ベルギー東部の地方都市で今月24日、クルド人の祭り「ネウロズ」開催後にクルド人とトルコ人の間で殴り合いが発生し暴動に発展。28日にはフランス・パリの国際空港でクルド人が入国警備官らと衝突する事件が発生した。ベルギー在住の日本人男性は産経ニュースへメールを寄せ、「日本で不法滞在状態の人もいるクルド人の行動の背景を知るために、欧州の状況を日本でも報道してほしい」と訴えた。 ベルギー大手紙ヘット・ニウスブラットによると、首都ブリュッセルに近いルーベン市で24日、ネウロズの祭りが開かれ、国内外から約5千人のクルド人が集まった。そのうちのグループが同国東部の地方都市にあるトルコ人集住地区へ向かい、クルドの旗やトルコの非合法武装組織「クルド労働者党(PKK)」のスローガンや写真を掲げてトルコ人を挑発したという。 両者は各所で暴動状態となり、機動隊が出動、大型放水銃などで鎮圧したという。一連の事件で6人