍事組織「即応支援部隊(RSF)」に対して、国軍との戦闘を支援するためにミサイルを供与していることが分かった。スーダンや地域の外交筋がCNNに明らかにした。 スーダンではRSFのダガロ司令官と、軍事指導者で国軍トップでもあるブルハン将軍が権力争いを繰り広げている。複数の情報筋によると、供与された地対空ミサイルはRSFの戦闘員やダガロ氏にとって大きな追い風になっているという。 隣国リビアを捉えた衛星写真には、ワグネルの基地での活動が異常に増加している様子が写っており、こうした主張を補強している。リビアではワグネルの支援を受ける反政府のハフタル将軍が国土の広い部分を支配する。 ワグネルはウクライナでのロシアの軍事作戦で公然と重要な役割を果たし、残虐行為に及んだとの批判を繰り返し受けている。アフリカでは、ワグネルはロシアの影響力の強化

                      ワグネルがスーダンの準軍事組織に兵器供与、証拠浮上 CNN EXCLUSIVE
                    • 「私の子供は飢餓で死にました」ウクライナ戦争の被害がアフリカ東部で深刻化している | コスト上昇で援助も手薄に

                      ロシアによるウクライナ侵攻の影響は世界のあらゆる場所に及んでいる。 両国からの輸入農産物に大きく依存してきた東アフリカは、今回の侵攻を受けて食料価格が上昇。干ばつなどで、すでに深刻な状態だった飢餓がさらに悪化している。 こうした食糧危機については世界的な議題になっていないものの、今すぐ援助が必要なほど事態は深刻だ、と支援団体は米紙に語っている。 1300万人以上が深刻な飢餓 最初に干ばつが訪れ、川が干上がった。ルキヤ・フセイン・アーメッドと家族は、不毛となったソマリア南西部の地方から逃げ出したが、その過程で2人の子供の命が奪われた。 そして、ウクライナで戦争が始まり、食料価格は高騰。首都モガディシュの郊外にたどり着いた後も、アーメッドは、残る2人の子供を生き延びさせようと必死になっている。 2022年3月29日 ソマリアの首都モガディシュ郊外にある国内避難民のキャンプ。干ばつの影響を受けた

                        「私の子供は飢餓で死にました」ウクライナ戦争の被害がアフリカ東部で深刻化している | コスト上昇で援助も手薄に
                      • ナイル川沿いに作られた古代の構造物が「川の流れを制御する世界最古のシステム」だったことが判明

                        アフリカ大陸北東部を流れるナイル川は、古来より多くの人々を養ってきた歴史的に重要な河川であり、エジプトでピラミッドが建設された際には物資運搬にも利用されていました。新たに、西オーストラリア大学・大英博物館・スーダン国立古物博物館公社などからなる国際的研究チームの調査で、スーダン北部からエジプト南部のナイル川沿いに作られた構造物が、「川の流れを制御する世界最古のシステム」だったことが判明しました。 Three thousand years of river channel engineering in the Nile Valley - Dalton - Geoarchaeology - Wiley Online Library https://doi.org/10.1002/gea.21965 Walls along River Nile reveal ancient form of hy

                          ナイル川沿いに作られた古代の構造物が「川の流れを制御する世界最古のシステム」だったことが判明
                        • 「クーデター」のスーダン、暫定政府を解散 非常事態宣言

                          スーダンテレビで演説する、アブドルファタハ・ブルハン氏。同テレビ提供の動画より(2021年10月25日撮影)。(c)AFP PHOTO / SUDAN TV 【10月25日 AFP】軍部隊による「クーデター」が起きたとされるスーダンで25日、民政移管を担ってきた統治評議会の議長で軍出身のアブドルファタハ・ブルハン(Abdel Fattah al-Burhan)氏が、暫定政府と同評議会の解散を発表し、全土に非常事態を宣言した。 この数時間前には同国情報省が、首相を含む、暫定政府および統治評議会の文民メンバーの大半が拘束されたと発表していた。 ブルハン氏は、「民政移管」に向けた尽力を強調。その上で、「国家運営能力のある」政府を樹立する意向を示した。また、最高裁判所をはじめとする国の機関の設置を約束した他、先に調印した国際社会との合意を引き続き順守していくと述べた。(c)AFP

                            「クーデター」のスーダン、暫定政府を解散 非常事態宣言
                          • 紛争激化のスーダン、首都路上に遺体散乱

                            【11月9日 AFP】スーダンでは、国連(UN)がダルフール(Darfur)地方での正規軍と準軍事組織の戦闘の激化に警鐘を鳴らす中、首都ハルツームの一部地区の路上に遺体が散乱している。 ハルツームのナイル(Nile)川対岸に位置するオムドゥルマン(Omdurman)在住の女性は9日、AFPの電話取材に応え、「きのう戦闘があり、軍服を着た遺体が中心部の路上に転がっている」と話した。 この証言は、他の目撃者の証言でも確認されている。 別の目撃者は、域内に唯一開院していたオムドゥルマン北部のナウ(Al-Nau)病院に砲弾が当たり、勤務していた女性が死亡したと話した。 スーダンでは4月、軍が主導する統治評議会議長のトップ、アブドルファタハ・ブルハン(Abdel Fattah al-Burhan)国軍最高司令官と、同副議長で準軍事組織「即応支援部隊(RSF)」司令官のムハンマド・ハムダン・ダガロ(M

                              紛争激化のスーダン、首都路上に遺体散乱
                            • 路上に多数の遺体放置、感染症流行の危険も スーダン

                              洪水の被害を受けたスーダンの首都ハルツームの対岸にあるオムドゥルマンで、自宅から持ち出した家具などのそばに座る人(2023年8月6日撮影)。(c)AFP 【8月9日 AFP】正規軍と準軍事組織の武力衝突が続くスーダンで、野外に何千もの遺体が埋葬されずに放置され、インフラも破壊されたことから、深刻な感染症の流行が懸念されている。英NGOセーブ・ザ・チルドレン(Save the Children)が8日、警鐘を鳴らした。 スーダンでは4月15日、軍が主導する統治評議会議長のトップ、アブドルファタハ・ブルハン(Abdel Fattah al-Burhan)国軍最高司令官と、同副議長で準軍事組織「即応支援部隊(RSF)」司令官のムハンマド・ハムダン・ダガロ(Mohamed Hamdan Daglo)氏が衝突。 紛争関連のデータ収集を専門とするACLEDによると、これまでに全国で少なくとも3900人

                                路上に多数の遺体放置、感染症流行の危険も スーダン
                              • 就活やめた一橋大生、夜の街で見つけた新たな「社交場」に描く夢:朝日新聞デジタル

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                                  就活やめた一橋大生、夜の街で見つけた新たな「社交場」に描く夢:朝日新聞デジタル
                                • スーダン、病原体流出のリスク 戦闘員が研究所占拠―WHO:時事ドットコム

                                  スーダン、病原体流出のリスク 戦闘員が研究所占拠―WHO 2023年04月25日21時46分配信 世界保健機関(WHO)本部=スイス・ジュネーブ(AFP時事) 【パリ時事】世界保健機関(WHO)高官は25日、アフリカ北東部スーダンの首都ハルツームにある国立公衆衛生研究所が正規軍か準軍事組織「即応支援部隊(RSF)」によって占拠されたと明らかにした。その上で、コレラ菌などの病原体が外部に流出する「バイオハザード(生物災害)」の危険があると警鐘を鳴らした。 最大27万人が隣国避難も スーダン衝突で国連 AFP通信などが報じた。占拠した戦闘員は研究所から関係者を閉め出し、軍事基地として使用しているという。施設にはコレラ菌やはしかウイルス、ポリオウイルスなどが保管されており、同高官は「非常に危険」な状況だと訴えた。 国際 コメントをする 最終更新:2023年04月26日12時47分

                                    スーダン、病原体流出のリスク 戦闘員が研究所占拠―WHO:時事ドットコム
                                  • アフリカに浸透するワグネル、合言葉は「駆除」「掃討」 その実態は:朝日新聞デジタル

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                                      アフリカに浸透するワグネル、合言葉は「駆除」「掃討」 その実態は:朝日新聞デジタル
                                    • 戦闘続くスーダン、背景に軍事指導者2人の主導権争い

                                      (CNN) スーダン各地で激しい戦闘が起き、平和的な民政移管の望みは断たれた。 現地では、ライバル関係にある軍事指導者2人に忠誠を誓う勢力が主導権争いをしている。例によって、最も大きな被害を受けているのは民間人であり、多数の死傷者が出ている状況だ。 以下に知っておく必要がある情報をまとめた。 戦闘の中心に権力闘争 今回の衝突の中心にいるのは、スーダン軍トップのアブドルファタハ・ブルハン氏と、準軍事組織「即応支援部隊(RSF)」のモハメド・ハムダン・ダガロ司令官の2人だ。 2人は最近まで共同歩調を取っていた。両者は2019年に協力して当時のバシル大統領を失脚に追い込み、21年の軍事クーデターでは共に主導的な役割を演じた。 しかし、民政復帰に向けRSFを国軍に統合する交渉を進める中で、緊張が高まった。 焦点となるのは、新たな権力階層の下でどちらが従属的な立場になるかだ。 複数の情報筋はこうした

                                        戦闘続くスーダン、背景に軍事指導者2人の主導権争い
                                      • スーダン反乱、全土に戦闘拡大 市街戦や空爆、180人超死亡 | 毎日新聞

                                        スーダン・ハルツーム国際空港の衛星写真。飛行機が破壊されているのが見える=17日、マクサー・テクノロジーズ提供・AP スーダンでは15日に政府系の準軍事組織「即応支援部隊(RSF)」が反乱を起こし、正規軍との交戦が始まった。首都ハルツームの大統領宮殿や国際空港、放送局といった重要施設を巡って攻防が続いている。紛争はスーダン全土に拡大しており、事態が収束するめどは立っていない。現地で活動する支援団体などにも被害が出ており、国連機関の世界食糧計画(WFP)では職員3人が戦闘の巻き添えで殺害された。 米宇宙開発企業マクサー・テクノロジーズは17日、ハルツーム国際空港の衛星写真を公開した。戦闘に伴い少なくとも航空機14機が破壊されたと分析している。同空港では民間機の運航が全面停止している。

                                          スーダン反乱、全土に戦闘拡大 市街戦や空爆、180人超死亡 | 毎日新聞
                                        • 南北スーダン係争地の村を遊牧民が襲撃か、32人死亡と現地当局

                                          【1月23日 AFP】南スーダン北部の対スーダン国境沿いで22日、南北係争地の油田地帯アビエイ(Abyei)にある村コロム(Kolom)がスーダンの遊牧民ミッセリア(Misseriya)とみられる一団に襲撃され、国連(UN)によると少なくとも19人が死亡した。一方、地元当局者は女性や子どもを含む32人が犠牲になったとしている。 アビエイは2011年の南スーダン独立以来、スーダンとの間で帰属が争われている地域。南スーダンのンゴク・ディンカ(Ngok Dinka)共同体と、放牧のためアビエイに出入りするミッセリアは長年、緊張関係にある。 2011年から現地に展開する平和維持活動(PKO)部隊「国連アビエイ暫定治安部隊(UNISFA)」は、「19人が死亡したとの報告があり、25人が負傷した。また、子ども3人が行方不明との情報がある。ディンカ共同体では家屋19棟が放火された」と発表した。 しかし、

                                            南北スーダン係争地の村を遊牧民が襲撃か、32人死亡と現地当局
                                          • ロシアがスーダンで奪う金、ウクライナ侵攻を後押し

                                            スーダン・ハルツーム(CNN) ロシアがウクライナに残忍な戦争をしかけてから数日後、赤茶色の砂に囲まれたスーダン首都ハルツームの滑走路にはロシアの貨物機の姿があった。積み荷目録にはクッキーと記載されている。スーダンからクッキーが輸出されることは、仮にあったとしても、ごくまれだ。 ハルツーム国際空港のバックオフィスでは、職員の間で激しい議論が繰り広げられていた。機内検査をすることで、親ロシア色が強まりつつあるスーダン軍指導部の機嫌を損ねるのを職員たちは危惧していた。これまで何度か怪しいロシア貨物機の出発を阻止しようとしたこともあるが止められていた。だが最終的に、職員は機内に乗り込むことに決めた。 貨物室の中には、色とりどりのクッキーの箱がずらりと並んでいた。箱の真下に隠されていた木箱には、スーダンでもっとも貴重な資源が納められていた。金だ。ざっとみて1トンはあった。 この1年半、アフリカ第3

                                              ロシアがスーダンで奪う金、ウクライナ侵攻を後押し
                                            • 南スーダン、900万人が援助必要に 国連

                                              南スーダン・グムルクで、国連世界食糧計画(WFP)の支援物資を受け取る女性(2021年6月10日撮影、資料写真)。(c)Simon Wohlfahrt / AFP 【4月18日 AFP】国連南スーダン派遣団(UNMISS)の団長を務めるニコラス・ヘイソム(Nicholas Haysom)国連事務総長特別代表は14日、武力衝突の再発と食糧危機により、南スーダンでは年末までに約900万人に対して援助が必要になると警鐘を鳴らした。 首都ジュバで記者会見したヘイソム氏は「今年、人口の3分の2に当たる約900万人が生存のための援助を必要とするだろう。うち460万人は子どもだ」と指摘。「広範囲で食料が不足するだろう。しかも気候変動や紛争、避難民などの要因で状況は悪化しつつある」と述べた。 2013~18年の内戦で対立したサルバ・キール(Salva Kiir)大統領とリアク・マシャール(Riek Mac

                                                南スーダン、900万人が援助必要に 国連
                                              • 女性器切除を犯罪化 スーダン統治機構が承認(AFP=時事) - Yahoo!ニュース

                                                【AFP=時事】スーダンの統治機構である「最高評議会(Sovereign Council)」は10日、同国に広がる慣習の女性器切除(FGM)を犯罪とする法律を裁可した。同国法務省が発表した。 【写真】秘密結社が刻む心と体の傷、女性器切除の儀式 シエラレオネ 同省の発表によると、軍人と文民で構成される最高評議会は、「女性の尊厳を傷つける」長年の慣行である女性器切除の犯罪化を含んだ一連の法案を承認した。 同国では、長年強権支配を続けてきたオマル・ハッサン・アハメド・バシル(Omar Hassan Ahmed al-Bashir)前大統領が、数か月にわたって続いた改革を求める大衆デモを受けて失脚。女性たちが重要な役割を果たしたデモから1年後、今回の改革が実現した。 内閣は4月、女性器切除を施した人物を処罰する刑法の改正を承認。同国法務省は、「女性器切除は今や、犯罪とみなされる」と述べており、最長

                                                  女性器切除を犯罪化 スーダン統治機構が承認(AFP=時事) - Yahoo!ニュース
                                                • スーダン 邦人を陸路で移動後 自衛隊機で退避の計画など検討 | NHK

                                                  アフリカのスーダンにいる日本人の退避に備えて派遣された航空自衛隊の輸送機3機が、周辺国ジブチに到着しました。 関係者によりますと、在留邦人を首都ハルツームから別の都市へ陸路で移動させ、そこから自衛隊の輸送機で退避させる計画などが検討されているということです。 スーダンの情勢が悪化する中、浜田防衛大臣は今月20日、自衛隊に対し、在留邦人の国外退避に向けて、活動拠点がある周辺国ジブチに自衛隊機を派遣し待機するよう命令しました。 これを受けて航空自衛隊のC130輸送機と、C2輸送機、KC767空中給油・輸送機の合わせて3機が22日までに日本を離陸しました。 3機は経由地で給油などを行いながら飛行し、防衛省によりますと日本時間の23日未明にかけてジブチに到着したということです。 このうち午前0時40分ごろには、C2輸送機とみられる機体が自衛隊の活動拠点があるジブチの国際空港に着陸したのをNHKの取

                                                    スーダン 邦人を陸路で移動後 自衛隊機で退避の計画など検討 | NHK
                                                  • 動いたか?「特殊作戦群」 スーダン邦人救出はいかにして行われたか 民間人になりすます専門集団も | 乗りものニュース

                                                    戦闘が激化するスーダンの邦人を保護するために派遣された自衛隊ですが、現地で活動するのは航空自衛隊の輸送機だけではありません。陸上自衛隊の地上部隊、さらには普段表には出てこない特殊部隊も派遣されたようです。 邦人保護の中心部隊「中央即応連隊」とは? 2023年4月に激化したスーダンにおける国軍と準軍事組織「RSF」との衝突。すでに多くの住民が犠牲となっており、自衛隊もスーダン在留邦人を安全な場所まで輸送することに成功したようです。 このスーダン在留邦人の退避を滞りなく行うために、防衛省は輸送機部隊を統括する航空支援集団司令官を指揮官とする「在スーダン共和国邦人等輸送統合任務部隊」を編成し、航空自衛隊の輸送機3機のほかに「誘導輸送隊」という部隊を編成・派遣しています。 拡大画像 夜間、即応態勢をとる航空自衛隊のC-2輸送機(武若雅哉撮影)。 誘導輸送隊を構成するのは、主に陸上自衛隊の陸上総隊直

                                                      動いたか?「特殊作戦群」 スーダン邦人救出はいかにして行われたか 民間人になりすます専門集団も | 乗りものニュース
                                                    • 米、スーダンの「テロ支援国家」指定を正式に解除

                                                      米ホワイトハウスで、スーダン・イスラエル間の国交正常化合意を発表した後、両国の首脳と電話で話すドナルド・トランプ大統領(2020年10月23日撮影)。(c)ALEX EDELMAN / AFP 【12月14日 AFP】米国は14日、スーダンの「テロ支援国家」指定を正式に解除した。在スーダン米大使館がフェイスブック(Facebook)への投稿で明らかにした。米国は27年前にスーダンをテロ支援国家に指定していた。 米大使館は「議会による45日間の通知期間が経過し、米国務長官は本日(12月14日)付けでスーダンのテロ支援国家指定を解除する通知書に署名した。(通知書は)連邦行政命令集(US Federal Register、官報)に掲載される」と発表した。 これに先立ちドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領が10月、指定解除の方針を発表していた。 テロ支援国家指定によって対スーダン

                                                        米、スーダンの「テロ支援国家」指定を正式に解除
                                                      • PKO終了したスーダン・ダルフールで戦闘、2日で83人死亡

                                                        スーダン・西ダルフール州の州都エルジュネイナに配備された治安部隊の車両(2016年4月2日撮影、資料写真)。(c)ASHRAF SHAZLY / AFP 【1月18日 AFP】情勢が不安定なスーダン西部ダルフール(Darfur)で戦闘が続いており、16日からの2日間で83人が死亡、160人が負傷した。地元医療従事者の団体CCSDが17日、明らかにした。同地域では、長年続いた平和維持活動(PKO)が2週間前に終了したばかり。 今回の戦闘は、スーダン暫定政府と反政府勢力が和平合意に調印した昨年10月以降に報告された中で最も激しい。この和平合意によって、広大な西部地域が武器のあふれる場所と化した長年の内戦に終止符が打たれると期待されていた。 戦闘では、西ダルフール(West Darfur)州の州都エルジュネイナ(El Geneina)のアラブ系住民と非アラブ系の部族間で対立が起きているとみられる

                                                          PKO終了したスーダン・ダルフールで戦闘、2日で83人死亡
                                                        • ノーベル平和賞の国で虐殺が…80民族の国家、理想の果てに:朝日新聞デジタル

                                                          ","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><!-- /news/esi/ichikiji/c6/default.htm -->","naka6Sp":"<!-- BFF3053 SP記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 -->","adcreative72":"<!-- BFF920 広告枠)ADCREATIVE-72 こんな特集も -->\n<!-- Ad BGN -->\n<!-- dfptag PC誘導枠5行 ★ここから -->\n<div class=\"p_infeed_list_wrapper\" id=\"p_infeed_list1\">\n <div class=\"p_infeed_list\">\n <div class=\"

                                                            ノーベル平和賞の国で虐殺が…80民族の国家、理想の果てに:朝日新聞デジタル
                                                          • ゴールドラッシュに沸くスーダン 背後にロシアの影? | NHK

                                                            灼熱の太陽が照りつける中、金の採掘に集まる男たち。 アフリカ有数の金の産地スーダンは、いまゴールドラッシュに沸いています。 しかし、その背後ではロシアの企業が違法に金を買いあさっているとの情報が。 いったいどういうことなのか?金の行方を追いました。 (カイロ支局記者 スレイマン・アーデル) 砂漠地帯に集まる男たち アフリカとアラブ諸国を結ぶ要衝に位置する、スーダン。紅海に面し、国土は日本の約5倍あり、天然資源が豊富な国です。 もともと、アフリカ有数の金の産地として知られていて、近年は新たにたくさんの金脈が見つかり、金鉱がある町は、ゴールドラッシュに沸いています。 首都ハルツームから北に車を走らせること6時間。 訪れたのはナイル川州・アベディヤ、ナイル川沿いの町ですが、広がるのは砂漠のみ。 この砂漠地帯の町は、ゴールドラッシュに沸く町の1つで、いまスーダン中から大勢の男たちが一獲千金を夢見て

                                                              ゴールドラッシュに沸くスーダン 背後にロシアの影? | NHK
                                                            • スーダン 準軍事組織 “72時間停戦に合意” 日本時間13:00から | NHK

                                                              アフリカのスーダンで軍との間で戦闘を続けている準軍事組織のRSF=即応支援部隊は、イスラム教の断食月、ラマダン明けの祝日に合わせて、72時間の停戦に合意したと21日、SNSで発表しました。 停戦期間は、現地時間の21日午前6時、日本時間の午後1時からで、市民の避難を可能にするためだとしています。 一方、スーダン軍は停戦についてまだ発表をしていません。スーダン情勢をめぐっては国連のグテーレス事務総長も20日、「市民が脱出できるよう、少なくとも3日間の停戦を求める」と述べ、ラマダン明けの祝日にあわせて停戦するよう呼びかけていました。 準軍事組織RSFとは 準軍事組織のRSF=即応支援部隊は、「ジャンジャウィード」と呼ばれる民兵組織を前身としています。 2003年に勃発し、およそ30万人が死亡したスーダン西部のダルフール紛争の際、当時のバシール政権が全面的に支援して設立し、反対派の弾圧にあたった

                                                                スーダン 準軍事組織 “72時間停戦に合意” 日本時間13:00から | NHK
                                                              • スーダンで暫定憲法に調印、8か月の混乱に終止符 喜びの声 夜更けまで

                                                                スーダンの首都ハルツームで行われた暫定憲法の調印式でポーズを取る、民政移管を求めてきたデモ隊の指導者アハメド・ラビ氏(右から2人目)と軍事評議会のアブドルファタハ・ブルハン議長(右から3人目、2019年8月17日撮影)。(c)Ebrahim HAMID / AFP 【8月18日 AFP】スーダンを暫定的に統治している軍事評議会と民政移管を求めるデモ隊の指導部は17日、民政移行期間3年3か月の共同統治について定めた暫定憲法に調印した。 祝賀は夜更けまで続き、熱狂的な群衆が首都ハルツームの通りを埋め尽くし、あふれんばかりの人を乗せた車がナイル川(Nile River)沿いの通りなどを、クラクションを鳴らしながら走り回った。 調印式はナイル川沿いのフレンドシップホール(Friendship Hall)で行われ、軍事評議会のモハメド・ハムダン・ダガロ(Mohamed Hamdan Dagalo)副

                                                                  スーダンで暫定憲法に調印、8か月の混乱に終止符 喜びの声 夜更けまで
                                                                • 「銃弾が足りない。助けて欲しい」PKOの現場で、韓国からのSOS まさかの結末:朝日新聞GLOBE+

                                                                  南スーダンのジュバで、工事現場の周辺を警戒する陸上自衛隊のPKO派遣隊員=2016年11月、仙波理撮影 13年12月当時、南スーダンには、日本など50カ国以上の約7600人で構成される国連南スーダン派遣団(UNMISS)が駐留し、平和維持活動にあたっていた。首都ジュバで同月15日、クーデター未遂事件が発生。反乱軍が各地で蜂起し、治安が急速に悪化していた時、事件は起きた。 13年12月22日の深夜、自宅に戻っていた高橋氏に事務局員から連絡が入った。防衛省が「南スーダンPKOに派遣されている現地自衛隊の部隊長が、韓国軍部隊長から要請された話」を伝えてきたという説明だった。韓国側は「銃弾が足りない。何とか助けて欲しい」と訴えているという。 韓国軍の工兵部隊は当時、ジュバから約200キロの東部ジョングレイ州ボルで学校建設にあたっていた。同地は、18日に反乱軍に制圧された。韓国軍はボルの宿営地に避難

                                                                    「銃弾が足りない。助けて欲しい」PKOの現場で、韓国からのSOS まさかの結末:朝日新聞GLOBE+
                                                                  • スーダンを翻弄する、「野心丸出し」2人の軍人による「醜い権力争い」

                                                                    ケニア・ナイロビのジョモ・ケニヤッタ国際空港に到着したスーダンからの避難民。ケニア国防軍(KDF)による手続きを待つために軍用機で待機(2023年4月24日撮影)Thomas Mukoya-REUTERS <「エジプトの影がちらつく国軍の指導者」vs「アラブ諸国とつながる軍事組織RSF司令官」。2人の男の確執が国を地獄に突き落とす> スーダンの事実上の支配者であるアブデル・ファタハ・ブルハン将軍と、準軍事組織・即応支援部隊(RSF)を率いるモハメド・ハムダン・ダガロ司令官。この2人の軍人の確執がいつか大きな衝突をもたらすことを、専門家は長い間危惧してきた。 4月18日の時点で、国軍とRSFの衝突による死者は185人を超えた。首都ハルツームには散発的に銃声が鳴り響き、大規模な停電が起こり、空港では民間機が被弾した。衝突はエチオピアとの国境地帯にも及んでいるらしい。 ブルハンとダガロの対立が表

                                                                      スーダンを翻弄する、「野心丸出し」2人の軍人による「醜い権力争い」
                                                                    • 南スーダン大統領、副大統領に長年の政敵を任命

                                                                      南スーダンの首都ジュバで、会談後の記者会見で握手するサルバ・キール大統領(左)と、反政府勢力を率いるリヤク・マシャール前副大統領(2019年12月17日撮影)。(c)Majak Kuany / AFP 【2月22日 AFP】南スーダンのサルバ・キール(Salva Kiir)大統領は21日、反政府勢力を率いるリヤク・マシャール(Riek Machar)氏を副大統領に任命した。両者はこの前日、統一政府を発足することで合意し、6年以上続いた内戦の終結に向けてようやく前進したばかり。 大統領令は、国営南スーダン放送公社(SSBC)で放送された。 マイケル・マクエイ(Michael Makuei)情報・通信・郵政相はAFPに対し、大統領令には「副大統領の任命と国家・州レベルでのすべての機関の解体」が含まれていると述べ、副大統領らの宣誓式は22日に行われ、その後、閣僚の任命と、10州の知事と3行政区の

                                                                        南スーダン大統領、副大統領に長年の政敵を任命
                                                                      • 西ダルフール州都で連日の戦闘、少なくとも132人死亡 スーダン

                                                                        【4月8日 AFP】(更新)スーダン・西ダルフール(West Darfur)州の州都ジェネイナ(El Geneina)で民族間衝突が発生し、戦闘が連日続いている。同州知事は8日、医療当局からの報告として、これまでに少なくとも132人が死亡したと発表した。 戦闘は3日、マサリート人とアラブ系部族との間で始まった。国連(UN)によると数千人が避難を余儀なくされ、隣国チャドまで逃げた人もいる。 地元住民と国連によれば、銃撃や砲撃を含む戦闘が連日続き、発電所が破壊されたほか、救急車や病院への攻撃もあり被害が出ている。スーダン政府は5日、非常事態を宣言し、西ダルフール州に治安部隊を派遣した。 国連は、人道支援の主要拠点であるジェネイナへの航空機の乗り入れと現地での援助活動を中止した。これにより70万人余りに影響が出るとしている。 スーダン西部のダルフール地方は、2003年に始まった紛争で荒廃した。独

                                                                          西ダルフール州都で連日の戦闘、少なくとも132人死亡 スーダン
                                                                        • 【解説】国際社会が「無視」するスーダンの内戦では何が起きているのか | 数ヵ月以内に23万人が餓死する可能性

                                                                          世界の目がイスラエルとハマス、そしてロシアとウクライナの戦争へ向いているなか、2023年4月から続いているスーダンの内戦は状況が悪化し続けている。ヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)は同国で「大量虐殺がおこなわれている可能性が高い」と警告し、支援の必要性を訴えた。 誰が戦っているの? スーダン政府軍(SAF)と準軍事組織「迅速支援部隊(RSF)」の間で衝突が起きている。首都ハルツームで戦いが勃発し、国中へ広がった。 米メディア「ヴォックス」によれば、なかでも西部のダルフールでは「アラブ人が多数派であるRSF戦闘員が、地域の少数民族を標的にした殺人と性的暴力をおこなったとして告発されている」という。

                                                                            【解説】国際社会が「無視」するスーダンの内戦では何が起きているのか | 数ヵ月以内に23万人が餓死する可能性
                                                                          • スーダン武力衝突 資源や利権に群がる中東とロシア

                                                                            アフリカ北東部スーダンの武力衝突は発生から3週間以上経過した現在も戦闘終結の見通しはない。日本は自衛隊機を派遣して邦人の救出に当たり、退避した約50人が無事帰国した。衝突は正規軍と準軍事組織による権力闘争だが、同国の金や石油などの鉱物資源や利権に群がる各国の思惑がその背景にある。 繰り返されるクーデターと権力衝突 衝突は4月14日に発生した。事実上の軍事政権である「統治評議会」の議長、ブルハン将軍率いる正規軍と、準軍事組織「即応支援部隊(RSF)」の対立が戦闘に発展した。 RSFの司令官は統治評議会副議長のダガロ将軍だ。勢力は両勢力とも10万人規模で拮抗しているため、泥沼化が懸念されている。国連によると、これまでに死者512人、負傷者4千人強が出ている。 スーダンはアフリカで3番目の広さを持つ大国で、人口は約4700万人。大河ナイル川が流れているため肥沃な大地に恵まれており、農業発展の可能

                                                                              スーダン武力衝突 資源や利権に群がる中東とロシア
                                                                            • 実はエジプトより多い、スーダンの知られざるピラミッドを巡る 写真13点

                                                                              エジプトからナイル川をさかのぼった先にある国スーダン。古代、この地は農業で栄え、神々や王、貴族のために巨大な神殿や墓が建造された。今も約255のピラミッドが残っているが、これは隣国エジプトにあるピラミッドの数の約2倍に当たる。(参考記事:「エジプトだけじゃない! 世界のピラミッド大集合」) にもかかわらず、これまでスーダンの古代遺跡を巡る旅をした人は多くない。というのも、2度の内戦(1956~1972年と1983~2005年)、2011年の南スーダン建国に至るまでの独立戦争、そして2021年のクーデターによって、スーダンの観光業は成長の機会をことごとく奪われてきたからだ。クーデター後の混乱が続いている今も、スーダンへの旅行は推奨されていない。 しかし、そこは魅力的な遺跡の宝庫。ソレブの巨大な神殿から世界遺産のピラミッド群まで、ナイル川をさかのぼりながらスーダンの歴史をたどる旅を紹介しよう。

                                                                                実はエジプトより多い、スーダンの知られざるピラミッドを巡る 写真13点
                                                                              • スーダン、「本格的な内戦」突入の恐れ 国連事務総長

                                                                                スーダンの首都ハルツームの対岸にあるオムドゥルマン郊外で、砲撃によるがれきの中を歩く男性(2023年7月4日撮影)。(c)AFP 【7月10日 AFP】国連(UN)のアントニオ・グテレス(Antonio Guterres)事務総長は9日、スーダンで住宅地区が空爆され、20人以上の民間人が死亡したのを受け、「本格的な内戦」に発展する恐れがあると警鐘を鳴らした。 スーダンでは正規軍と準軍事組織「即応支援部隊(RSF)」との戦闘が3か月近く続いており、これまでの死者は約3000人に上る。 保健省は、首都ハルツームの対岸にあるオムドゥルマン(Omdurman)が8日に空爆され、民間人22人が死亡し、多数の負傷者が出ていると明らかにした。 RSF側は31人が死亡したとしている。 ファルハン・ハク(Farhan Haq)国連事務総長副報道官によると、グテーレス氏はオムドゥルマンへの空爆を非難。「今なお

                                                                                  スーダン、「本格的な内戦」突入の恐れ 国連事務総長
                                                                                • ロシア、スーダンから200人超退避

                                                                                  【5月2日 AFP】ロシア国防省は2日、正規軍と準軍事組織「即応支援部隊(RSF)」との戦闘が続くスーダンから、軍用機4機によって200人以上を退避させていると発表した。 退避対象は外交官や軍関係者、自国民の他、「支援要請があった旧ソ連構成国や友好国」の市民だとしている。 スーダンでの衝突による死者は500人を超えた。国内避難民が多数出ている他、外国人や国際機関職員も相次いで退避している。 スーダン、ロシア両国は歴史的に友好な関係を築いてきた。また同国の民間軍事会社ワグネル(Wagner)も長年スーダンで活動しており、金鉱の警備などを支援している。(c)AFP

                                                                                    ロシア、スーダンから200人超退避

                                                                                  新着記事